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観劇レポート その6「ジム・ボタンの機関車大旅行」in子ども劇場

時はさかのぼるのですが、サマータイム事件のあった3月25日、ベロニカと一緒に子ども劇場に行き「ジム・ボタンの機関車大旅行」を見てきました。

「ジム・ボタン〜」はミヒャエル・エンデの児童文学作家としてのデビュー作で、機関士ルーカスと黒人の少年ジム・ボタンが機関車エマに乗って海を越え、中国のお姫様を竜から救い出す冒険物語です。前にクリスティーネと行ったのはミュージカルでしたが、こちらはこの劇場付き劇団のオリジナル芝居です。

日曜ということで、会場は大入り満員。やはり「ジム・ボタン〜」は人気です。わいわいとした雰囲気の中、幕が開きました。しつこいほどこの劇場に足を運んでいるせいで、役者さんの顔も覚えてしまいました。前回ホッツェンプロッツをやっていた役者さんが今回はルーカスに、おとぼけ食いしん坊のゼッペルを演じていた女優さんがジム・ボタンになっていました。

さて、芝居の内容はというと、これがまあ、すごく良かったのです。まず、機関車エマがすばらしかった。小さいけれど、ちゃんと人を乗せて動く上に、立派なライトがぴかぴか光り、煙突から煙まで出ます。原作通りの魅力的なエマです。

ストーリーも驚くほど原作に忠実で、場面転換もスムーズ、舞台美術も魅力的でした。特にジムとルーカスが「黒岩地帯」で前に進めなくなってしまう場面は、舞台上にエマのライトだけが浮かび上がり、ほーとため息が出るほど幻想的でした。(ミュージカルでは、このシーン自体カットでした…)

悪役ドラゴン「ミセスイッポンバ」の目もぴかぴか光って気色悪く、見かけ巨人トゥー・トゥーさんも一歩歩くごとにちゃんと大きくなったり小さくなったりしました。

そして、なんと言ってもジムとルーカスがよかった!2人がちゃんと物語を引っ張っていってくれました。実は前に見たミュージカルでは、脚本家クリスティアン・ベルクが目立ちすぎてジムとルーカスはなんか影が薄かったんですよね。あれはあれで、とても楽しかったのですが、今回のは、お話の肝心なところをちゃんと分かって作られてる感じがして、私としてはうれしかったです。

あと、個人演技賞をあげたいのは「ソデワキ氏」。原作ではすんごく脇役で、出番も少ないのですが、役者さんが話し方や動きでこの紳士の生真面目っぷりを見事に演じておられて、素晴らしい!ソデワキ氏が出てるシーンではずっと彼を見てました。

最後はエマの子どものちび機関車モリーが舞台上をピューっと走り出すというサプライズもあり、大満足お腹いっぱいで劇場をあとにしました。これで1000円は安い!

P1040519 ポスターです。








P1040780 原作の邦訳本。国際児童文学館で借りてあらためて読みました。








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コメント

ちえぞうさん 元気でドイツの生活を楽しんでおられるのですね
メールを頂いたので早速見に来たのですが、ブログもこまめに更新されていて、
エライ!!  私は、3月は一度も更新してないという怠け者で (ー_ー)!!   
大好きなドイツの児童文学作品にどっぷりつかって、友だちいっぱい作って、
素敵な時間を過ごしてくださいね
玉串川沿いの桜がきれいに咲きました
今日は花冷えで少し寒かったです
また遊びに来ますね  

>ちえぞうです。おお、ありがとうございます!こまめにというよりは、いつもドカっと更新しちゃってます…。ドイツにもやっと春がきましたよー。タンポポがいっぱい咲いてます。まだ空気は冷たいですが、太陽がさんさんです。またのぞいてくださいねー。


投稿: もりたん | 2007年4月 4日 (水) 00時10分

mixiから来ました。
このコラムで、うかつにも泣きそうになりました。
子どもの頃に観た、感動したお芝居を思い出しました。

ああ、こういうお芝居。
今の日本の子どもたちにも見せてやりたいです。

この舞台も、いつか観てみたいものです……

投稿: M@K | 2007年4月11日 (水) 01時34分

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