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2007年4月

しばらくお待ちください

ちえぞうは無事ミュンスターに大移動を果たしました。

毎日小学校で子どもたちにまみれています。

まだネット環境が整わないので新しい記事が載せられないのですが、来週にはきっとなんとかなると思います。楽しみにしてくださってる方ごめんなさい。

もうしばらくお待ちください。

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ちえぞう大移動

とうとうミュンヘンを去る日がやってきました。

ほとんど徹夜で詰め込んだ大荷物を持って、ミュンスターまで移動です。
電車賃をけちって週末チケットという、青春18きっぷのような鈍行乗り放題きっぷで行くことにしたので、約12時間の長旅です。

朝6時すぎ、ドタンバタンと荷物を一階まで下ろし、あとは空き缶を捨てて寮を去るだけ。ゴミ捨て場は外にあって、スーツケースと空き缶を同時に持って出る事は難しいので、まずは空き缶だけを持って出ることにしました。お寮の玄関は、内側からも鍵を差し込んで回さなければ開きません。両手に空き缶をかかえたまま、なんとか鍵を差し込んで、回して、開けて、外に出て、バタン!「……バタン?」

…やってしまったああああー!

鍵はドアの内側に差し込んだまま。ドアはオートロック。閉め出されました。完全に。上着もかばんもお金も寮の中…。
ここへ来て、2ヶ月、一度もこんな失敗をしなかったのに、なぜなぜ、こんな最後になって!

イースター休みで寮にはほとんど人がいません。しかも土曜日の早朝。いつになったら中から人が出て来てくれるのか、全く見当がつきません。

呼び鈴らしいものは全て押し、どこかに開いてる窓はないかと寮の周りをぐるぐる回り、塀を乗り越えで中庭にも入り、鍵穴に針金を突っ込み、「早く起きてー!」とシスター・テレサの部屋の窓にテレパシーを送り、思いつく事は全てしましたが、さすがは施錠の国ドイツ、しかも修道院の建物。どこにも隙はありませんでした。

あとは大声で叫ぶか、どこかのドラマのように、シスター・テレサの窓に向かって小石を投げるくらいしかありませんでしたが、そんな事をしたら印象がめちゃめちゃ悪いまま寮を去る事になるでしょう。

万策尽きて呆然とドアの前に座り、寒さにふるえながら1時間待ったころ、奇跡のようにドアが開きました。ポルトガル人留学生のアンナが教会のミサに出かけるために出て来たのです。アンナに後光がさしておりました。

涙ながらにお礼とさよならを言ったあと、PCルームで大急ぎで次の電車を調べ、猛スピードで駅へ。すべて2時間押しです。

乗り継ぎの合間にミュンスター駅まで迎えに来てくれるホストファミリーに電話をかけて説明し、重い荷物をえんやこらとひっぱり、ベロニカからもらったバラの鉢植えにも気をつかいながら、12時間の電車の旅。荷物さえなければ結構楽しかったのですけどねー。翌日ばっちり筋肉痛になりました。

ついに駅のホームでホストファミリーのペルケ一家と出会えた時には涙が出そうでした。会って一言目は「…やっとつきました。」

お金をけちり、ドジを踏み、すべて身から出た錆なのですが、予想以上に大変な一日でした。

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いも博物館

ミュンヘンに来てすぐ、イベント情報誌を買ったのですが、その最後の方に博物館情報が載っておりまして、何気なく見ていたら驚くべき一行が…。

「Kartoffelmuseum(じゃがいも博物館)」

行かねば!行かねば!

でも金曜と土曜しか開いてなくて、祝日は休みで…と、条件が限られているので、気になりながらなかなか行けず、やっと行けたと思ったらイースター休みで閉館で(泣)、とうとうミュンヘン最終日にバタバタで行く事になってしまいました。

周りの人に「今日はいも博物館に行かなければならないの!」と言うと、かなりウケ呆れられました。

世界で唯一じゃがいもをテーマにしたミュージアム、というこの博物館は、企業の事務所風の建物の一角にあります。昔、この建物に裏にドイツの有名なじゃがいも加工会社「pfanni」の工場があったそうです。

館内は残念ながら撮影禁止だったのですが、かなり面白かったです。基本的には博物館というより美術館という感じで、ジャガイモを育てたり売ったり食べたりしている人々の絵画がいっぱいありました。「いもが描いてあったらなんでもええんかいっ」と突っ込みたくなるマニアックな収集でした。もちろん「ジャガイモの歴史」や「ジャガイモはこんな物にまで加工されている!」といった展示もありましたよ。

最後に受付でジャガイモハンドソープの試供品をもらい、ほくほくで帰りました。思い出に記帳もしたのですが、日本人の名前がが多くてびっくりしました。みんな「じゃがいも大好き!」「じゃがいも最高!」と書き残しています。じゃがいもファンの巡礼地のようでした。

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ミュンヘン国際児童文学館

ミュンヘンにいる間、私の生活の中心といえるほど通いつめていた国際児童文学館(Internationale Jugendbibliothek)について、今さらですが紹介したいと思います。

ミュンヘンの西のはずれ、パーシングからバスで10分ほどのところに国際児童文学館はあります。なんとブルーテンブルク城というお城の中にありまして、小川が流れ、池には白鳥が泳ぎ、中庭には花が咲きクロウタドリが跳ねまわる…夢のようなロケーションなのです。その昔バイエルン王家が狩りをするときに使っていたお城だそうです。ミュンヘンに来てすぐの頃はまだ冬景色でしたが、訪れるたびに春めいて美しくなっていくのが毎回楽しみでした。

「国際」というだけあって、ここには世界中の児童書とその研究の為の資料がそろっています。図書館は二種類あって、閲覧のみの「研究用図書館」と、子どもも利用できる「貸し出し図書館」です。

貸し出し図書館は、カードさえ作れば誰でも利用できて、一人10点まで、1ヶ月借りられて延長もできます。私も毎週大量に本やCDを借りました。

なにより嬉しいのは、世界中の本が置いてあるので日本語の児童文学もここで借りられるということです。邦訳されたドイツ児童文学もあるので、原書といっしょに借りてドイツ語の勉強をしたり、子ども劇場に行く前におさらいに読んだりすることができました。素晴らしい!(こんなに日本の児童書が充実しているのは、職員のGanzenmuller文子さんのご尽力のおかげなのです)

その他にも、ミヒャエル・エンデミュージアム、ケストナーの部屋、ビネッテ・シュレーダーキャビネット、ジェームス・クリュス塔といった作家の展示室や、特別展用のギャラリーもあり、とりあえずもうウハウハなのです。

図書館にはしょっちゅう行ってたのですが、ミュージアム系は予約が必要だったり入館料がいったりするので、ある程度まとまった時間を作ってまとめて見てしまおうと思い、ミュンヘン生活の終盤に学校が終わったあと大急ぎで行ったのですが、辞書を片手に見ているとやっぱり時間が足りず、エンデミュージアムだけは見れませんでした。

でも、普段は閉まっているケストナーやクリュスの展示室を、親切な初老の男性職員の方が丁寧に案内してくださって、とても充実したひとときでした。エンデミュージアムには夏に友達と一緒に行こうと思います。
大好きな大好きな国際児童文学館、しばらく来れなくなってしまうのが残念です。
HPはこちら。http://www.ijb.de

P1040782 湖にかかる橋をわたると…







P1040783 お城があります。ここが国際児童文学館です。






P1040369 中庭から見た風景







P1040370 貸し出し図書館や「ケストナーの部屋」がある棟






P1040371 中庭にはレストランもあります。地元の人がビール飲んでたり、いつもにぎわってます。





P1050023 池の白鳥が堰を越えられなくて困っていました…。






P1040412 犬はいいけどウンチはだめよ(笑)







P1040377 貸し出し図書館です。







P1040376 コンパクトですが落ち着いた雰囲気で、とても好きです。奥に見える部屋はクッションのある絵本の部屋。親子連れがよく絵本を読んでます。




P1040374 日本のコーナー。とっても充実してます。選書も素晴らしい!押さえるところは押さえてあるし、あまり有名でないけど私の好きな本もポコンと混じってたりして、んー、たまりません。ちゃんと分かってる人がいい仕事をしてると感じる、素敵な一角です。

P1040375 大好きな岡田淳さんの本もありました。「こんな遠い所までよく来たねー」と声をかけたくなります。





P1040862 絵本コーナー。けっこう新しいのも置いてあります。






P1040831 屋根裏にある「ビネッテ・シュレーダーキャビネット」。蔵書やおもちゃなど、仕事場の物もたくさん展示してありました。




P1040838 ビネッテ・シュレーダーさんの作品。この絵、見た事ある人多いのではないでしょうか。





P1040836 原画がいっぱい。







P1040834 蔵書もいっぱい。日本の絵本もこんなにありました。






P1040833 ほらふき男爵の木のおもちゃ。かわいすぎるー。






P1040785 併設で「不思議の国のアリス展」もやってました。






P1040852 ジェームス・クリュス塔。かなり狭くて、螺旋階段をくるくる回りながら見ます。





P1040856 ジェームス・クリュスは日本ではあまり知られていませんが、ドイツでは絵本、児童文学、詩から童謡、戯曲まで、戦後の子ども文化のためにすごい数の作品を残した大御所です。身内がいなかったために、ほとんどの遺品がこの塔のなかにあるそうです。

P1040860 絵も描ける人だったようです。すごすぎる。






P1040858 邦題「風のうしろのしあわせの島」。日本では絶版になっていますが、私が子どもの頃、大阪の国際児童文学館の閲覧室でわざわざコピーしてもらって読んだ思い出の作品です。



P1040373 もう終わってしまいましたが「イメージの図書館展」という特別展もやってました。世界中の絵本作家が架空の本の絵を描いて、それを並べて幻の図書館を作ろ うという企画です。全部この展覧会のための描きおろしというのがすごい!荒井良二さんや出久根育さんの作品もありましたよ。

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ケストナーマニア

なぜかドイツに来てから、エーリヒ・ケストナーにどっぷりはまっております。

「点子ちゃんとアントン」の映画を見に行ったのが始まりで、国際児童文学館で原作を借りて読み、ついでに借りたケストナーの伝記(大学時代に一度読んだのをもう一回読みました)に再びはまり、そこに書かれていたお墓の場所をつきとめて(なんとミュンヘンにあるのです)墓参りまでしてきました。

国際児童文学館内にも「ケストナーの部屋」というのがあり、事前予約しないと入れないのですが、もちろん入ってきました。

さらにミュンヘンの地図の中に「エーリヒ・ケストナー通り」という地名を見つけてしまい、わざわざ見に行きました。

「何があるわけでもないのにただ通りを見に来るなんて、こりゃ本格的なマニアだなー」と思いながら、通りの始まる広場できょろきょろしていると、信じられない物が目に飛び込んできました。看板に「KARTOFFEL HAUS(じゃがいもの家)」と書いてあるではないですか!

なんとジャガイモ料理専門レストラン。メニューを見ると、いもいもいも、いもだらけ。店内にもいもいもいも、いもキャラだらけ。天国です…。ケストナー様が私といもレストランを引き合わせてくれました。さすが!神!

てなわけで、途中からいもの方にそれてしまいましたが、ケストナー、お勧めです!次は生誕の地、ドレスデンにいくぞー。ゆけゆけマニア!

P1050019 これがケストナーの伝記。いいですよー。訳もいいです。実は私は大学時代にこれを読んで進路を決めました。今回2回目なのにまた大興奮してしまいました。あなたもこれを読んでケストナーにはまりましょう。


P1040874 聖ゲオルク教会にあるケストナーのお墓。予想以上にこぢんまりでしたがお花がきれいでした。





P1040873 エーリヒ・ケストナーと書いてあります。






P1040870 お墓のある聖ゲオルク教会。







P1040875 教会の中も立派です。







P1040864 国際児童文学館内の「ケストナーの部屋」。ケストナーはこの国際児童文学館設立にも貢献したのです。入り口はこんなにさりげないけれど…。




P1040849 中には初版本などお宝がいっぱい!ケストナーが座っていた椅子にも座らせてもらえて、うはうはでした。





P1050907 大学のそばの中古DVD屋さんで、「ふたりのロッテ」の映画を発見!1950年版なので、なんとナレーターとしてケストナー本人が登場します。「きゃー!ケストナーが動いてる、しゃべってる!」と一人で大興奮でした。


P1040970 そしてこれがケストナー通り。







P1040988 通りの突きあたりは、素敵な小道になっていました。






P1040972 いもレストラン!







P1040973 メニューはいもの形。







P1040977 壁にもいもだらけ。







P1040975 いもオヤジに見下ろされ…、







P1040982 いもがタバコを吸い…、







P1040984 いも兄弟はすまし顔。







P1040983 素晴らしきいも絵画。







P1040978 そして私が選んだのがこの一品。ロスティとブロッコリーのチーズがけです。幸せー。

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このまち探険

せっかくなので、これまで撮り溜めてきたミュンヘンのご近所の写真を一挙公開したいと思います。

P1040031 毎日通った道。石畳に心癒されました。







P1040036 お気に入りの町並み。パステルカラーが素敵です。






P1040105 この素敵な建物はなんでしょう?なんと歯医者さんなのです。






P1040332 寮のキッチンから見えるおうち。ムーミン谷にありそう。かわいい。






P1040034 通学路にある薬局の看板。時計になっているので毎朝大助かりでした。






P1040790 ドイツの謎のひとつ。薬局のショーウィンドウがやたらかわいい。どういうコンセプトなのでしょう。





P1040103 通学路にいるおもしろ三人組。







P1040504 雪の日はこうなってました。







P1040897 近所のパン屋さん。お店の人がとても親切。お世話になりました。






P1040041 ご近所のコンディトライ。こぢんまりしてるけどとてもいい感じです。






P1040040 お店の中。







P1040413 ご近所の子ども服セカンドハンドショップ(古着屋さん)






P1040320 近所の小学校の壁の絵がめちゃめちゃかわいくて、撮ってしまいました。






P1040318 すてき。







P1040319 たまらない。







P1040802 語学学校の前の広場には毎週木曜に市がたちました。






P1040800 鳥の丸焼き屋さん。







P1040804 これは香辛料や乾物屋さん。







P1040803 りんごばっかり屋さん。試食できます。







P1040432 街角で見つけた巨大チェス。おじちゃんたちがあーだこーだ言いながら楽しそうにやってました。

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エンデのお墓参り

先日ミュンヘンでできたお友達と一緒に、ミヒャエル・エンデのお墓参りに行ってきました。

ミュンヘン南西部のWaldfriedhofという森の墓地にあるのですが、2人とも一度行ったことがあるのですっかり油断しておりまして、墓地に着いたもののエンデのお墓がどこにあるか分からず、森の中を右往左往さまよい歩くはめに…。

天気がよく、リスが木から木へと駆けまわっていて、最初はハイキング気分だったのですが、そのうち不安になってきて、もう無理じゃないかとあきらめかけた時…、見えてきました。現れてくれました!

これがエンデのお墓です!

P1040770 本、本、本だらけ!







P1040772 中央の大きな本には、竜やユニコーンの絵が浮かび上がっていました。






P1040775 大きい本から小さい本まで…。







P1040773 あっ「はてしない物語」!アウリンだ!







P1040769 「モモ」に登場するカメのカシオペイア。甲羅で「Habe keine Angst(心配しないで)」と語ってます。





P1040776 カタツムリも本を読みに。







P1040778 墓地の入り口にはスフィンクス。

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卯と卵

私がドイツに来てからこの2ヶ月の間、ドイツはずっと「イースター」ムードでした。

イースター(復活祭)というのは、日本ではほとんど馴染みがないですが、こっちではクリスマスの次に大切な年中行事です。イエス・キリストが十字架で処刑された三日後に復活した日曜日(今年は4月8日)をお祝いするお祭りで、その前後の金曜と月曜も祝日になります。つまりは4連休になるんです。さらに、春の訪れをお祝いするお祭りでもあります。

てことで、簡単にいうと「命」や「誕生」をテーマにしたお祝いなのですね。

クリスマスにデコレーションするのと同じような感覚で、イースター前になるとみんな自分の家とか身の回りをイースター風にデコレーションします。これが、ほんとにかわいい!クリスマスのメインキャラが「サンタ、ツリー、雪」だとすると、イースターのメインキャラは「ウサギ、卵、お花」。(ウサギはいっぱい子どもを産むから。卵は誕生のシンボルです)さらに卵から派生して、ヒヨコ、にわとり、カモなど…とにかく動物がたくさん。お花もたくさん。私の好きな黄色オレンジ黄緑系の色が多くてウキウキします。

そして、卵型やウサギ型のチョコもたくさん!こっちではバレンタインのかわりにイースターがチョコのシーズンなのです。身近な人にプレゼントしたり、自分で買って食べたり。

かわいいし、楽しいので、日本にもイースターがあったらいいのになーと思うのですが、バレンタインやゴールデンウィークと内容が微妙にかぶるので難しいかなー。

P1040677_1 お店のショーウインドウが、ほんとかわいいのです。







P1040757 ダルマイヤーのショーウィンドウ。








P1040405 近所のパンやさんのショーウィンドウにて。








P1040404 テントウムシもかわいい。








P1040821 学校のそばのカフェにて。








P1040822 こちらも。毎日ながめてました。








P1040797 ご近所のインテリアショップのウサギ。出来がいい。







P1040867 近所のワインバーにも出来のいいウサギさん。







P1040799 学校のそばの出店で出会いました。かわいい〜。







P1040808 デパートのイースターコーナー。卵とウサギがあふれてます。







P1040810 お飾りコーナー。








P1040813 すっとぼけたお2人。








P1040814 卵キャンドル。








P1040816_1 スイーツコーナー。ものすごい量です。








P1040829 お花屋さんにも卵の寄せ植えが。








P1040907 おもちゃ屋さんでもウサギ特集。








P1040915 市場でも麦わらウサギ。








P1040921 なんと本物のウサギも売っていた!








P1040317 小学校の校庭にも卵のなる木。








P1040529 うまいチョコに出会いました!語学学校の先生がふるまってくれたのですが、中にキャラメル味のカリカリっとしたのが入っています。




イースターの前後2週間は日本の春休みのようなもので、みんな休暇をとります。なので寮はガラガラ。残っているのはお家に帰れない外国人くらいのもんです。連休中寮に残っていたのは私とポルトガル人のアンナだけ。「なんにも予定がないよー」とぼやいていたら、シスターたちがイースターのパーティーに招待してくれました! 

日曜日の朝、まず聖ミヒャエル教会のイースター礼拝へ。この教会はバイエルン王家も眠るでっかい教会で、中はめちゃめちゃゴージャス、人もたくさん、そして音楽が!オルガンが!歌が!音響が!ほんとにすごくて、ほとんど放心状態で聞いていました。これが西洋文化ねー。

礼拝というものに参加するのも初めてだったので、「ひえー、神父さんも歌ってる!」「え、今立つの?あ、膝をつくの?え、アーメン?」と圧倒されっぱなしでしたが、シスター・アンナがサポートしてくれたのでなんとか浮かずに済みました。

キリスト教の威力に圧倒されて、ぼへーっとなりながら教会をあとにし、お楽しみの「イースター朝ご飯」へ。朝ご飯といっても、11時からなのですが、シスターたちが身近な人を招待して、ごちそうをふるまってくれたのです。みんなでご飯を食べて、おしゃべりして、シスター・アンナのお友達のオペラ歌手夫婦が歌を歌ってくれたり、シスターがギターを弾いてみんなで歌ったり…。12人ほどの小さな集まりでしたが、とてもあったかい素敵なパーティーでした。これでイースターシーズンが終わってしまうのかと思うとちょっぴり寂しいです。

P1040930 パーティーのお部屋。








P1040927 うさぎパン!








P1040928_1 ひつじケーキ。








P1040926 外には卵のなる木。








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P1040931 部屋にも卵のなる花。








P1040942 オペラ歌手夫婦。タダで聞かせてもらっていいのかしらと思うほど素敵でした。







P1040960 みんなで合唱!








P1040965 最後に私の部屋のささやかなイースター飾りをご紹介。本物の卵はどれでしょう。






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おもちゃ博物館&観劇レポートその8「パルシファル」

先週の日曜日も盛りだくさんでした。まずは、おもちゃ博物館へ。ミュンヘンのおもちゃ博物館は旧市庁舎の塔の中にあって、ちっちゃい所なのですが、今はテディベアの100周年展をやっているので、ぜひ行ってみたかったのです。日曜日は入場料安くなるし〜、と思って行ったら、ガーン!割引なしでした。「ここは私設の博物館なので…」と、きっちり3ユーロとられました。もとを取らねばと、一生懸命見てきましたよ。

P1040081 おもちゃ博物館のある旧市庁舎








P1040728 テディベア展の案内です。








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P1040700 売店にはドイツのクラッシック絵本がいっぱい。クリスティーネがくれた本もありました。






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P1040699 イースターの時期なのでウサギ関係の絵本が多いです。







P1040697 私の大好きなマンガ「Vater und Sohn(お父さんと息子)」もありました。これ、お勧め!






P1040705 シュタイフ社のマーガレット・シュタイフさんが初めて作ったのがこのフェルトの針山ぞうさんだそうです。かわいいーっ。欲しいーっ。





P1040704 テディベアはもともとサーカスのクマをモチーフにしていたので、初期はこんなふうに首輪のついたものが多いです。






P1040723 車に乗っていたり。








P1040706 クマにまたがるサンタ。








P1040707 元祖着ぐるみキャラ!








P1040709 「よっ!」気のいい社長さんのようなクマ








P1040719 下唇の出たクマ。








P1040712 何をやっとるんだ?








P1040716 魚を前に、たたずむクマ








P1040711_1 さすが器量よしが揃ってますねー








P1040715 昔のパディントン人形。今よりかわいいね。







P1040717 この空間、すてき!








そして、この日のメインイベントはもうひとつ。「州立歌劇場にオペラを見に行こう!」ミュンヘンにいる間に一度でいいから、バイエルンの誇る州立歌劇場(Nationaltheater)に行ってみたかったんですよね。

演目はワーグナーの「パルシファル」。プログラムを見ると、5時からとなっています。今まで見たオペラは7時半かからだったので「すいぶん早いなー、みんな明日仕事あるからかなー」などと思っていたら、とんでもない。終演は10時半です。これがワーグナー!

開演1時間前から当日券が発売されるので、勇んで行ったのですが「学生は横っちょで待ちなさい」とのこと。ゲルトナープラッツ劇場ではすぐ売ってくれたのに、ここでは開演ギリギリにならないと学生にチケットを回してくれないようです。

ハラハラしながら一時間待ったかいがあり、ついにチケットが回ってきました。なんと前から8列目の真ん中、普通なら100ユーロの席が10ユーロに!とはいえ、座席がとれたのは私と次の人の2人だけで、あとの人は立ち見です。相当綱渡りでした。

そんなすんごくいい席で見た「パルシファル」ですが、どうだったかというと…長い。やっぱり長い。エコノミー症候群になるかと思いました。

そして、ワーグナーはやっぱりつらい。ワーグナーのオペラは日本でもビデオで何回か見たのですが、基本的に会話がメインで展開が遅く、ルンルンと楽しい音楽も少ないので、見ていてしんどくて「私には合わないなー」と思っていたのです。でもあらすじを読むと「魔法使いの呪いで…」とか、「聖なる槍を…」とか、ファンタジックな要素がいっぱい出てきて、「なんか楽しそうかも。今回はいけるかも」って思ってしまうんですよね。そうやっていつも後悔するのです。

しかも「パルシファル」はとてもキリスト教的なお話で、病に苦しむ王様を「共感」によって助ける無垢な少年パルシファル君の物語なのですが、仏教徒にはちょっと理解しにくい…。

とはいえ、念願の州立歌劇場に入りこむことができたわけで、2度の休憩時間中には劇場内を探険して回りました。ゲルトナープラッツ劇場に比べ、こっちは格段にセレブな雰囲気です。そして貧乏人は居づらい。休憩中は客席から追い出されてしまうし、ロビーではお酒やディナーを楽しむ紳士淑女たち。みんな明らかに金持ちそうです。いたたまれなくなって上の階にのぼってみると、劇場の内装も見るからに簡素になり、雰囲気もぐっと庶民的になります。あーここは格差社会だと思いました。しかも思いがけず高い席に座ってしまったので、隣の人にじろじろ見られるし…。ドレスアップなんてできないもーん。

そんな長時間にわたる我慢大会のようなオペラ鑑賞でしたが、時間のある今しかできないおもしろ体験でした。いつかセレブになったらまた来ようっと。

P1040756 ドーン!これが州立歌劇場だー。








P1040742_1 ゴージャス!








P1040743 王様席。








P1040745 私の席からの景色。舞台が近い!








P1040750 オケピ。








P1040733 ロビーも超ゴージャスです。貴族です。








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P1040748 休憩は45分くらいあって、皆様ディナーを楽しまれます。ディナーする余裕のない私は、隅っちょでパンをかじるばかりです…。





P1040739_1 こちらは上の階にある庶民用。格差社会です。







P1040753 右から2番目が主演のパルシファル君。この人がとても良かった!はじめはターザンのように登場する野生児ですが、最後にはキリストのように神々しくなり、歌い方も全く変わります。若い歌い手さんですが、見事な変身ぶりでした。

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人形劇場にいりびたる

先週の土曜日、ミュンヘン人形劇場(das Muenchner Marionettentheater)に行ってきました。「小さい魔女」をやっていたのです。歴史ある劇場なのですが、こぢんまりしていて親しみやすい感じ。ちょっと風邪ぎみだったのでマスク着用で見ていたら隣の子どもにかなりいぶかしがられました。

以前に子ども劇場でお芝居の「小さい魔女」を見ましたが、人形劇になると、ぴゅーっと空を飛べたりして、やっぱり表現が広がりますね。しかも、魔女のお祭りの場面では劇場の左右の扉がバターンと開き、等身大の魔女が「ウヒャヒャヒャー!」と笑いながら客席に乱入してきました。「なまはげ」状態ですよ。めっちゃ怖かったー。その後もその魔女たちはでっかいサイズのままで舞台に登場するので、マリオネットの小さい魔女との大小差がすごくて、とてもユニークな絵づらでした。

あと面白かったのが魔法の呪文。お芝居では「ホークスポークス…」でしたが、今回は「エーネー、メーネー、ツァーンパスタ(歯磨き粉)!」というやつでした。全く無意味ですが、口に出してみるとなかなか気持ちがいい。

全体的には、子どもむけのかわいらしい人形劇だなーという感じでした。

P1040655 人形劇場








P1040670 客席です。








P1040671 この劇場の生みの親である2人の写真が、舞台を左右から見守っています。こちらは人形作家のパパ・シュミットさん。





P1040686 そして脚本担当のポッツィー伯爵。








P1040673 受付の横ではカスパールくんが終演時間を教えてくれています。







P1040674 小さい魔女の舞台写真。内気そうな魔女がかわいらしい。これと同じポストカードも売ってます。






P1040675 売店。








P1040676 お人形も飾ってます。








さて、今回はこれだけでは終わりません。前日に劇場の下見もかねてチケットを買いにきたのですが、その時劇場の人に「ドン・ジョバンニですか?」と聞かれ、夜は大人向けにオペラ人形劇をやるということを知ってしまったのです。

知ってしまった…。知ってしまったのだから仕方がない。行くしかない。3時から5時まで「小さい魔女」、その後いったん寮に帰ってごはんを食べ、出直して8時から「ドン・ジョバンニ」。人形劇といっても通常のオペラと同じ長さなので、終わったのは10時半。いやーいりびたりましたー。

そんななりゆきで見た「ドン・ジョバンニ」ですが、面白かったですよ。オペラをそのまんま人形劇でやるのですが、もちろん人形が歌う訳ではないので「本格的な音楽を鑑賞しながら人形を見る」という新しい形の芸術でした。でもこれって日本にもありますよね、「文楽」。まさに西洋版文楽といった感じでした。

とはいえ、人形の動きは文楽ほど完成されておらず、かなり大雑把で、はしごを登る時なんか足だけで上がってました。そこらへんの無理をカバーするためか、最初から最後まで一人の人間のおっちゃんが脇に控えていて、人形たちの為に小道具を持って来たり舞台転換をしたりします。一言もしゃべらないのですが、身振りや表情で人形とやりとりしたり「やれやれ…」というような演技をしたり…物語には関わらないのだけど、登場人物と同じ世界にいる、不思議な存在でした。そしてとても味のある、いい役者さんでした。

こんな特殊な状況でしたが、なにせ音響がとても良くて、オペラを1つ見たぞーという満足感は十分得られました。満腹満腹。


P1040685 客層がすっかりアダルトです。








P1040966_1 ドン・ジョバンニのパンフレット。色男ドン・ジョバンニは、なんかむちむちっとしてます。






P1040967








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あなたでしたか!

毎日小鳥のさえずりを聞きながら暮らしています。ピュルピュルキュルキュルと、とてもきれいに鳴く鳥がいて、どんな鳥だろう、なんていう名前だろうとずっと気になっていたのですが、ある日、寮の前でそれらしき鳥とご対面しました。スズメより大きくハトより小さくて、体は黒くくちばしは黄色。ちょんちょんと跳ねる仕草もとてもかわらしい。さっそく周りの人に名前を聞いてみたのですが、「さあ、カラスじゃないの?」と言われるばかり。「カラスじゃないのよう」と悶々とする日が続きました。

ある日、子ども向けの雑誌の中にその鳥を発見!「Amsel」と書いてあります。急いで辞書をひくと、「クロウタドリ(ツグミ科の一種)」。英名はブラックバード。

ああ、あなたが!よく海外のお話に出てくるクロウタドリさんでしたか!お会いしとうございました!

海外のお話を読むと、日本にはない動物や植物や食べ物がよく出てきて、名前だけきいても全然イメージがわかなかったりしますよね。私にとって「クロウタドリ」もその1つでした。「クロウタドリが歌っています。美しい春です」と言われても「どんな歌なんだよう!」と気になってしょうがない。(あと「ヒース」とかね。「イチイの木」とかね。「オートミール」とかね。)アジアの少女は、そういった単語を前に、むやみに妄想をふくらませるしかなかったのです。

ドイツに暮らし、まず「クロウタドリが鳴いている」のニュアンスを理解しました。西洋に来てよかった。これからも頑張ろう。

P1040366 こちらがクロウタドリさんです。日本のスズメのようにそこら中にいます。無愛想に見えますが、鳴き声はとっても素敵なのです。





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観劇レポート その7「長くつしたのピッピ」in子ども劇場

また行ってきました、子ども劇場。先日は映画を見ましたが、今回はお芝居のピッピです。

前にも書きましたが、ピッピはドイツでも抜群に人気があります。語学学校の授業で「好きな本の事を語りましょう」というのがあり、「私はドイツ児童文学が好きなので、ジム・ボタンについて語ります」と言うと、先生が「ドイツ児童文学にもいろいろあるけどなぜジム・ボタンなの?長くつしたのピッピも素晴らしいわよ」と言ったほど。(…ピッピはスウェーデンの作品です)ピッピに限らずリンドグレーンの本は書店でもドイツのクラッシック児童文学と同じ棚に並んでいたりします。

さて、お芝居ですが、最初にピッピが馬を持ち上げながら登場し、映画と同じテーマソングを歌います。この歌、幕間にも流れるのですが、かなり楽しい!ピッピと言えばこの歌。お客さんも一緒に歌ってました。(ジム・ボタンにも有名なテーマソングがあるんですが、お芝居では使われてませんでした。著作権の問題?)

平日だったので、客席はかなり空いていたのですが、お客さんは今まで見た中で最高にノリノリでした。ピッピが怪力で泥棒やおまわりさんをやっつけたり、腰を振っておかしなダンスを踊ったりするたびに、爆笑につぐ爆笑!ドッカンドッカンうけます!ドリフ級!「長くつしたのピッピ」って児童文学だと思っていたのですが、お笑いだったんですねー。大人の目から見るとかなりめちゃめちゃな事をやっているのですが、怒る気になれないのは、ピッピに全く悪気がないからでしょうね。

劇場からの帰り道、子どもたちは8割がた「ピッピ式腰ふりダンス」をして親を困らせていました(笑)こんなに子どもをのせられるなんて、やっぱピッピってすごいなあ。

P1040619 ポスター。こりゃちょっとブサイクすぎるのでは…。







P1040617 劇場の外に舞台写真が貼ってありました。休憩中に熱心に見る子どもたち。







P1040614 ケーキに顔をつっこみ「パイ投げ」状態のピッピ。







P1040616 鼻をほじるピッピ。








P1040633 カーテンコール。左から2番目のインディアンの酋長みたいなのがピッピの父です。






P1040631 役者さんたち。








P1040626 今回でこの劇場に来るのも最後だと思うので、ポスターをいろいろ撮ってきました。これはシンデレラ。






P1040624 ブレーメンの音楽隊。








P1040625 ヘンゼルとグレーテル。








P1040623_1 オズの魔法使い。








P1040612 これもドイツで大人気のお話「ペーターソンとフィンドゥス」。クリスティーネの彼氏はこれが大好きで、2人でミュージカルにも行ったそうです。






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おとぎの国に行ってきました

ミュンヘンへ来てすぐの頃、Lesetraumという素敵な子どもの本屋さんを見つけました。レジカウンターには、子どもや子どもの本関連のイベントのパンフレットなんかも置いてあり、そこで「Bucherschau junior」のことも知ったのですが、もう1つ、とっても気になるチラシがありまして…。

P1040868 これです。「ラプンツェルと長靴をはいたヘンゼル」という、ごちゃまぜなタイトル!






中を詳しく読んでみると、「青少年ミュージアム Kinder-und Jugendmuseum」のイベントで、メルヘン世界を体験できるとのこと。「入り口で自分の好きなコスチュームを選んでコスプレし、いばら姫のように糸をつむいだり、魔女の薬を作ったり、ラプンツェルの髪の毛をよじのぼったり、小人といっしょに鉱山を体験したりできます…」と、まあ夢のようなことが書いてあります。期間は4月15日まで。行きたい…。でも、絶対子ども向けやし、大人が一人で仮装してはしゃいでたら絶対あやしいし…せめて連れがいれば…と、うんうん悩んでおりました。

すると、世の中には素晴らしい人がいるもので、ミュンヘンで暮らしている私の大学の先輩が、一緒に行ってくださるというのです!やったーい!てなわけで、先月末にうきうきと出かけてまいりました。

受付でおずおずと「大人2人なんですけど…」と言うと、「大丈夫!どうぞどうぞ!」と歓待してくれました。まずお楽しみのコスプレコーナー。わーい、写真写真!とはしゃぎすぎて、なかなか衣装が決まりません。けっきょく私は子供用の頭巾をを無理やり着こんだ、ちんちくりんの赤ずきんちゃんになって冒険の旅へと出発しました。

さて館内はびっくりするほど手作り感にあふれており、ちょっと大掛かりな文化祭という感じでしたが、ちゃんと赤ずきんちゃんのおばあさんの家や、7人の小人の家や、白雪姫の魔法の鏡(のぞくとお妃の顔が浮かび上がります)なんかがあり、私たちは「わーい、ベットだ。もぐっちゃえー」というような妙な興奮状態であちこちつついて回りました。子どもに負けず、体験できる物はぜんぶ体験し、写真もバシバシ撮り、ついでに案内してくれたガイドさんとも仲良くなり(日本好きのタイ人の女の子でした)、大満足でおとぎの国を後にしました。

入り口に戻ってくると、受付の女性が「どうだった?」と声をかけてくれました。「私、赤ずきんちゃんになりました」というと「まあ!オオカミに出会わなかった?」「おかげさまで無事です」「それはよかったわねー」大の大人がこんな会話できるなんて、ドイツって素敵です。

P1040565 これが青少年ミュージアム。ミュンヘン中央駅にあまりに直結していてびっくりです






P1040610 受付にはカエルの王様。かわいい。








P1040604 1階フロア。








P1040606 ラプンツェルの塔は髪の毛ではなくロッククライミングでのぼるのです。







P1040608 いばら姫ゾーン。なぜか糸紡ぎでなく機織り体験でした…。







P1040603 王様いす。座ると目の前に自分の肖像画が現れるしかけになっています。女王様に座っていただきました。






P1040601 赤ずきんならぬクマずきんちゃん発見。








P1040595 お姫様が写真を撮らせてくれました。








P1040586 魔女の薬調合ゾーン。ドラゴンの血、カエルの卵、クモなど、素材は豊富に揃っております。オリジナルレシピを帳面に書き込もう。ウヒヒヒ…。





P1040583 小人のお家。小人のベッドで無理やり寝ようとする子ども。







P1040588 お菓子の家。中にも入れます。








P1040576 エンドウ豆の上のお姫様体験。しかしこれは…。







P1040575 豆がバスケットボールサイズ!誰かて寝苦しいわ!







P1040597 工作コーナーもあります。マッチ箱で小人のベッドを作ってました。







P1040599 作品例。

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観劇レポート その6「ジム・ボタンの機関車大旅行」in子ども劇場

時はさかのぼるのですが、サマータイム事件のあった3月25日、ベロニカと一緒に子ども劇場に行き「ジム・ボタンの機関車大旅行」を見てきました。

「ジム・ボタン〜」はミヒャエル・エンデの児童文学作家としてのデビュー作で、機関士ルーカスと黒人の少年ジム・ボタンが機関車エマに乗って海を越え、中国のお姫様を竜から救い出す冒険物語です。前にクリスティーネと行ったのはミュージカルでしたが、こちらはこの劇場付き劇団のオリジナル芝居です。

日曜ということで、会場は大入り満員。やはり「ジム・ボタン〜」は人気です。わいわいとした雰囲気の中、幕が開きました。しつこいほどこの劇場に足を運んでいるせいで、役者さんの顔も覚えてしまいました。前回ホッツェンプロッツをやっていた役者さんが今回はルーカスに、おとぼけ食いしん坊のゼッペルを演じていた女優さんがジム・ボタンになっていました。

さて、芝居の内容はというと、これがまあ、すごく良かったのです。まず、機関車エマがすばらしかった。小さいけれど、ちゃんと人を乗せて動く上に、立派なライトがぴかぴか光り、煙突から煙まで出ます。原作通りの魅力的なエマです。

ストーリーも驚くほど原作に忠実で、場面転換もスムーズ、舞台美術も魅力的でした。特にジムとルーカスが「黒岩地帯」で前に進めなくなってしまう場面は、舞台上にエマのライトだけが浮かび上がり、ほーとため息が出るほど幻想的でした。(ミュージカルでは、このシーン自体カットでした…)

悪役ドラゴン「ミセスイッポンバ」の目もぴかぴか光って気色悪く、見かけ巨人トゥー・トゥーさんも一歩歩くごとにちゃんと大きくなったり小さくなったりしました。

そして、なんと言ってもジムとルーカスがよかった!2人がちゃんと物語を引っ張っていってくれました。実は前に見たミュージカルでは、脚本家クリスティアン・ベルクが目立ちすぎてジムとルーカスはなんか影が薄かったんですよね。あれはあれで、とても楽しかったのですが、今回のは、お話の肝心なところをちゃんと分かって作られてる感じがして、私としてはうれしかったです。

あと、個人演技賞をあげたいのは「ソデワキ氏」。原作ではすんごく脇役で、出番も少ないのですが、役者さんが話し方や動きでこの紳士の生真面目っぷりを見事に演じておられて、素晴らしい!ソデワキ氏が出てるシーンではずっと彼を見てました。

最後はエマの子どものちび機関車モリーが舞台上をピューっと走り出すというサプライズもあり、大満足お腹いっぱいで劇場をあとにしました。これで1000円は安い!

P1040519 ポスターです。








P1040780 原作の邦訳本。国際児童文学館で借りてあらためて読みました。








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お別れの日

いやだけど、いやだけど、ベロニカとのお別れの日が来てしまいました。そして、同時にクリスティーネともお別れなのです。クリスティーネはこれから2週間、イースター休みで実家に帰るので、寮に戻ってきた時にはもう私はここにいないのです。

仲良し2人を同時に失うのはつらいものですが、今までの親切に何かの形でお礼がしたくて、ささやかなプレゼントを作ってみました。ミュンヘン一の有名文房具店Kaut-Bullingerで和紙と手作りカードの台紙を買い、折り紙でお花を作り、姉が送ってくれた筆ペンで一筆…。

P1040648 武士のようなたたずまいの職人クリスティーネには「誠」の字を。







P1040651 いつも明るくてひょうきん者のベロニカには「笑」の字を。この字は何度書いてもむすっとした顔に見えてしまって苦労しましたが、なんとか笑ってくれました。ベロニカも、見た瞬間「笑ってる!」とひと言。よかった…。


P1040650 カードの裏にはこんなふうに説明書きを。








そしてなんと、クリスティーネからは絵本をいただいてしまいました。正確にはクリスティーネのおばあちゃんからです。週末に実家に帰ったとき、家族に私の話をしたようで、クリスティーネのおばあちゃんが孫たちに必ずプレゼントするというこの絵本を、ぜひその日本人の女の子にも買ってあげなさいと、本代をくださったそうです。クリスティーネはわざわざ本屋に注文して取り寄せてくれました。あまりにも嬉しい…。

P1040679 クリスティーネのおばあちゃんのお墨付き絵本。むっちゃんこかわいい!








そんなわけで、私の2人の友人は笑顔と涙とともに去っていきました。(クリスティーネは出発のぎりぎりまで誰かにお小言をたれていましたが…)また絶対会おうね!

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