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おもちゃ博物館&観劇レポートその8「パルシファル」

先週の日曜日も盛りだくさんでした。まずは、おもちゃ博物館へ。ミュンヘンのおもちゃ博物館は旧市庁舎の塔の中にあって、ちっちゃい所なのですが、今はテディベアの100周年展をやっているので、ぜひ行ってみたかったのです。日曜日は入場料安くなるし〜、と思って行ったら、ガーン!割引なしでした。「ここは私設の博物館なので…」と、きっちり3ユーロとられました。もとを取らねばと、一生懸命見てきましたよ。

P1040081 おもちゃ博物館のある旧市庁舎








P1040728 テディベア展の案内です。








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P1040700 売店にはドイツのクラッシック絵本がいっぱい。クリスティーネがくれた本もありました。






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P1040699 イースターの時期なのでウサギ関係の絵本が多いです。







P1040697 私の大好きなマンガ「Vater und Sohn(お父さんと息子)」もありました。これ、お勧め!






P1040705 シュタイフ社のマーガレット・シュタイフさんが初めて作ったのがこのフェルトの針山ぞうさんだそうです。かわいいーっ。欲しいーっ。





P1040704 テディベアはもともとサーカスのクマをモチーフにしていたので、初期はこんなふうに首輪のついたものが多いです。






P1040723 車に乗っていたり。








P1040706 クマにまたがるサンタ。








P1040707 元祖着ぐるみキャラ!








P1040709 「よっ!」気のいい社長さんのようなクマ








P1040719 下唇の出たクマ。








P1040712 何をやっとるんだ?








P1040716 魚を前に、たたずむクマ








P1040711_1 さすが器量よしが揃ってますねー








P1040715 昔のパディントン人形。今よりかわいいね。







P1040717 この空間、すてき!








そして、この日のメインイベントはもうひとつ。「州立歌劇場にオペラを見に行こう!」ミュンヘンにいる間に一度でいいから、バイエルンの誇る州立歌劇場(Nationaltheater)に行ってみたかったんですよね。

演目はワーグナーの「パルシファル」。プログラムを見ると、5時からとなっています。今まで見たオペラは7時半かからだったので「すいぶん早いなー、みんな明日仕事あるからかなー」などと思っていたら、とんでもない。終演は10時半です。これがワーグナー!

開演1時間前から当日券が発売されるので、勇んで行ったのですが「学生は横っちょで待ちなさい」とのこと。ゲルトナープラッツ劇場ではすぐ売ってくれたのに、ここでは開演ギリギリにならないと学生にチケットを回してくれないようです。

ハラハラしながら一時間待ったかいがあり、ついにチケットが回ってきました。なんと前から8列目の真ん中、普通なら100ユーロの席が10ユーロに!とはいえ、座席がとれたのは私と次の人の2人だけで、あとの人は立ち見です。相当綱渡りでした。

そんなすんごくいい席で見た「パルシファル」ですが、どうだったかというと…長い。やっぱり長い。エコノミー症候群になるかと思いました。

そして、ワーグナーはやっぱりつらい。ワーグナーのオペラは日本でもビデオで何回か見たのですが、基本的に会話がメインで展開が遅く、ルンルンと楽しい音楽も少ないので、見ていてしんどくて「私には合わないなー」と思っていたのです。でもあらすじを読むと「魔法使いの呪いで…」とか、「聖なる槍を…」とか、ファンタジックな要素がいっぱい出てきて、「なんか楽しそうかも。今回はいけるかも」って思ってしまうんですよね。そうやっていつも後悔するのです。

しかも「パルシファル」はとてもキリスト教的なお話で、病に苦しむ王様を「共感」によって助ける無垢な少年パルシファル君の物語なのですが、仏教徒にはちょっと理解しにくい…。

とはいえ、念願の州立歌劇場に入りこむことができたわけで、2度の休憩時間中には劇場内を探険して回りました。ゲルトナープラッツ劇場に比べ、こっちは格段にセレブな雰囲気です。そして貧乏人は居づらい。休憩中は客席から追い出されてしまうし、ロビーではお酒やディナーを楽しむ紳士淑女たち。みんな明らかに金持ちそうです。いたたまれなくなって上の階にのぼってみると、劇場の内装も見るからに簡素になり、雰囲気もぐっと庶民的になります。あーここは格差社会だと思いました。しかも思いがけず高い席に座ってしまったので、隣の人にじろじろ見られるし…。ドレスアップなんてできないもーん。

そんな長時間にわたる我慢大会のようなオペラ鑑賞でしたが、時間のある今しかできないおもしろ体験でした。いつかセレブになったらまた来ようっと。

P1040756 ドーン!これが州立歌劇場だー。








P1040742_1 ゴージャス!








P1040743 王様席。








P1040745 私の席からの景色。舞台が近い!








P1040750 オケピ。








P1040733 ロビーも超ゴージャスです。貴族です。








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P1040748 休憩は45分くらいあって、皆様ディナーを楽しまれます。ディナーする余裕のない私は、隅っちょでパンをかじるばかりです…。





P1040739_1 こちらは上の階にある庶民用。格差社会です。







P1040753 右から2番目が主演のパルシファル君。この人がとても良かった!はじめはターザンのように登場する野生児ですが、最後にはキリストのように神々しくなり、歌い方も全く変わります。若い歌い手さんですが、見事な変身ぶりでした。

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コメント

「パルシファル」って聞いて、真っ先にこっち
http://db.netkeiba.com/horse/1995107839/
を思い出してしまった・・・。

もちろん元ネタはオペラのほうやろうけどね。

投稿: みずむし | 2007年4月10日 (火) 23時13分

おぉ・・・すげぇ・・・

クマ達かわいすぎ。
君のツッコミも。

よし、私への土産は「Vater und Sohn」だ。

投稿: 実生 | 2007年4月11日 (水) 00時04分

なんか、長かったんですね、お疲れ様でした!
でもなんか格好良さそう!

投稿: M@K | 2007年4月11日 (水) 01時51分

シュタイフさんって女性だったんですね。個性的な熊達に負けずに象がかわいい。セレブなオペラ観劇もいいですね。若い人も来てるのかな?

>ちえぞうです。そう、ゾウがかわいい!オペラは、安い席には若い人もいましたよ。でもこっちの劇場はたいてい皆さんドレスアップしてました。前に行ったゲルトナープラッツ劇場の方が、カジュアルでとっつきやすかったです。

投稿: ばすけっと | 2007年4月13日 (金) 20時02分

ケストナーと親交の深かったErich Ohserの
マンガ“Vater und Sohn”は白水社から
ドイツ語の教科書としても出てるのですね
邦題「おとうさんとぼく」で作者が戦時中 
e.o.plauenと名前かえてまで書いた古本は
ペーパーバックやのに1500円もするわ!

>ちえぞうです。日本でも出てるのですねー。ちなみに昔ドイツに来た時に一冊買って帰ったので、今日本の私の部屋にもありますよ。黄色いレクラム文庫です。見つかるかな?

投稿: いくえちゃん | 2007年4月20日 (金) 21時07分

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