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人形劇場にいりびたる

先週の土曜日、ミュンヘン人形劇場(das Muenchner Marionettentheater)に行ってきました。「小さい魔女」をやっていたのです。歴史ある劇場なのですが、こぢんまりしていて親しみやすい感じ。ちょっと風邪ぎみだったのでマスク着用で見ていたら隣の子どもにかなりいぶかしがられました。

以前に子ども劇場でお芝居の「小さい魔女」を見ましたが、人形劇になると、ぴゅーっと空を飛べたりして、やっぱり表現が広がりますね。しかも、魔女のお祭りの場面では劇場の左右の扉がバターンと開き、等身大の魔女が「ウヒャヒャヒャー!」と笑いながら客席に乱入してきました。「なまはげ」状態ですよ。めっちゃ怖かったー。その後もその魔女たちはでっかいサイズのままで舞台に登場するので、マリオネットの小さい魔女との大小差がすごくて、とてもユニークな絵づらでした。

あと面白かったのが魔法の呪文。お芝居では「ホークスポークス…」でしたが、今回は「エーネー、メーネー、ツァーンパスタ(歯磨き粉)!」というやつでした。全く無意味ですが、口に出してみるとなかなか気持ちがいい。

全体的には、子どもむけのかわいらしい人形劇だなーという感じでした。

P1040655 人形劇場








P1040670 客席です。








P1040671 この劇場の生みの親である2人の写真が、舞台を左右から見守っています。こちらは人形作家のパパ・シュミットさん。





P1040686 そして脚本担当のポッツィー伯爵。








P1040673 受付の横ではカスパールくんが終演時間を教えてくれています。







P1040674 小さい魔女の舞台写真。内気そうな魔女がかわいらしい。これと同じポストカードも売ってます。






P1040675 売店。








P1040676 お人形も飾ってます。








さて、今回はこれだけでは終わりません。前日に劇場の下見もかねてチケットを買いにきたのですが、その時劇場の人に「ドン・ジョバンニですか?」と聞かれ、夜は大人向けにオペラ人形劇をやるということを知ってしまったのです。

知ってしまった…。知ってしまったのだから仕方がない。行くしかない。3時から5時まで「小さい魔女」、その後いったん寮に帰ってごはんを食べ、出直して8時から「ドン・ジョバンニ」。人形劇といっても通常のオペラと同じ長さなので、終わったのは10時半。いやーいりびたりましたー。

そんななりゆきで見た「ドン・ジョバンニ」ですが、面白かったですよ。オペラをそのまんま人形劇でやるのですが、もちろん人形が歌う訳ではないので「本格的な音楽を鑑賞しながら人形を見る」という新しい形の芸術でした。でもこれって日本にもありますよね、「文楽」。まさに西洋版文楽といった感じでした。

とはいえ、人形の動きは文楽ほど完成されておらず、かなり大雑把で、はしごを登る時なんか足だけで上がってました。そこらへんの無理をカバーするためか、最初から最後まで一人の人間のおっちゃんが脇に控えていて、人形たちの為に小道具を持って来たり舞台転換をしたりします。一言もしゃべらないのですが、身振りや表情で人形とやりとりしたり「やれやれ…」というような演技をしたり…物語には関わらないのだけど、登場人物と同じ世界にいる、不思議な存在でした。そしてとても味のある、いい役者さんでした。

こんな特殊な状況でしたが、なにせ音響がとても良くて、オペラを1つ見たぞーという満足感は十分得られました。満腹満腹。


P1040685 客層がすっかりアダルトです。








P1040966_1 ドン・ジョバンニのパンフレット。色男ドン・ジョバンニは、なんかむちむちっとしてます。






P1040967








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コメント

ミュンヘン滞在も あと数日ですね
ところで 金、土だけの
Das Kartoffelmuseum いってみました?
Grafinger Straße 2 81671 München
U5, Haltestelle Ostbahnhof, Ausgang Friedenstraße

ネタばれやったら消して下さいね

>いも博物館、まさに明日行こうと思ってた時にこのコメントをいただきました。いつもタイミング良すぎます。おもしろいので残しておきます。

投稿: いくえちゃん | 2007年4月12日 (木) 16時31分

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