ヒロシマ3戦目
…といっても、もちろん野球の話ではありません。
先日の日曜日、3回目の公演があったのです。
「3回目だから楽勝楽勝!」と思っていると大間違い!今回は演技以前のところに問題がありました。
今回の会場はミュンスターではなく、Luedinghausenという町。…て、どこ?と思って調べると、ミュンスターから南西に24kmのところにある小さな町でした。
私の家からは直線距離だと45kmくらい。でもここは田舎。電車は直線には走ってくれません。
ホストマザーのイルカが調べてくれたルートでは、一度ドルトムントまで南下してから北上することになり、片道15ユーロで2時間半…。
いやだー。と思い、他のルートを必死で調べました。するとラッキーなことに、会場となるレストラン「Ricordo」の真ん前にバス停があって(なんとバス停の名前が「Weinhaus Ricordo」でした。有名店?)、バスを乗り継いで行くと、もっと安く行けることがわかりました。
それでも2時間弱。いやーサバイバルでしたね。着物やら大荷物をもって、雨の中、田舎道のバス停に降り立ったとき、本気で車の免許をとろうと思いました。(でもすぐにユーロ高なのでやめようと思い直しました)
そして芝居が終わる頃には当然バスも電車もないので、近くのホテルに泊まりました。女優業は大変です。
そんなこんなでたどり着いた会場は、おしゃれなイタリアンレストランの中にあるステージ。普段は芝居だけでなく、コンサートや演芸的なこともやっている「ディナーしながらなんか見ようぜ」的なところです。
舞台裏にはイノシシの頭とか、2メートルくらいある巨大なサボテンとか、何に使うかわからない物がいっぱいありました。
基本はレストランなので、舞台の真ん中にドーンと柱があったり、明らかに舞台が見えない所にテーブルがあったり…。
演技しててもどのお客さんに見えているか分からない…スリル満点! 本番中に数々の死角をかいくぐりながら立ち位置を模索します。
舞台の作りが前回と全く違うのに、ゲネプロもリハーサルもなく本番でした。んー、タフです、ドイツの劇団。
さて本番、やっぱり場所が変わるとお客さんの雰囲気も違いますね。前回よりくだけた感じで、よく笑ってくれます。
ヒロシマも調子に乗って、ドラを鳴らす前にガリレイの朝ご飯をつまみ食いしてみたり、折り紙のネタをカエルから「はばたくツル」に変えてみたり、また勝手に新しいネタを増やしました。(演出が怒らないのが不思議です)
でも、長旅の疲れと油断とでいくつかミスもしてしまいました…反省。
実は今回、旅行先で知り合った日本人の方が、このブログを見てデュッセルドルフからはるばる見に来てくださったのです。
初めての日本のお客様。前日にストーリーの要約をメールで送ったのですが、楽しんでもらえるかどうか、ドキドキでした。
本番が終わってからお話すると楽しんでもらえたようでひと安心。
しかも広島出身の方だったので、演出のラインハルトも「どう感じましたか?」と興味津々でした。
そんなこんなで3回終わりましたが、次回はけっこう先で8月11日。でもその頃私は日本から来る友達と旅行に行ってるので、お休みしなければなりません。
まあ、ヒロシマなしでも話は成り立つし大丈夫だろうと思っていると、他のメンバーから「え?なんでなんで?来てよ、お願い!」と泣きつかれてしまいました。
「友達も連れて来ればいいじゃないか」「ヒロシマがいないと芝居ができないよ!」とまで言われ、断るのが苦手な私、けっこうグラグラきてしまってます。
だけど、その日はライン川沿いの古城ホテルに泊まるんだーい。女優はつらい…。
今回の会場、レストラン「Ricordo」
ワイン屋さんでもあります。
舞台です。ヒロシマは柱のこっち側に立つべきか向こう側に立つべきか…。
客席にもこんなに柱!
客席。奥のお客さんは絶対舞台見えないと思うのだけど…。
今回の折り紙机。日本からもってきたぴょんぴょんガエルのおもちゃも、かなりドイツ人にウケてます。
店の裏には、はす池が。本物のカエルさんが住んでそう。
舞台裏。
前回書き忘れましたが、休憩中には哲学者役ノルベルトが会場の外で得意技を披露します。お客さんの「フィ・ロ・ゾ・フィー!(哲学)」というかけ声に合わせて…。
ファイアーーー!! すごすぎる…。
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