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2007年6月

3日3晩のお祭りさわぎ(第1夜)

先週末、私の住む村ウェストキルヒェンででっかいお祭りがありました。
その名も「Schuetzenfest(射撃祭り)」。
なんでも射撃大会をしてその年の「射撃王」決定し、日曜の晩はみんなドレスやスーツでおめかしをして巨大テントの下で朝まで飲んで踊るとか…凄そうです。

祭りの一週間ほど前から村中に緑と白の旗がたなびき、「Schuetzenfestがあるよ!」というお知らせ看板もいたる所に立ち、この人口3000人の村が活気づき始めました。

日曜の夜に騒ぐ、としか聞いていなかったので、土曜はのんびりしていると、朝からジャンジャカ楽団の音が聞こえます。
夕方になって「今日もいろいろ出し物があるから行ってみるかい?」と急遽ローラントからお誘いがかかり、とりあえず行ってみる事にしました。

するとまあ、いつも見慣れた道を、緑と白のかっこいい衣装に身をかためたものすごい数の人々が、ブラスバンドの音楽に合わせて行進してるではありませんか!
「うわー、ものものしいけどかっこいい〜」と思いながらついて行くと、行進はSchuetzenfestの会場へ。
小学校の横の広場に巨大なテントが立ち、その周りにメリーゴーランドや出店が建ち並んでいます。

P1070231 会場の入り口







P1070230 メリーゴーランドに、







P1070221 お菓子やさん。







P1070232 こんにちは日本のキャラ!







P1070222 おもちゃやさんに、







P1070234 射的(?)やさん。特にこの風船割りゲームが人気でした。






行進のうしろにひっついてテントに入ってたのですが、ちょっと感動してしまいました。すごいー、でかい!
P1070208
P1070228 天井からはこんなハンギングバスケット(?)が。






隊長の合図で一斉に席につき、そこから祭りが始まりました!

もう飲めや騒げやのどんちゃん大騒ぎですね。
軽い前夜祭の気持ちで来たので、なんじゃこりゃーでした。
舞台上にはノリノリの司会者が登場し、ブラスバンドがひっきりなしに大音響で演奏。

P1070243 2年ほど前に結成されたばかりのようですがめちゃめちゃうまいブラスバンド。






そして曲と曲の合間には出し物が。
どんなのがあったかというと…、

P1070209 赤ずきんちゃんのパロディー茶番劇。シンデレラのパロディーもありました。






P1070210 茶番ミュージカルCATS!ウェストサイドストーリーもありました。






P1070245 おばさま達によるお掃除ダンス(掃除婦の衣装を脱ぎ捨ててこの格好になります)





P1070242 イカしたねーちゃん達のダンス







P1070248 極め付きはこれ!「アクロポリス、アデュ〜♪」というわけのわからない曲にのって踊る「おじさま」達!





P1070249 もちろんこういう悪ふざけ付きです。







村のスポーツクラブとかダンスクラブとか、ありとあらゆるグループが出て来ては「素人臭いけどちょっと練習しました」という出し物を披露!
会場の人々はビールをがんがん飲み「やれやれーい!」と酔っぱらいのノリで声援をとばします。
(勤めていた頃の社員旅行の演芸大会との雰囲気にほんとそっくりで、妙に懐かしくなりました)

要は村人全員による大宴会なのですね。そう思うと、巨大テントって、いいアイディアだなーと思います。店の予約とか人数とか気にしなくていいし。

テントの中も外も、人であふれかえっていて、この村のどこにこんなたくさんの人が住んでたんだろうと思っていたら、日本の村祭りみたいに、このために里帰りしてくる人が多いそうな。

実はドイツに来たもののあまりビールを飲む機会がなかったのですが、この日ばかりは私もいっぱい飲めて酔っぱらって満足満足。

夜も更け、そろそろ帰りたいなー明日が本番だしなーと思ってるのに、帰ろうとするたびにローラントが新たな知り合いに出会い「もう一杯!もう一杯ビールを!」と、全然先へ進めません。結局会場を抜け出せたのは夜中1時すぎ。
前夜祭なのに…。

私はウェストキルヒェンを見くびっておりました。
ただの善良な田舎だと。
お祭り好きな私としては「やるときゃやるじゃんー」と、妙に親近感が沸いた夜でした。

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卒業式と最終日

今年度が終わる一日前、6月19日には4年生のための卒業式が行われました。
といっても、こっちでは「Gottesdienst zum Abschied der Vierklaessler(4年生送別のミサ)」と言って、教会でのミサが卒業式がわりになります。

ハリネズミクラスには4年生がいないので、私は本来なら出席しなくていいのですが、ドイツの卒業式、しかも教会で、というのにとても興味があったので、特別に出席させてもらいました。

会場は学校の近くにある教会(といってもちっちゃい講堂みたいな所)です。
そこに4年生全員と、4年生に関わりのある先生方、そしてほんの数人の保護者が出席して、式が行われました。

ミュンスターは本来カトリックの地域ですが、うちの学校は人種のるつぼ。子どもたちの宗教はさまざまです。

給食に豚肉が入っている日は、ムスリムの子のために別メニューが用意されますし、日本の「道徳」のようにドイツでは「宗教」が必修科目なのですが、ここでも「他者への思いやり」や「自分」など、信仰を超えたテーマを扱っています。

なので、卒業式を教会でやるというのはちょっと意外でした。
他の宗教の子たちはどうするのかしらと…。

いやー、見事でしたね。
普通のミサのように要所要所に歌が入るのですが、ギター伴奏で全部宗教色のない歌。締めくくりはアフリカの歌でした。

お祈りの時には、まずカトリックの神父さん、次にプロテスタントの牧師さん、最後にイスラム教の聖職者が出て来て、それぞれちょっとしたお話と儀式を行います。子どもたちは自分の信仰に合うものだけに参加します。
私は初めて生でイスラム教のミサ(と言うのかな?)を見たんですが、声を張った独特の歌声、鳥肌が立ちましたね。いい経験でした。

そして、さらに私にとって鳥肌の立つことが…。
途中子どもたちが朗読を披露する場面があったのですが、それがなんとミヒャエル・エンデの「モモ」の一節、道路掃除夫ベッポのくだりだったのです!

のんびりやの道路掃除夫ペッポは友達のモモに言います。「仕事の時、わしは常に次の1歩のことしか考えないんだ。1歩進んで1息ついて1回掃く、また1歩進んで1息ついて1回掃く、という具合にね。そうすりゃどんなに長くて辛そうに見える道でもいつの間にか掃き終わっているもんだよ」
(正確な文章は忘れましたがこんな内容でした…)

この「一歩一歩(Schritt fuer Schritt)」というのが今回の卒業式のテーマなのです。
さすが、ドイツ! 卒業式で「モモ」をテーマにするなんて!
と、一人でかなり興奮してしまいました。

最後は卒業証書ではなく、運動会のマラソンに対する
ユニセフからお礼状を受け取って、1時間ほどで式は終了。
送辞も答辞も来賓の挨拶もない、うちの学校らしい気取らない卒業式でした。

P1070200 会場となった教会。







P1070201 真ん中の通路には、卒業生一人一人が作ったそれぞれの「一歩」が並べてあります。





P1070203 子どもたちは前に出て「ベッポ」の朗読をしたり、「自分の次の一歩(進路)」を発表したり。





P1070205 最後は校長先生から「幸運の石」をもらって退場です。






P1070198 卒業式のパンフレットと「ベッポ」の朗読原稿。原稿は学校へ帰る道すがらに出会った女の子にもらっちゃいました。宗教の授業教材のコピーだそうです。




翌日20日は今年度最終日。
クラスは4年間ずっと持ち上がりなのですが、この日で学校を去る先生や実習生も多いので、朝からお別れムードです。

ハリネズミクラスの先生も一人、夏休み明けに別の学校に行ってしまうので、3時間目はお別れ会でした。
子どもたちから先生へ、先生から子どもたちへ、プレゼントを贈り合い、別れを惜しみました。泣いちゃう子も多かったです。

P1070207 先生から子どもたちへのプレゼント、手作りのハリネズミカップル。






P1070206 私も前日にちょっとしたお別れプレゼントを用意しました。
 先生にはこのキスしてるツルの親子の色紙を、親しくなった子どもたちには羽の動く折り鶴を。



この日の授業は3時間目まで。
終了式はなく、校長先生が放送で「これで今年度は終わりです。みんな夏休み明けにも元気な顔を見せてね!」と言うだけです。
夏休みの宿題もナシ。

「みんな元気でねー」と子どもたちを送り出した後、先生たちは職員室に集合。
実習生たちが用意したケーキやお菓子、冷蔵庫の中に残っていた物なんかを並べて、ちょっとした打ち上げ&お別れ会です。
まだ後片付けやら新年度の準備やらが残ってるけど、ひとまず終わったねーと、みんなでわいわいおしゃべり。

こんなふうにしてドイツの小学校は夏休みを迎えるのでした。

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全校集会はサプライズ!

ミュンスターのあるノルトライン・ウェストファーレン州は、6月21日から8月5日までが夏休みなので、イースター休み以降は日本で言う3学期みたいな状態でした。

クラス旅行、お別れ会、運動会など行事が目白押しで、先生方は成績つけに追われ、次年度の準備もあり、ばたばたと年度が終わっていきました。

特に最終週の18日から20日は、まさに締めくくりムード。
一年間使った教材や図工の作品などを家に持って帰るためにまとめたり、部屋を片付けたり、今年度で去る先生のお別れ会をしたりと、ほとんど普通の授業はありませんでした。
日本の夏休み前とは全然違う雰囲気です。

そんな中、18日月曜日の10時から体育館で全校集会(Schulfeier)がありました。
きっと「夏休みの心がけ」みたいな訓辞があるんだろうなーと思って予定表を見ると「サプライズもあるよ!」と書いてあります。
どんなサプライズか、校長先生以外には誰も知らないとのこと。

わくわくして体育館に行くと、すでに客席と舞台が設営されていて、校長先生がインカムをつけて「はーい、○○クラスが来ましたー」とノリノリで司会進行をしています。
さすが昔役者もしてただけあって、素晴らしいしゃべくりです。

みんな揃ったところで校長先生からおもむろに衝撃の告白。
「実は私は魔法使いなのです。今日はみんなに魔法をみせましょう」
そして「私のアシスタントです」と一人のおじちゃんを紹介し、マジックショーが始まりました!

「なんだこれはー、いつ練習してたんだー、そしてこのおじちゃんは誰だー!?」とびっくりして見ていると、瞬間移動のマジックに使っていた箱からまた別のおじちゃんが登場!
2人のおじちゃんの「誰やねん」ぶりがすごくおかしかったです。

一段落して、校長先生がおじちゃんたちにインタビュー。
後で出てきたおじちゃんは、別の学校の先生だそうです。
そして最初のおじちゃんはというと、「私は本物の魔法使いです」。

ええーっ!
となったところで、ほんまもんのマジックショーが始まりました!
実はこっちが本編だったのです。

もう、「プロ」でしたね。素晴らしかった。
1つのマジックにつき、だいたい1人の子どもが呼び出されるのですが、その子の見ている目の前でいろんな物が消えたり出たり変わったり…。
特に楽しかったのが、子どもがプチトマトを食べるとまた次のが出てきて、延々と食べ続けなければならないマジックでした。

不思議なだけではなく、ところどころに(ゼンジー北京みたいに)「くすぐり」も入り、大いに楽しんだ45分でした。

ところで「夏休みの訓辞」はというと…
全くナシ(笑)。
締めのあいさつさえもナシ。マジックが終わると即解散でした。
本当にただサプライズなだけの、お楽しみ集会だったのでした。
それだけで全校集めちゃうなんて、すごいよ、ほんと。

その後、職員室でマジシャンのおじちゃんに会ったので「プロですか?」と尋ねると、「いえ、本職は教師です」
最後にダメ押しのサプライズ!

P1060933 インカムをつけて話す校長先生。サマになってます。






P1060878 2人目のおじちゃん登場。







P1060880 「あなたは誰ですか?」







P1060882 おもしろ3人組。







P1060883 ほんまもんのマジックショー。ボールの色が変わります。






P1060884 「カードを見ちゃだめだよ。お客さんにスマイル!」






P1060934 シェービングクリームやらケチャップやらいろいろ混ぜて…。これは最後にお菓子に変身!子どもたちみんなへのプレゼントになります。

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ミュージカル「シンデレラ」

日曜日はミュージカル「シンデレラ」を見てきました。
我が家から最も近い街「Warendorf」(ミュンスターじゃないところが笑かします)に古くからある劇場で、11時開演。(早っ)

いやー、すごかったです。何がって、へたくそなんですよ。

実はこのミュージカル、地元のギムナジウム(大学進学目的の子が通うドイツの高校)の子どもたちがスタッフから役者から、全部自分たちで運営しているという代物。
参加メンバーは100人以上。
オーケストラも全部子どもたちの生演奏。
歌も踊りもきっちり入った本格的なミュージカルです。

でも、もともと芝居経験なんて全くない高校生たちが頑張っちゃってるので、ダンスは揃わないし、歌は下手だし、(特に王子さま役の男子がものすごく下手。あかんやん)間は悪いし、人数ばかりやたら多いし、カーテンコールは長いし…。なんだかなあーという出来でした。

でもね、なぜか見続けてしまうのですよ。

一つにはバラバラっと崩れている中に、たまにすごく歌やダンス、芝居のうまい子を見つけて「おっ」と思うから。
特にシンデレラ役の子はかなり歌うまかったです。(しかし終始暗い雰囲気をまとっている女子でした…残念)

もう一つには、若干17才前後の高校生だけで、本格的なミュージカルを作り上げてしまった、しかもきっちりお金をとって一般公開してるということへの驚きです。(チケットは12ユーロ。Theater in der Kreideより高いやないか!)

高校生といえば、日本では文化祭のクラス劇でせいぜい30分くらいのなんちゃって芝居をやるのが関の山ですが(演劇部は別にして)、これは本格的な劇場で、オケや舞台美術や衣装やチラシやパンフレットや(ひょっとしたら脚本や作曲も)全部フルコースで休憩もはさんで2時間、一人前にやっちゃってます。

それを思うと、どれだけ下手でも「うんうん、君たちのやりたいことは分かるよ」と、母心で見てしまう私なのでした。

ドイツの教育についても考えさせられ、いろいろひっくるめて、とにかく面白かったです。
ヨッシーとシャナはすぐ飽きて休憩中に出て行ってしまいましたが。

P1060849 劇場です







P1060850 ポスター。これも絵の得意な子が担当したんでしょうねー。






P1060851 劇場内。立派でしょう〜。







P1060855 講演後、舞台で記念撮影しているところ。






P1060854 継母といじわる姉さんたち。緑のドレスの姉さんの演技がぴかイチ!素晴らしいコネディエンヌっぷりを見せてくれました。水色の姉さんは開演前外でスパスパ煙草を吸っておりました(笑)



P1060853 「魔法使いのおばあさん」ならぬ「妖精ちゃん」。シャボン玉をまき散らしながらぴょんぴょん跳ねてへろへろ歌って…かなり電波系でした。

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ミュンスターの動物園

土曜日は動物園に行ってきました。
ペルケ一家は動物園の年間パスを持っているので、しょっちゅう行っているようです。
この日も「今日は暇だなあ、動物園にでも行こうか」というノリで出かけました。
私はパスを持っていないので、一人チケット売り場へ。

P1060830 大人1枚12.5ユーロ。んー、ちょっと高い…。






P1060857 この日は雨模様だったのですが、この動物園は雨天対応型(名前がAllwetterzooですからね)なので大丈夫。案内図のブルーのラインが雨天用の順路です。ちっちゃな水族館やイルカショーの施設もあります。


雨が降ったら屋内に入り、やんだら外に出て…というのを繰り返しながら、ぐるっと一周回りました。

P1060831 何ていう名前か分からないけど、この鳥がめちゃめちゃかわいかった〜。






P1060833 カンガルーがいて、







P1060834 トラが寝ていて、







P1060835 サイに、







P1060836 ヒョウに、







P1060837 キリンさんに、







P1060832 鯉。…なぜ?
すんごく蒸し暑いアジアの熱帯コーナーみたいなところで泳いでました。とりあえず「日本の動物園には鯉はいませんよ」とホストファミリーに説明しておきました。


P1060843 ペンギンパレードもありました!愛らしい〜。







全体的な印象としては、敷地が広く自然もいっぱいあるのですが、お客さんへのサービスや動物たちの暮らす環境はそれほど日本と変わらなくて(むしろ日本の方が工夫されてる気がして)、7年前に行ったミュンヘンの動物園の方がよかったなーという感じでした。

でも、2年程前にできた新名所、霊長類コーナーは、自然がいっぱいでとっても良かったです!

P1060838 これがその入り口。「アフリカンゾーン」みたいな名前です。






P1060839 くつろぐゴリラさん。
基本的に森の中を散策するような順路になっていて、いろんなおサルたちが自然の中で快適に暮らしています。




P1060841 おサル体験ができる遊び場もあります。







P1060840 「ゴリラと重さ比べ」コーナー。やってみたら大人5人と子ども3人でやっとシーソーが動きました。知らないおばちゃんやカップルも巻き込んで、かなり盛り上がりました。



P1060842_1 ニホンザルはいませんでしたが、いろんなおサルがそれぞれ自分たちのサル山を持っていす。





動物園の敷地内には「ウェストファーレン州立馬ミュージアム」という施設も併設されています。このあたりは世界的な馬の生産地らしく、子どもたちもみんな馬が大好き。
せっかくなので軽くのぞいてみました。

P1060845 ミュージアムの看板。「ヒッポマックス」という愛称のようです。






P1060847 館内。ワンフロアでしたが、充実してました。






P1060858 「日本語の看板がある!」と思ったら、東京オリンピックに出場した馬の厩舎の名札でした。





P1060846 ミュージアムショップには馬グッズがいっぱい。






最後に入り口付近で見つけたドイツっぽい物を。

P1060848 アジア系のカメを保護する為の募金集めなのですが、じょうご状になっていて、お金を落とすとグルグル回りながら落ちていくようになってます。面白いのでみんな次々と10セント未満の茶色い硬貨を放りこんでいました。ナイスアイディア!

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サーカス、サーカス!

今週末はずっとホストファミリーといっしょに過ごしたのですが、連日イベントが目白押しでした。

金曜の夜にはなんとサーカスに行ってきました。子どもたちが幼稚園で割引券をもらって来たのです。

といっても、2家族ぐらいできりもりしているかなり小さな規模のサーカス。
旅回りの劇団的なノリですね。
サーカスといえば、外国からきたでっかい規模のやつを子どもの頃に見たきりなので、この小劇場的なサーカスはかなり新鮮でした。

よく外国の絵本や物語で主人公が飛び入り参加したりするサーカスって、きっとこんな感じなんだろうなーと、妙に感慨深かったです。

最初に普段着のふつうのおばちゃんが司会として登場した時には「ヤバイかも」と思いましたが、本編は結構バラエティーに富んでいて、楽しめました。

猛獣使いも空中ブランコもないサーカスでしたが、観客が気軽にポンととびこめてしまえそうな、身近な感じがなかなか良かったです。

P1060829 サーカスのトラック。ここに描かれている物は何ひとつ登場しませんでした(笑)





P1060818 テントの中。







P1060820 舞台。







P1060819 馬が曲芸を披露し…







P1060821_1 アクロバットがあり…







P1060827 子どもはあごで持ち上げられ…







P1060826 出ました火吹き芸!







P1060825 ベテランクラウンとちびっこクラウン「バナナ」くん(5才)。めっちゃかわいかった〜。





P1060823 わんこ達の芸もかわいかった〜。







P1060822 定番の軟体少女もいましたよ!







P1060828 終演後はポニー乗り体験ができます。一回2ユーロと、ちゃっかりお金をとられます。休憩中も2ユーロ払えばいろんな動物を見せてもらえたようです。しっかりお商売してはります。

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赤ずきんちゃんに会いに-3

10日日曜日、朝からいいお天気です。今日はいよいよ旅のクライマックス、赤ずきんちゃんに会いに行く日です。

目的はシュヴァルムシュタットという小さな町の、ザラートキルメス(Salatkirmes)というお祭り。

シュヴァルムシュタットはよく「赤ずきんちゃんの故郷」と紹介されますが、もちろん本物の赤ずきんちゃんが住んでいたわけではなく、この地方の民族衣装が「赤ずきんちゃんっぽい」というだけなのです。

そして、この民族衣装を見られるのが「ザラートキルメス」というお祭りなわけで、要は村祭り見学です。

お祭りのもともとの由来もこの地方でジャガイモやサラダ菜栽培に成功した事を祝うものだったらしく、赤ずきんちゃんには全く関係ありません。

それでも、年に一度の大きなお祭り。広場では移動遊園地や飲み食いできる巨大テントが賑わい、通りでは楽しいパレード。地元の人たちに交じってうきうき楽しんできました。

P1060673 お祭りがあったのは、シュヴァルムシュタット内の「ツィーゲンハイン」という村。「ヤギの森」という意味です。こんなふうにお堀に囲まれたお城があります。



P1060674 パレードが始まるまでの間、町をぶらついていたら、お店のショーウィンドウに赤ずきんちゃん発見!





パレードが始まるのは1時半。カンカン照りの日差しの中、意識がもうろうとなりながら沿道に陣取り、根気よく待ち続けました。

いやあー、暑かった。しかし、楽しかった!

P1060722 赤ずきんちゃんならぬ赤帽少年たちがプラカードを持って登場。パレードの始まりです。





P1060633 来ました!赤ずきん集団!







P1060634 かわいい!







P1060671 暑いので水を飲みながら…。







P1060668 ハロー。







P1060642 頭の赤いコップ(?)の中は、このようなマゲになってます。コップの色は未婚女性が赤、結婚したら緑、おばちゃんは紫、未亡人は黒だそうです。




このパレードでは、民族衣装だけでなく、この地方の歴史や暮らしぶりを紹介するいろんなテーマの山車が登場します。

地元のスポーツチームとかブラスバンドとかビールメーカーとか、とにかく「いっぱい人が集まるから、なんかやってアピールしようぜ!」的なノリです。
見ていてなぜか御堂筋パレードを思い出してしまった私(笑)

というわけで、オモシロ山車コーナーです。

P1060641 「メルヘンを語るおばあちゃん」というテーマの山車。






P1060646 「学校」







P1060649 「糸紡ぎ場」







P1060663 なぜか「ボクシング」。観客もいるのがナイス。






P1060662 「カーニバル」







P1060672 この村の紋章。「ヤギの村」なのでヤギさんです。足はなぜかニワトリ。






P1060651 ヤギはパレードの準主役。オオカミではないのです。






P1060666 なんちゃって馬。







P1060720 たぶん乗馬クラプ。赤ずきんはドイツ語で「Rotkaeppchen」。「赤いキャップ帽ちゃん」という意味です。だからこれは現代版赤ずきん(笑)。赤ずきんと関係ないお祭りですが、このように微妙に意識したところも見られて面白いです。


P1060644 なんかわからないけどかわいい「赤傘ちゃん」







パレードが終わると、ステージでダンスがあるというので、見に行きました。

子どもから大人まで入り交じったグループが、昔ながらのダンスを披露。日本でいうところの盆踊りみたいなものなんでしょうね。

私も近所のおばちゃんたちの盆踊りグループに入れてもらって小学校の体育館で練習した覚えがあります。それと同じにおいがしました。

P1060655 出番待ちの子をつかまえて、写真を撮らせてもらいました。かわいい!




P1060656 さあ本番。歌いながらステージへ。







P1060612 みんな一生懸命踊ってました。







最後におまけショットです。

P1060661 イメージにかなり近い赤ずきんちゃんを発見!何度も母親の手を振りほどき、自分の興味にまかせてお店を覗いて回っていた彼女。赤ずきんの素質十分です!




P1060657 グラサン黒ずきん。怖い…。

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赤ずきんちゃんに会いに-2

9日土曜日は鳥の声とともに目をさまし、まずはカッセル名物、丘の上のヘラクレス像まで連れて行ってもらいました。

メインのヘラクレスさんは残念ながら修理中だったのですが、そこからカッセルの町を見下ろす眺めが最高で、思わず「わが領地へようこそ!狩りに出ようか。馬をまわせ!」と口走ってしまったほどです。

ええ気分になったところで、本日の目的地、トレンデルブルク城とザバブルク城へ。

このお城は2つとも古城ホテルになっていて、どちらもいつか泊まってみたいと憧れていたところなのですが、今回は見るだけ。
それでも胸がおどります。

トレンデルブルク城は「ラプンツェル」のお城、ザバブルク城は「いばら姫」のお城として知られていますが、もちろん実際に物語の舞台になった訳ではなく、「ラプンツェルの挿絵のモデルになった」「廃城になっていたのが、いばら姫のように100年ぶりによみがえった」というだけのことだそうです。

それを聞くとちょっとがっかりですが、もともと特定の場所を持たないのが昔話なわけで、日本で「桃太郎の鬼が島に行きたいよー」とか「かぐや姫の竹林を探そう!」とか言うのと同じことなのでしょうね。

「ホーフガイスマー」という町から田舎道を走り、まずはトレンデルブルク城へ。

P1060618_1 じゃーん!思わず「ラプンツェルやラプンツェルや、おまえの髪をたらしておくれ」とつぶやいてしまいました。







P1060623 見張り塔。奥の塔が挿絵のモデルになった塔です。(たぶん)






P1060691 お堀にかかる橋を渡り、お城の中へ。







P1060619 素敵な中庭!







P1060690 古城ホテルの入り口。「一階だけならOK」と、中を見学させてもらえました。






P1060617 おわあー、鎧!なんとも重厚な雰囲気におもわず息を飲みます。






P1060688 レストランを通り抜けると、外にもテーブルがあり…。






P1060689 そこからの眺め。再び「わが領地へようこそ!」






P1060687 レストランの各テーブルにはちっちゃな騎士の兜が!ただの飾りではなく中にキャンドルを入れられるようになってます。ホテルの受付で販売中。20ユーロくらいでした。おもしろい!



泊まり客でもないのにけっこう堪能でき、ご満悦でお城を後にした私たち。

次に向かったのはこの近くにあるという「ヴォルケンブルッフWolkenbruch」という伝説の池です。

実はこの地方にはもう一つ、ザバ、トレンドゥーラ、ブラマという巨人族3人姉妹の伝説があって、ザバのお城がザバブルク、トレンドゥーラのお城がトレンデルブルクなのです。
この3人の仲たがいが元でいろいろと悲劇が起こり、最後にはトレンドゥーラが雷に打たれて死んでしまうのですが、その時にできた穴が「ヴォルケンブルッフ」だということです。
(詳しい物語についてはこちらをご覧下さい)
http://www.geocities.co.jp/SilkRoad-Desert/2213/sage.html

私は結構このお話が好きなので、無理を言って連れて行ってもらうことに。

といっても「地球の歩き方」には「この道をまっすぐ行くと右側に看板があるよ」と書いてあるだけ。
「どれくらい行けばいいのさー」ときょろきょろしながら車を走らせると、なんかちっちゃい看板が。

P1060686 目をこらすと「Wolkenbruch」と書いてあります!






「おお、ここかー」と降りてみましたが、行く手は草ぼうぼうの山道。なんかヤバい感じ。
「それでも行くんだいっ」と無理やり突き進んだものの、行けども行けども山道…。

「もう帰ろう」と思った頃にまた看板が登場するので、引き返す機会を失い、とうとう明らかに人の所有地と思われる野っ原に出てしまいました。

「今撃たれても文句言えないんだよねー」と半ばヤケクソで笑いながら、道なきところを「ここが道!きっと道!」と決めつけてズンズン進み、なんと野原をまるまる渡りきって再び山道へ…。

「もういやだー、そしてこの道を引き返すのもいやだー。伝説の池は伝説だからきっとないんだよ」と、へたりこみかけたその時!

現れました、ヴォルケンブルッフ!

P1060685_1

…水たまりではありませんよ。
実際見るとでっかいんです!
そして不自然にべっこりへこんでいるのです。
そして緑でどんよりで木がうっそうと…。
昔の人が巨人が雷にうたれて死んだ穴と思ったのもよく分かる、雰囲気のある池でした。はるか下の方でカモがガアガア鳴いていました。

さて…。またあの道を戻るの?
と、うんざりして歩きかけると、なんか近くに道路が見えます。
ここから下りれる!と道路を目指して進むと、信じられない光景が…。

P1060626 ヴォルケンブルッフの(本当の)看板。





要は私たちは早く車を降りすぎたのです。もっと先へ進めば、この看板があり、とても楽にたどり着けていたのです。
真夏並みの暑さの中、射殺される危険に身をさらしながら歩いたというのに…。
笑うしかなく伝説の地を後にする私たちでした。

はい、気を取り直してザバブルク城へ。車をけっこう長く走らせた末、見えてきました。

P1060683 いばら姫の城ザバブルク!







P1060682 入り口です。







P1060627 じゃーん。いばらではなくツタのからまる塔。






P1060680 古城ホテルの入り口。







P1060628 バラ園もあります。



こちらは、トレンデルブルク城より有名なだけあって、入場券を買って敷地内を見学できたり、ポストカードやグッズを売っていたり、「いばら姫」のイメージを強めるためにそこら中にバラが植えられ、バラ紅茶やバラジャムも売っていたりと、なんか観光地としての「やる気」のようなものを感じました。

まずはホテルの中のレストランで遅めの昼食をとりました。

P1060675 私が頼んだのはこれ。左のお皿にのってるのがこのホテルのオリジナル品。イノシシ肉のレバーソーセージと、サクランボのコンポートみたいなの(コショウ風味!)。サクランボの方はともかく、イノシシ肉はおいしかったです。


窓からの素晴らしい景色を眺めながら、またもや「わが領地へようこそ!イノシシを狩りにいくぞ!」叫びたくなる私でした。

泊まっていないので客室は見れませんでしたが、ロビーなどにもいろんなあしらいが。
P1060676 きっとこれはグリム兄弟。







P1060677 あっ、ランプがいばら姫!







P1060678 これも。王子が向かっております。







P1060679 ぼけちゃいましたが、これはきっとトレンデルブルク城と、雷にうたれるトレンドゥーラ!





食事が終わり、3時からコーラスがあるというので別棟の野外ステージへ。
P1060631 ここはまさに「廃墟」。遺跡的な雰囲気です。






P1060630 これがコーラスグループ。ふつうのおじちゃんおばちゃん達に見えますが、なかなかお上手でした。しっとりした曲からディズニーソングまで、たくさん歌ってくれました。



この後同じ舞台で騎士の格好をした役者さんが物語を語るイベントがあるようでしたが、それは見ずにお城を後にし、明日の目的地シュヴァルムシュタット近くのキャンプ場へ。

ちょっと疲れて早めに就寝する私たちでした。

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赤ずきんちゃんに会いに-1

先週末に2泊3日の小旅行をしてきました。

カッセルートレンデルブルク城(ラプンツェルのお城)ーザバブルク城(いばら姫のお城)ーシュヴァルムシュタット(赤ずきんちゃんの町)、というコースです。

先日旅行先で知り合ったドイツ在住のお2人(ミュンヘンに住む学生さんと、芝居を見に来てくださったデュッセルドルフの方)の計画に便乗させてもらう形で急遽参加しちゃいました。

初めてのメルヘン街道、あこがれのメルヘン街道、電車では行きにくいメルヘン街道…。
車で回る、しかも節約のためにキャンプ場に泊まる、と聞いて即座に「行く行く!」と飛びついた私でした(笑)

さてさて金曜の午後、学校が終わったその足でミュンスター中央駅に向かい、集合場所のカッセルへ。
2番線、3:09発、Warburg行き。間違いないなと確認して、電車に乗ったのです。ちゃんと時間通り出発したのです。

でも車内表示を見ると、なぜか行き先が違う。おやおや? 地図を見ると、行き先のBielefeldはミュンスターから見て北東、Warburgは南東方向にあります。
でも間違いなく乗ったはずだし、路線の関係でBielefeld経由の遠回りで行くのかもしれないねー、とのんびり構えてしまった…のが間違いでした。

止まりましたね。Bielefeldで。終点でした。要は電車を間違えたわけです(泣)

がっくりして駅のインフォメーションへ行き、プランを組み直してもらうと、カッセルに20:10着。
もともと3時間で着く予定が、5時間の旅になってしまいました…。

しかも途中「Altenbeken」(どこやそれ?)という田舎駅で1時間以上待つはめに。
くやしいのでちょっと散策してやりました。
ついでに小腹が減った時のためにパン屋を探したのですが、5時半の時点で全ての店が閉まっていました。まったくドイツの田舎にはやられっぱなしです…。

P1060695 こんなところに来るはずではなかったのですが…(泣)






P1060696 でも美しい町でした。ただの田舎ではなく、ちょっとしたリゾート地のようで、海パン一丁のおっちゃんをホームで見かけました。




やっと着いたWarburgからカッセル行きの電車に乗り換え(この電車も15分遅れ。この日はいろんな電車が遅れまくっていたようです)、やっとこさカッセルへ到着。

無事お2人にも会え、まずはカッセルにあるクアハウス「Kurhessen-Therme」へ。
内装はなんかおかしな東洋風。
水着に着替えて、一歩足を踏み入れての感想は「スーパー銭湯!」というような、ある意味ドイツにいることを忘れさせてくれる空間でした(笑)

湯船は日本の銭湯と違ってプールとお風呂の間みたいな空間で、なまぬるい(そして塩辛い)お湯の中をみんな平泳ぎで泳いでる姿がなんとも面白かったです。

ただ、湯船(プール?)の底からのブルーのライティングはとてもきれいで、その中にぷかぷか浮かんでいるだけで、なんかとてもいい気分になりました。

なんか温もったかどうかわからない感じでクアハウスを後にし、近くのキャンプ場へ。ワインをごちそうになり、ええ気分でテントに潜り込みました。
さあ明日からいよいよメルヘンの旅が始まります。

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運動会は楽しく!

今週の月曜日、小学校でSportfest(スポーツ祭)がありました。

日本でいうと運動会にあたりますが、雰囲気はまるで違って、まったくのお祭りというか、お楽しみイベントのようなものでした。

子どもたちは4人くらいのグループになって、スタンプラリーのように各競技を回っていきます。
体育館、運動場、中庭など、学校中に「ステーション」と呼ばれる競技場所があって、1つのステーションに1人か2人の先生が待機しています。
私はイルカといっしょに「走り幅跳び」ステーションの担当でした。

「前は普通の運動会のようなスタイルだったけど、成績を競わせる前にまず楽しくなくっちゃ!という考え方で今のようなスタイルになったのよ。スポーツはそもそも楽しいものだからね」とイルカが説明してくれました。

走り幅跳びも、厳密に「〜メートル」という測り方はせず、3段階にラインが引いてあるだけ。でも知りたい子には正確な距離を伝えます。
「すごい!」「よくやった!」「もう一回!」などと叫びながら、約2時間半、次から次へと子どもたちを砂場へダイブさせました。

わいわいしてる間に、あっという間に過ぎていった運動会。日本の運動会も特別感があっていいけど、こういうのもスポーツの入り口としては面白いな、と思いました。

P1060416 ドイツでも万国旗で飾り付け。日本の旗がいっぱいあってちょっと嬉しい。






P1060418 用意できた子から中庭に集合。







P1060435 スタンプラリーの表。これを持って各競技を回ります。






P1060434 競技はこんなにたくさん。







P1060423 まずは中庭に集まって準備運動。ノリノリの音楽にのってナゾのお兄さんが登場し、指導するのですが、なんか深夜のテレビショッピングみたいなノリで、かなり変でした。



P1060419 子どもたちもこんな感じでなんとなく集まった状態。整列などしません。






P1060426 面白競技シリーズ。これは「魔女のほうき投げ」。ドイツっぽいネーミングですね。ほうきを「投げる」という発想もすごいです。




P1060437 「消防士ジャンプ」。はしごをのぼっていって、とび降ります。
写真はありませんが「アフリカ人の水運び」というのもありました。水の入ったバケツを頭にのっけて運ぶのです。



P1060436 「これはスポーツなのか?」というものも…。でもこの輪投げ、ナイスアイディア。





P1060429 校長先生も普通の先生と同じように1つのステーションを担当します。






P1060432 いつもは10時ごろ各自持ってきた軽食を食べる「朝ごはん」の時間があるのですが、今日は特別にバイキング形式の朝ごはんが学校から出ます。




P1060453 フィナーレは4年生(最終学年)によるマラソン。これはユニセフへの寄付金集めの意味も込められています。





P1060449 走った距離だけ、保護者から寄付金を出してもらえます。






P1060448 途中で水をかぶったりしながら、みんなかなり頑張ってました。






P1060454 この時だけは他の学年の子や先生方も集まって、応援します。結局全部で2000ユーロほど集まったようです。

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ドイツの幼稚園潜入レポート

たいそうなタイトルを付けてしまいましたが、要はこの前の日曜に近所の幼稚園の「Sommerfest(夏祭り)」に行ってきただけのことでして…(笑)

ホストファミリー、ペルケさんちの子どもたちが通う幼稚園は、この村で唯一の幼稚園。
クラスは年齢別ではなくて、3才から5才まで入りまじっています。親しいもの同士集められてるようで、うちの兄妹ヨッシーとシャナ、いとこのマウリッツ、お隣の仲良しさんティートスも、みんな同じクラスです。

毎週月曜と金曜には、ホストマザーのイルカといっしょに子どもたちを幼稚園まで送っているので、中には何度も入っているのですが、さすがに子どもたちや先生がいる前ではあまりきょろきょろできず(ただでさえ小さな村のナゾの東洋人。立っているだけでも不審がられるので…)、好奇心がつのるばかりでした。

その点夏祭りは一般公開されているので、部屋の中などもじっくり見ることができて大満足。

素敵な素敵なドイツの幼稚園、どうぞお楽しみください。

P1060382 幼稚園の門。傘をさしてる彼は私のお気に入り。






P1060383 ついついトイレに興味が行ってしまうのは(昔の)職業病です…。






P1060388 保育室。んー、わくわくしますねー。







P1060390 自転車の車輪を使った製作物展示。すてき。







P1060389 おままごとコーナーと扮装コーナー。







P1060398 こっちはヨッシーとシャナのクラスです。






P1060391 やはり遊びの内容ごとにコーナー分けさてれます。






P1060393 壁面は本物の枝がドーンとつきだしていて、かなりワイルド!






P1060396 おままごとコーナー。ベッドもあるのがいいですね。






P1060394 飛行機の製作もいい感じ。







P1060400 廊下もなんだかわくわくします。







小学校でも思うのですが、ドイツの教室って、一見ごちゃっとしてるように見えて、実はかなりきっちり物が収納されてるんですよね。必要な物はすぐ取り出せるようにとても効率よく整理されてます。
単にしまいこむだけではない「使う」ための収納。見習うところが多いです。

さて外では夏祭りが大いに盛り上がってます。
子ども向けの遊びコーナーもありますが、メインはソーセージ、飲み物、サラダ、ワッフル、カフェ、ケーキなどの屋台。保護者が交代で店番します。
子どもも保護者も、近所のおっちゃんも、誰でも買って食べられます。

P1060401 ケーキ売り場。担当の保護者が1つずつケーキを焼いて持ち寄るのですが…あの、みなさんプロですか…? 1カット1ユーロ。全部試したいー!と思いながら、2つだけで我慢しました。



P1060407 くじ引きコーナーもあります。大人気でした。






P1060402 子どもたちのお遊戯もあります。ヨッシーたち4才児はチアリーディング!






P1060404 ポンポンを持ってダンス!ちなみにポンポンはドイツ語でも「ポンポン」でした(笑)





P1060411 シャナたち3才児は「てんとうむしダンス」。いやぁ、かわいかったー。






P1060414 コスチュームがめちゃめちゃかわいくて、よその子ですが撮っちゃいました。

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クラス旅行

先週の木曜日から金曜日にかけて、クラス旅行に行ってきました。
といっても、ミュンスターのお隣のSendenという町にあるReiterhof(「乗馬宿」と訳すのでしょうか…)で一泊、という気楽なものです。

小学校時代の林間学校などを思い出すと、スケジュールがきっちきちに決まっていて、班分けとかレクリエーションとか、事前準備も大変で…というイメージですが、こっちのクラス旅行はいたって簡単。
「乗馬体験30分、夜はキャンプファイヤー」決まってるのはそれだけです。

先生方も直前に1、2回ミーティングするだけ。
「どうやって行く?」から始まって、「あ、食べ物もいるよね」「リンゴと水?」「私ケーキ焼いてこようか」「夜雨降ったらどうする?工作でもする?」「馬の工作?」「いいんじゃない」みたいなノリです。
部屋割りも先生が勝手に決めて、前日に子どもたちに口で伝えるだけ。なんか家族旅行みたい。

でも気分を盛り上げるのには、かなり力を注ぎます。旅行の一週間前になると、馬の歌を歌ったり、馬の絵本を読んだり、乗馬に関する単語を覚えたり…教科の枠を越えて、とにかく馬づくしでした。直前になると、子どもたちの頭はもう「馬」でいっぱいになっている、というわけです。

持ち物は、ベッドカバーに枕カバー、着替え、自転車用ヘルメット、一緒に寝るぬいぐるみ(正式に持ち物リストに入っています)。持って来てはいけない物は、お金、ゲームボーイ、ウォークマン、携帯、ポケットナイフ。

さて当日。学校を出発し、中央駅でSenden行きのバスに乗り換えるのですが、実は私は先日のヒロシマ遠征の時に同じ路線のバスに乗ったので、「チエがバス乗り場を知ってるぞ!」と、なぜか案内役に抜擢されてしまいました。
あの…皆さんの方がよく知ってると思うんですけど…。

Sendenのバス停から1キロ以上歩いてたどりついた宿「Reiterhof Gut Barber」は、子ども向けの乗馬体験施設のようで、すごく広い敷地、たくさんの馬!子どもたちは大興奮です。
宿泊施設もけっこう充実。私はイルカと、もう一人の先生と、3人部屋。シャワーもトイレもついてました。

まずは荷物を開けてベットメイキング。
子どもたちの部屋にも手伝いに行ったのですが、特に男子部屋は大混乱。ついさっきイルカから教わったばかりの「ドイツ式すばやいベッドカバーのかけ方」を、まるで昔から知ってたかのように子どもに教える私(笑)。

昼ご飯を済ませると、さっそく乗馬体験です。
子ども2人につき馬一頭。馬場でのんびりしてる馬を室内の練習場に連れて行くところから始まります。

雨模様だったせいか外には出ず、室内の運動場をぐるぐる回るばかり。それでも子どもたちはとても楽しそうでした。
私も馬をひっぱる役をさせてもらったのですが、神経質な馬にあたってしまい、いきなり仰向けでごろごろ転がりだしたりして、相当焦りました。その馬に向かってベテランのスタンシュ先生が「いけません!」と子どもと同じように叱ると、おとなしくなりました(笑)

さてメインの乗馬体験が終わると…予定なし。
ひたすら自由時間です。子どもたちは馬と触れあったり、部屋でごろごろしたり、遊具で遊んだり、それぞれ好き勝手します。
先生方も外のベンチでコーヒーを飲んでおやつをつまんでおしゃべりして、ときどき子どもを叱って…。

夕方になると、晩ご飯を食べて、キャンプファイヤー。
まず「長い枝を探しに行こう!」というので「何のために?」と聞くと、マシュマロやパン生地を刺して焼くのだそうです。
めちゃめちゃ遠くの森まで探しに行き、みんな思い思いの長い枝を見つけて戻ってくると、さあ始まりです。

「一番遠い所から来た子に火をつけてもらいましょう」ということで、「アフリカから来た子」「アジアから来た子」と手を挙げていくと、もちろん一番遠いのは私。
みんなが見守る中、着火という名誉ある役目をいただいてしまいました。

火を囲んでいくつか歌を歌って盛り上がったところで、「枝」の出番。「焼きマシュマロ」を初体験しました。うまい!とろんとろんになるんですねー。そしてめっちゃ甘い!
パンの方はピザ生地を枝の先にぐるんと巻き付けて焼きました。かなり忍耐が必要でしたが、おいしかったです。

そうこうしていて、ちょっと眠いなと時計を見ると、なんと11時前!薄明るいから気づきませんでした。ようやく解散です。

部屋で寝る支度をしていると、何やら先生方の様子がおかしい…仮装しています。
何事かと聞くと「夜の王様」という訳の分からないキャラに仮装して子どもたちの部屋を襲撃して脅かすのだそうです。
なんて素敵!そうと知っていればなんか持って来たのにーと思いながら、身の回りの物で適当に変装するしかありませんでした。

「We wish a good nightー♪」と歌いながら子どもたちの部屋に躍りこみ、子どもの口にハリボのグミを一個ずつ放り込んで電気を消して去る、という流れです。わけわからない。でも楽しかったー。
その後子どもが寝静まる12時すぎまで待って、大人も就寝。

翌日は荷造りをして、朝ご飯を食べて、また自由時間。暇です。

宿舎の前にちっちゃな舞台があったので「スーパーモデルごっこしようぜー」と子どもを誘ってファッションショーのまねごとをしてると、これが大盛り上がり!
先生方まで巻き込んで「ドイツの次のトップモデルは誰だ!」と大がかりなイベントになりました。いやー、芸人魂がここでも役に立ちました。

11時になり、ようやく出発です。
さて帰り道…私にとっては地獄でした。
バスを待っている間に、何かに使うかもしれないと持って来ていた折り紙を取り出したのが間違いでした。
風船とはばたくツルを見せたとたん「折って!折って!私にも折って!」ものすごい注文の嵐!結局学校に着くまでバスの中で酔いと戦いながらノンストップで折り続けるはめに…死にそうでした。

そんなこんなでドイツのクラス旅行は無事(?)終了。
日本と違うことだらけでかなりエキサイティングでした。
一番違うのは「集団生活を学ぶ」という目的が全くなかったことでしょうね。
まとまりはないけど、それぞれなんとなくうまくやっている、そんな印象でした。

P1060246 野道を30分くらい歩いて…

P1060306 やっとたどり着きました。Reiterhofの看板。

P1060307 宿舎の建物。

P1060359 私のベッド。

P1060297 馬に乗る子どもたち。馬に抱きついたり、両手を離してみたり、いろんな乗り方をしました。

P1060327 自由時間、馬と触れあう子どもたち。

P1060304 こっちの子どもはトランポリンが大好き!ふつうの家の庭にもあったりします。


P1060309 遊具で遊ぶ子どもたち。

P1060334 長い棒を持って集まって…

P1060336 着火!

P1060340 うまくつきました。

P1060348 マシュマロを焼こう。

P1060349 うまかった!

P1060356 「夜の王様」たち。

P1060358_1 私はこのような仕上がり。わけが分かりませんねー。

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