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全校集会はサプライズ!

ミュンスターのあるノルトライン・ウェストファーレン州は、6月21日から8月5日までが夏休みなので、イースター休み以降は日本で言う3学期みたいな状態でした。

クラス旅行、お別れ会、運動会など行事が目白押しで、先生方は成績つけに追われ、次年度の準備もあり、ばたばたと年度が終わっていきました。

特に最終週の18日から20日は、まさに締めくくりムード。
一年間使った教材や図工の作品などを家に持って帰るためにまとめたり、部屋を片付けたり、今年度で去る先生のお別れ会をしたりと、ほとんど普通の授業はありませんでした。
日本の夏休み前とは全然違う雰囲気です。

そんな中、18日月曜日の10時から体育館で全校集会(Schulfeier)がありました。
きっと「夏休みの心がけ」みたいな訓辞があるんだろうなーと思って予定表を見ると「サプライズもあるよ!」と書いてあります。
どんなサプライズか、校長先生以外には誰も知らないとのこと。

わくわくして体育館に行くと、すでに客席と舞台が設営されていて、校長先生がインカムをつけて「はーい、○○クラスが来ましたー」とノリノリで司会進行をしています。
さすが昔役者もしてただけあって、素晴らしいしゃべくりです。

みんな揃ったところで校長先生からおもむろに衝撃の告白。
「実は私は魔法使いなのです。今日はみんなに魔法をみせましょう」
そして「私のアシスタントです」と一人のおじちゃんを紹介し、マジックショーが始まりました!

「なんだこれはー、いつ練習してたんだー、そしてこのおじちゃんは誰だー!?」とびっくりして見ていると、瞬間移動のマジックに使っていた箱からまた別のおじちゃんが登場!
2人のおじちゃんの「誰やねん」ぶりがすごくおかしかったです。

一段落して、校長先生がおじちゃんたちにインタビュー。
後で出てきたおじちゃんは、別の学校の先生だそうです。
そして最初のおじちゃんはというと、「私は本物の魔法使いです」。

ええーっ!
となったところで、ほんまもんのマジックショーが始まりました!
実はこっちが本編だったのです。

もう、「プロ」でしたね。素晴らしかった。
1つのマジックにつき、だいたい1人の子どもが呼び出されるのですが、その子の見ている目の前でいろんな物が消えたり出たり変わったり…。
特に楽しかったのが、子どもがプチトマトを食べるとまた次のが出てきて、延々と食べ続けなければならないマジックでした。

不思議なだけではなく、ところどころに(ゼンジー北京みたいに)「くすぐり」も入り、大いに楽しんだ45分でした。

ところで「夏休みの訓辞」はというと…
全くナシ(笑)。
締めのあいさつさえもナシ。マジックが終わると即解散でした。
本当にただサプライズなだけの、お楽しみ集会だったのでした。
それだけで全校集めちゃうなんて、すごいよ、ほんと。

その後、職員室でマジシャンのおじちゃんに会ったので「プロですか?」と尋ねると、「いえ、本職は教師です」
最後にダメ押しのサプライズ!

P1060933 インカムをつけて話す校長先生。サマになってます。






P1060878 2人目のおじちゃん登場。







P1060880 「あなたは誰ですか?」







P1060882 おもしろ3人組。







P1060883 ほんまもんのマジックショー。ボールの色が変わります。






P1060884 「カードを見ちゃだめだよ。お客さんにスマイル!」






P1060934 シェービングクリームやらケチャップやらいろいろ混ぜて…。これは最後にお菓子に変身!子どもたちみんなへのプレゼントになります。

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コメント

これ!
こんなん!
日本が見習わないといけない教育!
私もこんな子育てにはげみます☆

投稿: 実生 | 2007年6月24日 (日) 22時14分

ドイツで先生になるには芸がいる。    こんな学校なら校内暴力とか登校拒否とかありえへん。

>ちえぞうです。んー、けっこうガラの悪い地域の学校なんで、もめ事は少なくないのですが、ドイツではまだ先生の権威が保てているらしく、先生がビシッと叱ると子どもたちはおとなしくなります。まあ、4年生までですしね。
「親がいい加減」とか「貧しくて」という理由で登校してこない子はいますが、登校拒否はないですね。

投稿: ばすけっと | 2007年6月25日 (月) 19時16分

スゴイね~、ドイツ!きっと私は、言ってる
事が分かるか不安...→たぶん無理だろうなぁ(汗)しかし、今の日本の学校は、見習わないといけないと思うよね。で、こうなったら帰る前に、ちえぞうさんも何かやろうよ?!

投稿: Ballack | 2007年6月25日 (月) 22時17分

日本でもこんな校長先生が増えたらええのになあ。

>いや〜、うちの校長ラインハルトは舞台人なんでね、特殊なんですよ。きっと本人がやりたかっただけだと思います(笑)
ラインハルトはもともと教師としてこの学校に長く勤めていて、同僚や保護者から推薦されて校長になったので、日本の「校長」のイメージとはだいぶ違いますね。いくつか授業も持ってるし、みんなからも「ラインハルト」と下の名前で呼ばれ慕われています。
上司というよりは「リーダー」という雰囲気。ドイツでは一つの学校に何十年も勤めるのが普通みたいです。
そしてもちろん私も去りぎわには「ちえぞう集会」を開いてなにかしようと思っています。

投稿: ニコライ博士 | 2007年6月25日 (月) 23時37分

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