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クラス旅行

先週の木曜日から金曜日にかけて、クラス旅行に行ってきました。
といっても、ミュンスターのお隣のSendenという町にあるReiterhof(「乗馬宿」と訳すのでしょうか…)で一泊、という気楽なものです。

小学校時代の林間学校などを思い出すと、スケジュールがきっちきちに決まっていて、班分けとかレクリエーションとか、事前準備も大変で…というイメージですが、こっちのクラス旅行はいたって簡単。
「乗馬体験30分、夜はキャンプファイヤー」決まってるのはそれだけです。

先生方も直前に1、2回ミーティングするだけ。
「どうやって行く?」から始まって、「あ、食べ物もいるよね」「リンゴと水?」「私ケーキ焼いてこようか」「夜雨降ったらどうする?工作でもする?」「馬の工作?」「いいんじゃない」みたいなノリです。
部屋割りも先生が勝手に決めて、前日に子どもたちに口で伝えるだけ。なんか家族旅行みたい。

でも気分を盛り上げるのには、かなり力を注ぎます。旅行の一週間前になると、馬の歌を歌ったり、馬の絵本を読んだり、乗馬に関する単語を覚えたり…教科の枠を越えて、とにかく馬づくしでした。直前になると、子どもたちの頭はもう「馬」でいっぱいになっている、というわけです。

持ち物は、ベッドカバーに枕カバー、着替え、自転車用ヘルメット、一緒に寝るぬいぐるみ(正式に持ち物リストに入っています)。持って来てはいけない物は、お金、ゲームボーイ、ウォークマン、携帯、ポケットナイフ。

さて当日。学校を出発し、中央駅でSenden行きのバスに乗り換えるのですが、実は私は先日のヒロシマ遠征の時に同じ路線のバスに乗ったので、「チエがバス乗り場を知ってるぞ!」と、なぜか案内役に抜擢されてしまいました。
あの…皆さんの方がよく知ってると思うんですけど…。

Sendenのバス停から1キロ以上歩いてたどりついた宿「Reiterhof Gut Barber」は、子ども向けの乗馬体験施設のようで、すごく広い敷地、たくさんの馬!子どもたちは大興奮です。
宿泊施設もけっこう充実。私はイルカと、もう一人の先生と、3人部屋。シャワーもトイレもついてました。

まずは荷物を開けてベットメイキング。
子どもたちの部屋にも手伝いに行ったのですが、特に男子部屋は大混乱。ついさっきイルカから教わったばかりの「ドイツ式すばやいベッドカバーのかけ方」を、まるで昔から知ってたかのように子どもに教える私(笑)。

昼ご飯を済ませると、さっそく乗馬体験です。
子ども2人につき馬一頭。馬場でのんびりしてる馬を室内の練習場に連れて行くところから始まります。

雨模様だったせいか外には出ず、室内の運動場をぐるぐる回るばかり。それでも子どもたちはとても楽しそうでした。
私も馬をひっぱる役をさせてもらったのですが、神経質な馬にあたってしまい、いきなり仰向けでごろごろ転がりだしたりして、相当焦りました。その馬に向かってベテランのスタンシュ先生が「いけません!」と子どもと同じように叱ると、おとなしくなりました(笑)

さてメインの乗馬体験が終わると…予定なし。
ひたすら自由時間です。子どもたちは馬と触れあったり、部屋でごろごろしたり、遊具で遊んだり、それぞれ好き勝手します。
先生方も外のベンチでコーヒーを飲んでおやつをつまんでおしゃべりして、ときどき子どもを叱って…。

夕方になると、晩ご飯を食べて、キャンプファイヤー。
まず「長い枝を探しに行こう!」というので「何のために?」と聞くと、マシュマロやパン生地を刺して焼くのだそうです。
めちゃめちゃ遠くの森まで探しに行き、みんな思い思いの長い枝を見つけて戻ってくると、さあ始まりです。

「一番遠い所から来た子に火をつけてもらいましょう」ということで、「アフリカから来た子」「アジアから来た子」と手を挙げていくと、もちろん一番遠いのは私。
みんなが見守る中、着火という名誉ある役目をいただいてしまいました。

火を囲んでいくつか歌を歌って盛り上がったところで、「枝」の出番。「焼きマシュマロ」を初体験しました。うまい!とろんとろんになるんですねー。そしてめっちゃ甘い!
パンの方はピザ生地を枝の先にぐるんと巻き付けて焼きました。かなり忍耐が必要でしたが、おいしかったです。

そうこうしていて、ちょっと眠いなと時計を見ると、なんと11時前!薄明るいから気づきませんでした。ようやく解散です。

部屋で寝る支度をしていると、何やら先生方の様子がおかしい…仮装しています。
何事かと聞くと「夜の王様」という訳の分からないキャラに仮装して子どもたちの部屋を襲撃して脅かすのだそうです。
なんて素敵!そうと知っていればなんか持って来たのにーと思いながら、身の回りの物で適当に変装するしかありませんでした。

「We wish a good nightー♪」と歌いながら子どもたちの部屋に躍りこみ、子どもの口にハリボのグミを一個ずつ放り込んで電気を消して去る、という流れです。わけわからない。でも楽しかったー。
その後子どもが寝静まる12時すぎまで待って、大人も就寝。

翌日は荷造りをして、朝ご飯を食べて、また自由時間。暇です。

宿舎の前にちっちゃな舞台があったので「スーパーモデルごっこしようぜー」と子どもを誘ってファッションショーのまねごとをしてると、これが大盛り上がり!
先生方まで巻き込んで「ドイツの次のトップモデルは誰だ!」と大がかりなイベントになりました。いやー、芸人魂がここでも役に立ちました。

11時になり、ようやく出発です。
さて帰り道…私にとっては地獄でした。
バスを待っている間に、何かに使うかもしれないと持って来ていた折り紙を取り出したのが間違いでした。
風船とはばたくツルを見せたとたん「折って!折って!私にも折って!」ものすごい注文の嵐!結局学校に着くまでバスの中で酔いと戦いながらノンストップで折り続けるはめに…死にそうでした。

そんなこんなでドイツのクラス旅行は無事(?)終了。
日本と違うことだらけでかなりエキサイティングでした。
一番違うのは「集団生活を学ぶ」という目的が全くなかったことでしょうね。
まとまりはないけど、それぞれなんとなくうまくやっている、そんな印象でした。

P1060246 野道を30分くらい歩いて…

P1060306 やっとたどり着きました。Reiterhofの看板。

P1060307 宿舎の建物。

P1060359 私のベッド。

P1060297 馬に乗る子どもたち。馬に抱きついたり、両手を離してみたり、いろんな乗り方をしました。

P1060327 自由時間、馬と触れあう子どもたち。

P1060304 こっちの子どもはトランポリンが大好き!ふつうの家の庭にもあったりします。


P1060309 遊具で遊ぶ子どもたち。

P1060334 長い棒を持って集まって…

P1060336 着火!

P1060340 うまくつきました。

P1060348 マシュマロを焼こう。

P1060349 うまかった!

P1060356 「夜の王様」たち。

P1060358_1 私はこのような仕上がり。わけが分かりませんねー。

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コメント

あ、枝を拾ってきてマシュマロ&パン生地ぐるぐる巻いて焼くのは私もやった!!
ヨーロッパ周辺の共通の文化なのか???
でも夜にやったので上の写真とは全然印象が違うや~。

ちーたん楽しんでるみたいやね☆よかったわ☆

投稿: まいっちん | 2007年6月 6日 (水) 00時15分

焼いたマシュマロってまじでうまいよね~~って、これヨーロッパでは当たり前のことやったんかぁ!!??
バーベキュー好きのマニアックな楽しみ方の一つと思っていただけにびっくり!

>ちえぞうです。皆さん焼きマシュマロに食いつきますねー。棒はもちろん洗ったりしないので、絶対みんな土もいっしょに食べてました(笑)外はカリカリ、中はどろんどろんなので、服に付いてべったべたになる事故も多発してました。私の服にもべったりついてしまい、翌日家までお持ち帰りでした(笑)でも楽しかったですよー。焼きすぎると液体になって地面に落ちてしまうので、食べどきを見極めるのがけっこう難しいのです。

投稿: みずむし | 2007年6月 6日 (水) 22時04分

ベットカバーも持っていくの?シーツみたいに薄いのかな~。 ところで、ちえぞうの頭にくくり付けられてるのはナニ?     鍋敷きに見えるけど~

>ドイツのベッドカバーは独特で、説明しづらいのですが、敷き布団(マットレス)の上からがばっとかぶせるカバーと、掛け布団をすっぽり包むチャックのついた袋状のカバー、それと同じ柄の枕カバー(ドイツの枕はクッションくらいのサイズです。でかい)、この3つが必ずセットで売ってます。3つまとめて「Bettwaesche」という1つの単語になってます。薄いけどサイズがでかいので、結構なかさになりますね。
そして私の頭飾りは鍋敷きではなく、遊具として使うプラスチックの輪っかの中に紙風船をつっこんだ状態です。んー、意味がわかりません。

投稿: ばすけっと | 2007年6月 7日 (木) 16時05分

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