ちえぞうの誕生日
誕生日つながりで、私の誕生日のこともレポートしようと思います。
(5月なのでずいぶん前の話ですが、書きそびれていたので。)
まず誕生日の前日は楽しみというより「大変」でした。
前回も書いたように、ドイツでは自分の誕生日は自分で盛り上げなければなりません。
学校でも朝職員室に手作りケーキや軽食が並んでいると「あ、今日誰か誕生日なんだな」となるわけです。
5月というとミュンスターに来て間もない頃で、まだ学校にもなじめていなかったので、「え、どうすればいいの?ケーキ焼くの?日本人ぽいものが期待されているの?どうしようー」と、かなり焦った末、ふりかけのプチおにぎりと、日本で作り慣れている「フォンテンミレー」というお菓子を作ることにしました。
ご飯は日本から持って来ていた電子レンジ用の炊飯器を使って炊こうと思っていたら、なんとペルケさんちには電子レンジがない!
学校の調理場にはある、ということで、朝イチで学校で作る事にしました。
お菓子の方は、姉にメールでレシピを作ってもらい、前日の夜遅くまでかかってなんとか焼き上げました。
出来上がったのがこちら。
フォンテンミレーと…
プチおにぎり。左がのりたま、右が鮭です。折り紙を添えることも忘れずに。
ドイツ人たちの反応はというと、
フォンテンミレー…「うん、なかなかおいしいよ」という感じ。日本では大好評のお菓子ですが、こっちの人は食べ慣れている味のようで、あまり感銘は受けていないようす。普通にプロ級のケーキを焼ける人たちですからねー。
おにぎり…意外と好評でした。特にのりたまは「卵だよ」と言うと安心して口に運べるようで、あっという間になくなりました。子どもにもウケましたよ。
さて、次は私が「してもらった」こと。
まず誕生日の朝一番、「チエ、ちょっとおいでー」と呼ばれてペルケ夫婦の部屋に行くと、一家が勢揃い。
「おめでとう!」と手渡されたプレゼントは、ドイツ料理のレシピファイルと、「今週の日曜日あなたをレストランの朝ご飯に招待します」と書かれたバースデーカード、ヤーノッシュの絵本、それからローラントの会社のロゴが入ったでっかいカバン(笑)。
これがレシピファイル。自分でいろいろ書き込めるようになってます。
ヨッシーとシャナからは廃材で作った…マラカス(?)をもらいました。
学校に行くと、黒板には時間割りといっしょに、
「チエの誕生日!」と書いてあります。嬉しかったですねー。
誕生日にはクラス全員からお祝いしてもらえることになっています。
まずきれいなロウソクに火をともし、輪になって座って、歌を歌ってくれました。
(「Wie schoen,dass du geboren bist」という歌。ドイツでは定番のお誕生日ソングのようで、ぜひ覚えて帰りたいと思っています)
その後「好きな色は?」と聞かれ、「黄色」と言うと、黄色のロケットを打ち上げる手遊びみたいなのをしてくれて、最後にみんなで手をつないで「素敵なお誕生日になりますように!」
(手をつなぐのはみんなの思いが手を伝って私に伝わるように、だそうです)
それから私はロウソクの火を吹き消し、いすの上に立って、今日の朝どんなふうにお祝いしてもらえたか、何をプレゼントしてもらったかを発表。
みんなはそれについて質問したり感想を言ったりします。
以上がハリネズミクラス式誕生日セレモニーの流れです。
(順番は間違ってるかもしれませんが…)
私は何もかも初めてで訳がわからず「え、歌?え、手をつなぐの?え、いすの上に立つの?」といわれるがままに動いておりましたが、みんなにこんなにいろいろしてもらえるということが、ただただ感激でした。
お祝いの絵も子どもたちからたくさんもらいました!
これは力作。年がばれますが…。
さて、休み時間に職員室に行くと、先生方からも歌のプレゼントが。
「Viel Glueck und viel Segen」という歌を音楽の先生の指揮で3グループに分かれて輪唱してくれました。
そして一人ずつ私にお祝いを言いにきてくれます。
必ずぎゅっと握手をして「おめでとう!」。
ドイツ式のお祝いです。
午後からはイルカが親戚の人たちを家に招いてお誕生日お茶会を開いてくれました。
(普通は自分で主宰するものなのですが、分からないだろうということでイルカが全部やってくれました。大人は普通は夜に開くようです)
もらった物はこちら。
イルカが焼いてくれたタルトとプレゼント。キャンドルとキャンドル置き(手作り)も素敵。
ドイツで大人気「フェリックス」の絵本はイルカのお姉さんウッシーから。
そのラッピングも素敵でした。子供用のプレゼントをこんなふうにお菓子で飾るのは定番だそうです。
「何がいいか分からなくてイルカに聞いたらお菓子が大好きだっていうから…」と、ほとんどの方がお菓子を包んできてくれました。イルカよ…どんなイメージを持ってたんだ…。
とにかく一日中いろんな人にお祝いしてもらえて、子どもたちも何かにつけて「誕生日プレゼント!」と絵とかいろんな物をくれる、大大感激な一日でした。
さて、その次の日曜日は「レストランで朝ご飯」の日。
車でちょっと行ったところにあるOeldeという町にあるレストランのビュッフェをいただきました。
「朝ご飯」とはいえないくらい豪華で、とてもおいしかったです。
レストランの中の様子。
ワッフルマシーンがあって自分で焼けるようになってました。
ちょっと生地が少なくて桜型になってしまいましたがおいしかった!
ピアノの生演奏もありました。素敵!
このレストランは植物園やアスレチック場などのある大きな公園の中にあって、ちょうど母の日のイベントも大々的にやっていたので、食後に公園を散歩しました
。
広場は子どもたち向けのちょっとしたお祭り状態で、遊園地のような遊具があったりラジコンレースコーナーがあったり…。
そしてここで私は初めて「Kasparl Theater(カスパー劇場)」というものを見ました!
紙芝居のおじさん的なノリなんですねー。
全部このおじさんがやるのですが、歌あり笑いありで素晴らしかったです。
動画も撮ったので、またUPしたいです。
ちなみにお話の中には「カスパールとそのおばあさん」「ワニ」「どろぼうホッツェンプロッツ」という「おおどろぼうホッツェンプロッツ」の要素がたくさん出て来ました。
「え、著作権は!?」と一瞬驚きましたが、きっとこっちの方が先なんでしょうねー。
この公園のマスコットキャラ。唇をぶらぶら揺らしながらもそもそ動くのがなんともおかしかったです。
最後ちょっとずれてしまいましたが、ドイツ式にお祝いしてもらえた私の誕生日、ほんとに幸せ&感謝な経験でした。
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