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実はイタリア行きました(ボローニャ編)

ほんっとに前のことになるんですが、4月の26から29日の間、イタリア旅行に行ってました。
このまま放っとくと書かないままになってしまいそうなんで、ちょっと駆け足になりますが、記事にしようと思います。

目的は「ボローニャ児童図書展」。

行きたいなーとは思っていながら、イタリアについては「犯罪王国」「あほうの国!」とひどい噂ばかり聞いていたので、「このうっかり者の私が一人で旅行なんてできっこないない!」と思っていたのですが、ある方から「日本の編集者の中には行きたくっても行けない人がいっぱいいるんだから、近くにいるからにはぜひ行きなさい!」と言われ、勇気をふりしぼって冒険の旅に出ることにしました。

ただ、児童書展は基本的に企業向けのメッセなので、平日にしかやっていません。
校長先生に頼んで学校をお休みさせてもらい、最後の2日をねらいました。
木金ボローニャ、土曜はついでにベネチア観光、日曜の朝帰るというスケジュールです。

何より大変だったのは、ネット環境が整ってない中での旅行準備。
イルカにずいぶんお世話になりながら、飛行機や宿の手配をぎりぎりまでかかって済ませ、いざ出発です。

P1050241 ミュンスター・オスナブリュック空港。めっちゃ小さい空港です。






P1070460 激安航空会社Tuifly。ミュンスター-ベネチア往復でなんと129ユーロ!奇跡のような値段です。





当たり前ですが、飛行機ってすごいもんですね。
ミュンスターからベネチアまで、1時間40分で着いちゃいました。
電車だと丸一日かかるのにねー。

途中窓から見たアルプスの山並みに感動!

P1050584 ハンパないスケールですー。雲じゃないんですよ、山ですよ!






そしてベネチア空港に到着。
さあ、ここから犯罪都市ですよ!あほうの国ですよ!お財布には気をつけて!
と、がちがちに緊張しながらバスでベネチア市内へ。

しかしベネチア…

P1050250 美しい!







ぼへーっと見とれているうちに道に迷ったりして、ずいぶん遠回りした末ベネチア中央駅へ。
電車の時間を調べていなかったので、窓口で「とにかく早くボローニャに行ける電車を!」と切符を購入。(後から考えると高かった…)

やっとボローニャに着いたのが4時半。
しかしメッセは6時まで!
「どうしよっかなー。1時間のためだけに入場料払うのもなー。まあ場所の確認だけでもしとくかなー」
と、とりあえず会場へ向かいました。

P1050267 ボローニャ中央駅







駅前には「メッセ会場へはこのバスで」と案内が出ています。
ガタガタ揺れるバスに乗ってメッセ会場へ。

P1050252 じゃーん、着きました! みんなの憧れボローニャ児童図書展の会場!






「チケットはどこで買うんだろうなー」とぶらぶら進んで行くと、入り口ゲートまで来てしまいました。
きっぷ切りのおばちゃんに「チケットどこで買うの?」と聞くと、
「いいよいいよ、入って入って!」とタダで入れてくれました。

シンジラレナーイ!
終わりがけだったからでしょうが、ラッキーでした!

さて会場内はどうなっているかというと…

P1050253 こんな感じ。
25、26、29、30という4つのでっかい建物に分かれて世界各国の出版社がブースを出しています。




日本で有名な「絵本原画展」の会場は、25の下にあるほんのちっちゃなスペース。
ここは一般人が楽しむ所ではなく、ほんと「お仕事」の場所なのです。

P1050272
とはいえ、いろんなイベントもやっておりまして、例えばドイツの絵本作家「ヴォルフ・エアブルッフ(Wolf Erbruch)」さんの原画展なんかもやってました。



P1050283 「さすが!」とうならせられた原画たち。






さてまずは企業ブースの様子を見に行くことにしました。
この会場がまあ、広い!でかい!

P1050378 ちっちゃいブースがいっぱい並んでるのが分かりますか?
こういうのが、だーっと続いているわけです。




P1050367 外から見た会場。倉庫のようです。







P1050323 会場と会場の間にはこういう憩いの場もあります。歩き疲れたらここで休憩。






P1050413 こんな楽しいブースもありました。







こんなふうに「児童書」だけに限った見本市は、ボローニャだけだそうで、ヨーロッパはもちろん、アジアやアフリカからも、ほんとにたくさんの出版社が来ていて「まるでオリンピック〜」と思いながら見て回りました。

では世界で頑張る日本選手たちをご紹介…。

P1050325 ブロンズ新社さん







P1050330 小学館さん







P1050335 角川書店さん(MANGA、人気です)







P1050337 手塚プロさん







P1050338 学研さん







P1050343 至光社さん







P1050360 福音館書店さん







P1050358 講談社さん







P1050344 フレーベル館さん







P1050336 そして日本の出版物を世界にたくさん紹介してくださっているエージェントのJFCさん。





P1050256 日本でなじみ深い本たちが、英語の注釈をつけられてこんなふうに並んでいると、なんかとても嬉しくて「頑張れよー!」と声をかけたくなりました。




P1050257 岡田淳さんの本も!しかも私の大好きなこの2冊。選んでくれた方、ありがとう。





日本の本が世界に出ていくのは、まだまだ難しいみたいですが、世界に通用するいい本がいっぱいあるんだから、ぜひチャンスをつかんでくれ!
と、なぜか親心で見て回る私でした。

皆さん真剣に版権の取引などをしてるのに、フラフラ歩きまわってごめんなさーいと思いながら…。

さてその他には、

P1050363 ミュンヘン国際児童文学館のブースもありました。






P1050404 チェコの本はやっぱりかわいいね!







P1050409







P1050408







P1050416 ナイスな「手触り絵本」を見つけました。動物の毛の部分を触るとふわっとしてるのですが、全然絵として無理がなくて、この素材はなんだろうかと思いました。




こんなふうにざざっとブースを見てまわってると終了時間になりました。
最後にJBBYのカウンターに寄るとお姉さんが新情報をくれました。

「最終日の午後はもう片付けモードですよ」

なんと!
最後の日にじっくり見ようと思ってたので危なかったですー。
「明日は朝イチで来ようっと」
と思いながらホテルに向かいました。

さてホテルですが…
しくじったんですよー。大失敗ですよー。

ボローニャの宿をとったつもりが、予約を入れた後にあらためて住所を見ると町の名前が「Forli」。

どこだそれは!と調べるとボローニャから電車で30分以上かかる町でした。
ネットで地図を見ながら「会場の近くだ、ちょうどいい!」と決めたのですが、ヨーロッパの町ってみんな丸いんですよね。私が見ていたのはボローニャの丸ではなくForliの丸だったわけです…(泣)。

まあこうなったからには仕方がないのでForliへ。

P1050433 たどりついたホテル。3つ星ですが安かったー。






P1050435 ニンジン型のランプもかわいい







結論から言うとですね、このホテルでよかった!
設備が充実してるし朝ご飯は豪華だし、なぜかツインルームだったし。

ずいぶんリフレッシュして、翌日またどんぶらことボローニャへ。
今日はブース以外のイベントコーナーも見て回ります。

まずは新人の登竜門、絵本原画コンクール入賞作品の展示コーナーへ。

P1050288 日本では立派な展覧会として展示されていますが、当地ボローニャではいたってシンプル。隅っこで細々やってました。





でも、日本人受賞者がめちゃめちゃ多かったのにびっくりしました!
4分の1くらいは日本人じゃないかと思うくらい、すごい健闘ぶりでしたねー。
日本で知名度が高いから出品者も多いんだと思いますが。

P1050292 日本人受賞者の作品。







P1050293 こちらも。







イベント会場にはその他、今年の招待国ベルギーのコーナーや
(ポストカードとベルギーチョコがタダでもらえました)
シンポジウムコーナーなどがありました。

P1050315 ベルギーコーナーで見つけたナイスなしかけ絵本






P1050312 シンポジウムコーナー。







P1050374 「長くつ下のピッピとイラストレーション」というプログラムもあり、ちょっと参加してみました。手前の女性の髪型がピッピみたいでかわいい。




P1050280 イラストレーターの売り込みコーナーもあります。自分の絵と連絡先をべたべた貼ってアピール。日本人の名前が非常に目立ちました。




さて午後になると、JBBYのお姉さんの予言どおり、みんな片付ける片付ける!
3時になると、ほとんどなーんにもなくなってしまいました。
片付け終わったブースでお茶してる人たちも。
あの、一応5時までなんですが…。

近場のイタリアの出版社はともかく、みんな帰りのことがあるのでさっさと引きあげモードになるようでした。

でも昨日入れてもらえたおかげで、十分堪能できてよかったです。
本に関わって働く人たちのお祭り、いや戦いの場でしょうか。
かなりエキサイティングな場でした。

フランクフルトはもっとすごいんだろうなー。

そしてわたしはまたどんぶらForliのホテルへ。
ちょっとイタリアの町を歩く自信がついてきたので、晩ご飯はホテルのそばのピザ屋さんにとびこんでみました。

P1050444 地元の人が来る感じのお店です。







P1050442 たどたどしい英語で注文したじゃがいもピザ!うまかった!






P1050448 帰り道で見つけたマネキンのお兄さん。んー、イタリアーン。
口元を見てください。





さて翌日は朝ご飯を大急ぎで食べてベネチアに向かわなければならない、ということで朝食ビュッフェに行くと…。

なんだなんだ? 中国人が席を埋め尽くしている。
しかも食べ物がなにもない。食い尽くされている!
昨日のあの素晴らしいパンやハムやソーセージは?
バレンシアオレンジを絞るジュースマシーンの横にはオレンジが一つもないよ!

私はクロワッサン一つ持って呆然と立ち尽くすのでした。

ホテルの人に聞いても「もうないよ!ないものはないんだよ!」と邪険に扱われるばかり。
「なんだよー、金は払ってるんだぞー。」とかなり腹を立てながらクロワッサンをかじっていると、中国人客がいなくなったタイミングで新しい料理が出てきました!

つまりですねー、ホテル側は中国人客が無限に食べ続けると思って
料理を追加するのをストップしてたんですねー。
そして、見た目から私もその団体の一人だと思われて「もうあんた十分食べたでしょ!」という扱いを受けたんですねー。

「くっそーう、あたしゃ日本人だよ! か弱い個人旅行者なんだよ!」
と歯ぎしりしながら猛ダッシュで駅へと向かったのでした。

ともかくベネチアへ…。

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コメント

うーん、なんてイタリアらしい体験を次々としてるんだw
まあ、国民的に阿呆だからこっちも阿呆になると楽しいと思うよ。

中国人は富裕層がいろんなところに旅行してるんだけど、まあ中国人だからどういう行為をやらかしてるか容易に想像はつくよね。てか見たよね。でも悲しいかな、西洋では東洋=中国くらいの認識しかないから、天下のジャパンパスポートを持っている日本人も見た目から中国人と判断されて嫌がられることがちょくちょくあるみたいね。ローマとかフィレンツェとか、日本人がよく行く場所は日本語が通じる手袋屋とかあったりするけどね。

ピザおいしいよね!でもせっかくイタリア行ったんだからいもから離れたらよかったのにw
私は朝食べたフォカッチャみたいなピザ?がすごく気に入ったよ。
またイタリア行くときがあったら次はプレーンなピザも食べてみて!

>ちえぞうです。いいんだよーう。いもでいいんだよーう。
「中国人、迷惑だなあ」と思って見てたけど、まさか自分に被害が及ぶとは思わず、なんで邪険に扱われたかもだいぶ後になってから気づきました。しかし、イタリアで手袋を買うあっきー。絵になるなあ。

投稿: あき | 2007年7月 9日 (月) 09時29分

こんにちは ちえぞうさん。
ボローニャのブックフェア、行ってこられたのね~。そりゃそうよね!この時期にヨーロッパにいるんだから、いかないでか!ですよね。日本の出版社のブースにちらり 著作が写っているの見て、むふふ~となってしまった。ほんと、私も今年いけると良かったのですが・・・。
美大生の時 ローマに行った時、「よっしゃ、本場のピザ 食べるで!」と、テイクアウトのピザ屋さんに入ったのですが、20分たっても、30分たっても、注文のピザが出てこない・・・。
お店のお兄さんは笑顔で生地をずーっとこねていて、たまにくるくるっと回して愛嬌を振りまいていた・・・「まさか、今こねている生地が 私らの注文品?まさかねー?」と思っていたら そのまさかでした~。イタリア人!のんびりしすぎ!大阪ではありえへん!
おかげで自由時間がなくなっちゃったよ~。
でも、とっても美味しかったんだよね、これが。ほんと、何を食べても美味しかったー。

投稿: かろかろ | 2007年7月12日 (木) 00時16分

ちえつん、ひさしぶりです☆

最近展示会とかのバイトしてるので、海外の会場の様子がとっても興味深かったです。
写真見て、やっぱりシステムの壁なのか、とか、パラペット(ブースの上のほうについてる社名板)ついてるのか、とか・・・(笑)
外国で日本のもの見たら嬉しくなるよね!もっと頑張れって思う!!

投稿: まいっちんぐぅ | 2007年8月 6日 (月) 12時50分

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