« ダーリンは中国人 その1 | トップページ | ダーリンは中国人 その3 »

ダーリンは中国人 その2

ともかく重慶空港へ着いた我々は、トーマスたちの待つホテル「インターコンチネンタル重慶」へ、向かうことに。

トーマスは、赴任中ずっとこのホテルに滞在しているので、私たちも同じホテルに泊まる事にしたのです。
(5つ星の高級ホテルなのに、一人一泊4000円。ありがとう円高!)

タクシーに乗ろうと屋外へ出たとたん、


ムワァァァァァ〜〜

空気がぁぁ〜〜
むしあついぃぃ〜〜

そう、重慶は、中国の「三大火炉」のひとつと言われるほど、暑さで有名なのです。

しかも、長江と嘉陵江いう2つのでっかい川にはさまれているので、湿気がはんぱない。
大げさでなく、町まるごとサウナにつっこまれたみたいな気候なのです。

「もう夜の6時だというのに、これか…」

覚悟はしていたものの、リアルに肌で感じて、若干ヘコみつつ、とにかくタクシーへ。

トーマスから、「緊急事態用」にともらっていた、「インターコンチネンタルホテルに行ってください」と
中国語で書かれたカードを運転手に見せる。

今さらですが、中国では基本、中国語しか通じません。ありがとう、トーマス。

ホテルまで約40分。
運転手は若い兄ちゃんで、ちょいちょい話しかけてくれますが、笑うしかないちえぞう。

しかしそのうち笑えなくなってきた…。
運転が、荒いのなんの!! 抜きつ抜かれつ、割り込みつつ、勝手に車線を作りつつ…。それを全員がやりますからね。原付や歩行者もみんな。
怖いてなもんじゃありません!

心の中でヒーヒー叫びながら、景色に意識を集中するちえぞう。

…空港近辺の景色は、まあ、さびれた、貧しげな町だなあという感じ。

ところが、目前に重慶中心部のビル群が見えてきた瞬間、世界が変わりました。

はあっ! 異世界! 要塞っ! 近未来っ!!

この瞬間が、今回の旅で、一番私のテンションが上がった瞬間かもしれません。

重慶は、岩山のような土地に無理矢理立てたような町なので、土地が少なくて、とにかく縦に縦に伸びたような、超3次元的な町なのですね。

ビルは、30階建て以上が当たり前。地下もたぶん10階以上?
「とにかく高くたてりゃいいのさ、高く!」って感じの建物なので、今にも倒れそうで、飾り気ゼロで、なんかレゴブロック
みたい。

その要塞の中心部へ、相変わらずものすごい運転で突っ込んでいくタクシー。

中に入ると、さらに迫力満点!

街全体の色合いが、サビ色で…、なんていうんですかね、終末戦争後の世界っぽいといったら伝わるでしょうか?

道が狭くて、建物が倒れてきそう。行き交う人々は、基本はだか。Oh, ワンダーランド!

自分の中の、「建物」とか「街」とかの概念がぶっこわされる感じで、

「あ〜、外国にきたよ〜っ」って、むやみにテンションが上がったちえぞうなのでした。

Photo

重慶の、たぶん一般的なマンション。

なんか、おかしいでしょ?













スリル満点なドライブの末、ようやくホテルに到着。

とにかくチェックインしようとフロントに向かったのですが、
またもや、モメ中国人客に待たされる…。

やっと順番が来たので、事前にHotels.comのサイトで予約した際の控えを見せ、我々はスムーズに、スマートに、チェックイン

…するはずが。

「お客様、
2名様用の部屋で予約されていますが、よろしいでしょうか?」

きた〜〜っ!!
旅難、三発目!!

予約した部屋のタイプはシングルベッド2つだけど、部屋の定員は3名までと書かれていたので、確かに3名1室で予約したのに!
当然エキストラベッドとか置いて3名対応にしてくれているものと思っていたのに!

アメニティーは?「2人分しかない」
朝食は?「1人分」

聞いてないよ〜〜。

さらに、
「お客様、8ケタの予約番号はお持ちですか?」
8ケタ?手元の紙には11ケタの旅程番号しかないよ…。

もういい!

Hotels.comに電話だ!
トゥルル〜♪ あ、だれか出た!
……シーン ぼそぼそ、ぼそぼそ…。
なぜ遠い…。ぜんぜん聞こえないよ…。

しかたないので、タオルだけでも3人分用意してもらうように交渉。
旦那には電波のよさそうな入り口で、
電話にもう一度トライしてもらう。

困り顔のフロントのお姉さんを相手に、すっかり、モメ日本人と化して食い下がっている真っ最中、
突然横にいたなみえちゃんが「わあ〜っ!」と、ただならぬ声をあげた。

振り返ると、そこにはトーマスとズージーが!

彼らは7時にホテルのレストランを予約してくれていたので、部屋でちえぞうたちの到着をやきもきしながら待っていたものの、遅いのでロビーまで見に来たのでした。

そこで、ちえぞうの後ろ姿を発見し、満面の笑顔で近づいたものの、それに気づいたのは、なみえちゃんだけ。
なみえちゃんはトーマスたちの顔を知らないので、
「あやしい外人! だまされる!」
と、とっさに2つのスーツケースを、ガシーッと掴んだのでした。

「あの笑顔は、おそろしすぎた…」と、その後なみえちゃんは何度も語ることに…(笑)

さて、モメている最中の、わやくちゃ再会シーンを終え、再びモメモードに戻ったのですが、
レストランの予約もあるし、トーマスたちを待たせるのもあれなので、ややこしい交渉はどうでもよくなってきて、とにかくチェックインすることに。

最後に、鍵のデポジットのためにクレジットカードを出したら、なぜか何度やっても私のカードが通らない…。
こんなこと、めったにないのに…。
あかん時はとことんあきまへんな。

なみえちゃんのカードを借りて、ようやっとチェックイン。
大急ぎで荷物を置きに行くと…、

P1030262
部屋、ひろい…。

シングルというか、セミダブルやね。

タオルも、なんかいっぱいある。

歯ブラシとかは足らんけど、持ってきてるし。

…もめる必要、なかったね。

若干むなしくなりながら、大急ぎでレストランへ向かった我々でした。

(その3に続く)

|

« ダーリンは中国人 その1 | トップページ | ダーリンは中国人 その3 »

コメント

こないだ言っておけばよかったけど中国圏ではメモを用意しておくと便利なんだよね。
ガイドブック見せるよりも、メモにでかでかと漢字で行き先や住所を書くとかなりスムーズにいける。

中国の一流ホテルは豪華だよね。室内が赤いのはやはり中華を意識しているのか。
ただ、水周りの使い勝手が悪かったりする。

ベッドがふっかふかで気持ちよさそう〜。

投稿: あき | 2010年8月20日 (金) 22時03分

他人事やから 笑わせてもらいました~~

そんなことしてたら 東京に行った時バチが当るかなぁ・・・・

どこの ダーリンが中国人?

投稿: ばすけっと | 2010年8月21日 (土) 17時44分

あきさん、
筆談もね、活用したのよ。まさにノートにでかでかと。
でも、中国って、日本と漢字ちがうのね。「駅」とか、通じんかった…。
やれることは全てやったが、このありさまさ(泣)
インターコンチネンタルの内装は、世界的にこんなテイストみたいよ。落ちついてて、超快適でした。

ばすけっとさん、
バチはあたらないと思いますが、逆に私の厄がうつらないかどうか心配です(笑)
国内なので大丈夫だと思いますが。
タイトルの意味は、のちのち分かりますので、お楽しみに!


投稿: ちえぞう | 2010年8月23日 (月) 12時11分

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



« ダーリンは中国人 その1 | トップページ | ダーリンは中国人 その3 »