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ダーリンは中国人 その5

成都パンダ繁殖研究センターから、成都の中心部まで、タクシーで移動しようということになったのですが、パンダセンターはずいぶん町外れにあるため、タクシーがなかなかつかまりません。

しかたがないので、しつこく勧誘してくる白タク(無認可タクシー)を利用することに。
「乗ってやるから、5人全員1台に乗せろ!」
という強気な交渉が成立。

汚いワゴン車につめこまれ、我々はゴトゴトゴトゴト運ばれて行ったのでした。
まあ、クーラー効いてるだけ、ましかな…

と、ふと隣のズージーを見ると、疲れと白タクへの不安と時差ぼけとで、すっかり憔悴しきっているようす。

「まずいな〜。どこかで休憩しなければ…」
と思っていると、到着直前、窓外にスタバを発見!
そう、ズージーは、コーヒーを飲むと驚異的に回復する女なのです。

タクシーを降りるやいなや、
「スタバに行かない?」と誘うと、
「行く行く行く〜!!!」

みんなでコーヒーを飲み、すっかり回復しました。
よかったよかった。

そうそう、この時知ったのですが、スタバって、その町限定のマグカップ売ってるんですね〜。
成都のマグはパンダ柄で、とてもかわいかったです。

さて、ここらでそろそろお昼ごはんを食べようということになり、再び猛暑の屋外へ。

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成都中心部は、だいぶ都会。







あまり遠くないところに、「鐘水餃」という水餃子のおいしいお店があると、ガイドブックにかいてあったので、ちょっとのぞいてみることに。

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これが悲劇のはじまりだった…。







スタンドで軽くつまんでいく感じかと思いきや、中をのぞくと、がっつりお食事モードの大衆食堂。
もともと、ここでお昼にするつもりはなかったのですが、なりゆきで入ってしまい…、

席に座ってみると、冷房がなくて扇風機だけだし、小汚いし…。
せっかく上がったズージーのテンションが、みるみる落ちていきます。

四苦八苦しながら注文し、食べはじめたのですが…、
ズージーは辛いものが全くダメ。私も苦手なのですが、彼女は一口も食べられないほど、ほんとにダメ。
しかしここは四川。四川と言えば、

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激辛!








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辛くない物もいろいろ頼んだのですが…、









ズージーとしては、とにかく、この店の雰囲気自体ダメみたいで、 テンションは、ついに底の底へ達してしまいました。

それに反比例するように、テンションうなぎ上り!の人物が1名。

うちの旦那です。激辛大スキ人間なのです。

「うお〜っ、この麻婆豆腐、唐辛子だけでなく山椒がきいているぞ! 本物や〜っ!!」
彼的には、ここの麻婆豆腐が、中国で食べた物の中で、 No.1だったそうな)

しかし暑い中、激辛料理を食べるってのは、もう我慢大会。しかも、肝心の水餃子があんまり美味しくないという、残念な結果。場の雰囲気は最悪に…。

そんなわれわれの気分を反映するかのように、空まで急に荒れだしました。

どしゃぶり!!ものすごい雨と雷!!

…そりゃあね。朝からあの暑さじゃあね。納得のゲリラだわさ。

しかし、ここからどうするか…。

次の予定は武侯祀。でも、三国志を知らないトーマスとズージーを、こんな状況で連れまわすのは、とても危険…。

よし、別行動だ!

雨がマシになったタイミングで我々はトーマス達と別れ、3人で武侯祀へ向かったのでした。



武侯祀(ぶこうし)というのは、劉備玄徳、諸葛孔明をはじめとする、蜀の君臣を祀った祠堂でして、当然、三国志ファンにとってはヨダレもののスポットなわけです。

タクシーで到着した頃には、雨もずいぶん小降りになってて、ひと安心。

入り口を前にしたうちの旦那は、まさにヨダレをたらさんばかりのテンションです。

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でも、あれれ?

武侯祀って書いてないじゃーん。









実は、ここの正式名称は、「漢昭烈廟」(劉備のお墓という意味)なのですが、同敷地内にある「武侯祀」(諸葛亮の祠という意味)の方が人気があるため、通称「武侯祀」になっちゃったんですね〜。

やっぱり中国でも諸葛亮が一番人気か。劉さん皇帝なのに、不憫…。

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よこっちょの壁に一応こんなんありました。










さて、この日のために、三国志を読み進めていたちえぞうですが、

 

…2巻でタイムアップ(泣)

まだ孔明のこの字もありません。というか、劉さんも、あんまり出てきてません。なんか孫策がめっちゃ活躍してます。

というわけで、ここでのレポートも、ふんわりした感じになってしまいますが、ご容赦を…。


敷地に入って少し歩くと、「武将廊」「文臣廊」という、蜀の武官や文官の像がずらりと並ぶ廊下があります。

18 その入り口あたりに、有名な(…と、旦那のいう)「出師の表」が。

 





亡き劉備に蜀を託された諸葛亮が、劉備の息子に、「今こそ魏と戦うべきです!」と説くために書いたというもの。

しかし残念ながら、劉さんの息子はアホでしたので、思いは届かず、蜀は滅びてしまったのですね〜。

19_2 さて、ここにいらっしゃる武将たちのほとんどが「どなたさん?」状態(泣)

だって2巻じゃ、蜀のしょの字もない頃だもんねぇ。

 


…というわけで、有名どころだけご紹介しま〜す。

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張飛!











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関羽!











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そして劉さま!

さすが、徳の高そうな顔をしてらっしゃいます。

 

 


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拝謁するわたしたち。














そして、その奥の武侯祀には…、

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諸葛亮さんですよ〜!

さすがにここは人が多かったです。







さらに進むと、劉備、関羽、張飛の3人を祀った神社のような物があって、こっちにも別バージョンの像がありました。

P1190664 張飛。









P1190663 関羽。









P1190662 劉備。










こっちの方が現実味があるというか、我々の思う3人のイメージに近い気がしますね〜。

このあたりまで来た頃、また空が荒れだしました。

ピカッ! ゴロゴロ…、ドカーン!ドカーン!ドカーン!!

落ちたよね? 今のぜったい近くに落ちたよね? しかも複数。

という規模の雷と、一寸先も見えないほどの豪雨!

これから劉備のお墓に行こうと思っていたのに、今いる建物から動けません。

「もしや我々は、劉さまの怒りを買ってしまったのでは?」

…一同、本気で思いましたよ。

とりあえず、墓をあきらめ、軒から軒をつたって、必死で入り口まで戻ったのですが、そこから先が進めない…。

そこでなみえちゃんが「トイレのそばにあったお茶屋さんで休んでは?」と、ナイス提案。

ほうほうのていでお茶屋さんまで走って大正解。

ゆったりした雰囲気で中国茶をすすっていると、この大雨も風流に見えてくるから不思議です。

そうこうしていると、雨があがり、晴れだしました。

これなら、お墓参りができる!

ということで、劉備のお墓、恵陵へ。

P1030371 お墓自体は、巨大な土の盛り上がりだったので、全体像をおさめることはできませんでしたが、「ここに劉さまがいらっしゃるんだなあ」と感じながら、周りをぐるっと一周してきました。



とにかく、怒りが鎮んで、よかったよかった…。

「やることは全てやった!」

と、満足顔で武侯祀をあとにした我々でした。


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コメント

ウチは食堂系の店大好きやなー
辛いのも大好き。
香港行った時も、床が油ぎってる店を探し回ったよ。

投稿: ミバエ | 2010年9月 2日 (木) 01時13分

そーだわね〜。
その方が楽しいもんね。
しかしまあ、なんせ、暑かったんだわ〜。
あと、やはりこういう店は、メニューも注文もオール中国語なので、難易度高かったっす…。

投稿: ちえぞう | 2010年9月 2日 (木) 17時00分

いや、まじでこの店の麻婆豆腐うまかったっす。
はっきり言って激辛(山椒の辛さ「麻」とトウガラシの辛さ「辣」の両方利いている)なんですが、辛さに負けないように味付けもかなりしっかりしてるんですね。
塩味というか、味噌味が濃いというか、激辛ファンのツボをしっかり押さえた味付けになっております。
さすが四川!さすが本場!
日本だと、辛い(トウガラシの辛さ「辣」のみ)だけの店とか、山椒もトウガラシも利いてるけど辛いだけで味が分からない店とか結構多いですからね~

投稿: みずむし | 2010年9月 5日 (日) 23時46分

語るね〜(笑)
でも、私も、「麻」の効いた辛みは好きよ。
ひと口ふた口なら、美味しいと感じる。

投稿: ちえぞう | 2010年9月 6日 (月) 00時14分

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