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ダーリンは中国人 その7

タクシーが走り出してしばらくたったころ、またもや前日の成都のような、ものすごい雨!!
前も見えないほどの夕立ち、いや、スコールです!!

まあ、この日の重慶も、オニのように暑かったので、納得のゲリラですけれど、それにしても、すごい降りよう!

トーマス達と別れて、再びちえぞうのアンラッキーパワーが首をもたげてきたのでは!?
と、今後の旅に不安を感じる一同…。

道は混むし、事故渋滞があるしで、もう間に合わないのでは!?
と、心配しましたが、結局いい時間に重慶空港に着いて、ひと安心。

「まさか、今回もキャンセルなんてことはないよね〜。ハハハ。」

なんて言いながら、出航案内板を見てみると…、


canseled

…旅難、何発目やったっけ? 5発目?


あの…行きも帰りも出航取り消しなんですけど…。

このくじ運の良さ、何かに生かせんものでしょうか。

まあね、しかしね、われわれは、もう経験者ですからね。
慌てず騒がずの、チケット変更ですよ。

カウンターで、超スマートに、微笑みさえ浮かべながら、1時間後の便に変更してもらい、

「いや〜余裕余裕、旅の達人とよんでくれたまえ!」

てなもんで、搭乗口へ。
3人で楽しくアイスなんて食べながら、搭乗時間を待ちます。

そして、何気なく、また出航案内板を見ると、

…なんじゃこれ。真っ赤っか。


取消し 遅延 遅延 取消し 遅延 遅延……

一便も、飛んでへんやないかっ!!

天候不良で、完全ストップですってよ。
再開のめど、立たずですってよ。

便変えた意味ないやん!
結局、飛ばへんかったら、おんなじやん!

今日はね、北京の夜市で、屋台グルメを堪能する予定だったのよ。
どうしてくれるの、わたしのグルメ!!

…とっても悲しい気持ちで、呆然と待ち続ける私たち。

1時間たっても、再開の気配さえありません。

ロビーに人が増えるばかり…。

そのうち、ちえぞうは、宿のことが心配になってきました。

ホテルはHISで予約してるけど、もし夜中に着いて「もう部屋ありません」なんて言われたらどうしよう!

しかも今夜のホテルは、中国系で、場所はいいけどサービスはいまいちって、ネットの口コミ評価低かったし…。

せめて「遅れます」ってホテルに伝えたいけど、言葉に自信ナシ…。

そうだ! HISに電話してみよう!

トゥルル〜。

「…本日の営業は、終了いたしました…。」

なんやと! 頼りにならんのう!

ならば奥の手、ここに電話するしかないか…。

手持ちのクレジットカード会社の、

「グローバルエマージェンシーライン 24時間対応」。

旅行中の病気、ケガ、盗難などなど、アクシデントならなんでもござれ、という魔法のような電話番号。もちろん、はじめてかけます。

トゥルル〜。

「はい、どうしました?」

まるで、頼れるお医者さまのような、たのもしいオジさんの声。

かくかくしかじか…と説明すると、

「ではホテルに電話して確認してみますね。英語が通じるようであれば、夜中過ぎてもチェックインできるよう、たのんでみます。おり返し電話しますので、しばらくお待ちください」

流れるような、気持ちのよい対応。言葉のうしろに、「百戦錬磨」を感じました。

5分ほどして、携帯が鳴り、

「無事ホテルに確認できましたので、もう大丈夫です。何かあれば、またお電話ください。ご利用ありがとうございました〜」

…すごい。

無料でこのサービス。かかったのは、最初の電話代だけですよ。

しかも私、旅行費用さえ、このカードで支払ってないんですよ。

ありがとう、ありがとう、VISAジャパン! すばらしい会社!

見習ってくれ、HIS!


さて、宿の心配がとけると、なんかお腹がすいてきました。

そういえば、さっきから、中国人達が皆、カップラーメン片手にうろうろしてます。

あたりにただようラーメン臭。

そう、中国ではお湯が無料。空港のロビーにも給湯器があります。売店ではラーメン売ってます。

ということは…、

カップラーメンが作れる!

ロビーには、レストランもあるんですよ。でもみんな、カップラーメン食べるんです。

前日のことがありますから、「食べられるうちに何か食べておかなければ」という気持ちになってしまったちえぞう。

「お腹すいてない」という旦那やなみえちゃんを尻目に、ひとり、食い気に走ってしまいました。だって、暇なんだもの。食べる事しか楽しみがないじゃない。

いざ参戦!

P1190738 吟味の末、辛くなさそうなこのラーメンを選び、給湯所へ。









しかし、予想どおりの大行列です。

あまりにみんなラーメンを食べるので、当然のお湯切れです。沸騰待ちです。

全然列が進まない〜とイライラしてると、どこぞでお湯を入れたらしい人が歩いてきました。

「ん?あっちにもあるのか?」

と、列をぬけて見に行きましたが、それらしい所はなし。

もしや!と、レストランのお姉さんにカップを見せてみると、無言で受け取り、カウンターの奥でお湯を入れてくれました。

…なんという裏ワザ。

モラル的にどうかとは思いますが、ともかくできあがりました。

P1190739 中に入ってた、折りたたみのフォークで、いただきます!









うん、うまい!

大満足の味とボリュームでしたよ。鶏ベースのスープがおいしかったです。

ラーメンを食べ終わり、また暇になったちえぞう。

売店を物色していると…、

Photo

いも菓子発見!

じゃがいもは中国語で「土豆」だそうな。

これは、試してみなければ…。

「質量が保証する」健康食品ですって(笑)

食べてみると、なんというか、チップスターを砕いて砂糖でかためたような、「健康」とはほど遠い食べ物でした。まあ、「いもおこし」ですね。

ええかげん暇つぶしも限界になってきたころ、やっとやっと、飛行機が動き始めました。

我々の便も、搭乗時間が表示され、やれやれです。

それまでもう少し時間があるので、「晩ご飯を食べよう」と言うちえぞう。

旦那「もう、ラーメン食べたやないか」

私「いや、足らん」

なみえちゃん「きっと機内食出るよ」

私「出なかったらどうするんだ」

…よっぽど、前日の「晩ご飯にありつけないかもしれない」恐怖がこたえたのでしょうね。

むりやり2人を付き合わせ、カフェで定食を食べました。まずくもないけど、うまくもない、微妙な感じ。

さて、待ちに待った搭乗時刻になったので、ゲートに行き、チケットを見せたのですが、なぜか「違う」と言われた私たち。

「ん?まだなのかな?」

と、しばらく待ってみることに。

出発時刻が近づき、不安になったなみえちゃんが、案内板を確認しに行くと…、

「私らの便、最終案内になってるよ!

なんだと〜っ!?

4時間も待たされた上に、乗り過ごしたじゃ、シャレにならん!どういうこった!

と、さきほどのゲートに走り、チケットを見せると、今度のお姉さんは血相を変えて

「早く乗ってくださいっ!」

なんのこっちゃいな! なんでさっき乗せてくれへんかったの〜?

と心の中で叫びながら、我々はギリギリセーフで席に着いたのでした。

ようやく北京へ飛び立った飛行機。

飛行機が飛ぶって

…いいね。


ちなみに機内食はというと、

…はい、出ました(泣)。

ごめんなさい。


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コメント

乗れてよかったね・・・天気には勝てないからね。
中華圏のカップラーメンってどうしてあんなに魅力的に映るんだろ。でもかさばるので実は買ったことなく、旅行中は常におなかいっぱいなので食べる余裕もなく。

まあ無事でなによりでした。

投稿: | 2010年9月11日 (土) 09時10分

ちえぞうさん

新しい職場での仕事、始りましたか?

それにしても中国旅行記、手に汗握るスリル感♪すごい~

なんかドキドキこっちまでしてきます。

今は無事に帰ってきていることがわかってるから読めるけど、当人たちは大変だったでしょうし、面白かっただろうな~!

投稿: みどり | 2010年9月20日 (月) 10時08分

あっきー、
そうよね。そんで、実際おいしいからね。偉大なり、日本の発明品、即席麺!
しかしほんとに、無事帰ってこれて、よかった。

みどりさん、
面白かったです。
が、疲れました(笑)
新しい職場は、なかなか楽しいですよ〜。またお会いしてゆっくりお話したいです。

投稿: ちえぞう | 2010年9月26日 (日) 01時59分

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