ドイツの魔女まつり

先日、上野の国際子ども図書館で行われた講演会「シリーズ・いま、世界の子どもの本は?第1回」に行ってまいりました。

私の大好きな角野栄子さんの講演「魔女からみた世界の子どもの本」をはじめ、台湾の子どもの本事情についての詳しいお話など、盛りだくさんの内容で、おなかいっぱい大満足!

その詳しい内容については、先日コメントをいただいた、みどりさんのレポートが完璧なので、こちらをご覧いただくとして…(すいません、サボりました)
http://blog.livedoor.jp/poplar_green/archives/51520326.html

私の方は、「魔女」つながりで、2007年にドイツで経験した魔女まつりの思い出を綴ってみようとおもいます。

それにしても久しぶりですよ〜、ドイツの話。
一応このブログ、「ドイツ」をテーマにしてるはずなんですけど…スイマセン。

魔女まつりは、私のドイツ生活で1、2を争うほど印象深いイベントだったのですが、あまりに大きすぎて、手が付けられないまま、なんと3年が経ってしまいました(笑)
でも、書かないわけにはいかないので、ずっと気にかけておりまして…。
だって、このブログのプロフィール写真がこれですもの。避けては通れません。

…と、前おきはこのへんにして、本題へ。

ドイツには、「Walpurgis Nacht (ヴァルプルギスの夜)」という伝説のお祭りがあります。
ゲーテの『ファウスト』で有名になったらしいのですが、年に一度、4月30日の夜に、ドイツ中部ハルツ山地のブロッケン山に、世界中の魔女や悪魔が集まって、たき火のまわりで夜どおし踊りさわぐというお祭りです。

私は、プロイスラーの『小さい魔女』というお話でこのお祭りのことを知りました。
主人公の「小さい魔女」は、まだ一人前の魔女ではないので、ヴァルプルギスの夜への参加を許されていないのですが、どうしてもどうしても行きたい!と思ってこっそり参加したところ、見つかって魔女のボスから大目玉をくらってしまいます。そこで、「来年のヴァルプルギスの夜までには、一人前のいい魔女になって、堂々と参加してやる!」と、猛烈に努力するわけです。
さて次の年、彼女は無事お祭りに参加できるのでしょうか!?というお話です。

小さい魔女が、そんなにも憧れる魔女のお祭りって、どんなのかなあ、楽しそうだなあと、子どものころからちえぞうは、思いをめぐらせていたのでした。

ところが、なんとその祭りが実在するらしい、ということが判明したのです。
それはそれは、なんとしても行かなくちゃ!
ということで、ドイツに行く前この本を熟読して予習したのでした。

Photo_3 『ドイツ魔女街道を旅してみませんか?』
西村佑子 著

2001年 トラベルジャーナル










著者の西村佑子先生は、ドイツの魔女研究の権威で、頻繁にドイツに渡っては魔女の足跡をたどるうちに、とうとう独自の「魔女街道」を編み出してしまったという、すごい方です。

この本に、ヴァルプルギスの夜についての詳しい情報が書かれていたので、それを頼りに、単身、魔女まつりに乗りこむぞ!と、心に決めて、ちえぞうはドイツへ飛び立ったのでした。

しかしながら、一人で行くのはやっぱり不安。
なぜなら、ドイツ中部ハルツ地方というのは、日本で言えば信州みたいなところ、つまり、交通網が発達していない、車を持たない旅行者にとってはとても行きにくい場所なのです。
電車やバスをどんぶら乗り継いで行くとしても、だれかお仲間がほしいな〜と思っていると、ちょうど良いタイミングで、仲良しの絵本編集者Tさん夫妻が、ドイツ旅行に来られるとのこと。
さっそく誘ってみたところ、
「私たちも、魔女まつりに行く予定ですよ。西村佑子先生のツアーに参加するんですよ〜」
というお返事が。

…え〜〜〜っ!!!

あの、あの、魔女街道の、あの西村先生が、ツアーをっ!?
それはもう、絶対、ヴァルプルギスの夜を、最も正しい場所で、最も正しい方法で、体験できるにちがいない!!! 

うらやましすぎる〜〜〜!!

そこで、ちえぞうは泣きつきました。
「私も、ぜひ、参加したいのですけれども! なにをどうすれば参加できるのでしょうか!今からでもいけますか!?」

するとTさんは、
「なんとか言ってみましょう!」
ありがとうございます〜っ!

西村先生のツアーは、日本発で、魔女街道のポイントをいろいろめぐった後、最後にヴァルプルギスで締めくくるという行程なのですが、Tさん夫妻は、特別に祭りの日だけ飛び入り参加するとのことだったので、私もその形態で、急遽参加させてもらうことになったのでした。

そして、指令が下りました。

「4月30日の13:30に、ヴェルニゲローデという町の○○ホテルのロビーに集合。
ただし魔女の衣装を持って。」

…やっぱり。
ヴァルプルギスに参加するからには、魔女にならなあかんねんや。

どうしたものかと、ホストファミリーに相談してみたところ、イルカの友達がカーニバルの時に魔女のコスプレをしていたとのこと。電話してみると、快く貸してくれました。
宿も電車のきっぷも買って、よし、これで完璧!

しかしながら、ヴァルプルギスの夜って、ドイツではものすごく知名度低いようで、周りのドイツ人からは、
「え? そんなんあるの? 行くの? 踊りに? 魔女になって? まあ物好きねぇ〜」
と面白がられてしまいました。

そんな反応にもめげず、当日朝早くに出発したのですが…、

なんということでしょう。

この直前にイタリア一人旅を経験していたので、「ドイツ国内なんて、楽勝さ!」と軽く構えていたちえぞうに、
もう、魔女の呪いとしか言いようがないほど、次々と災難がふりかかってきます。

まず最初の電車が遅れ、そのせいで乗り継ぎが変わり、車内で車掌さんをつかまえて聞いたはいいが、そのダイヤがどうやらデタラメだったようで、ホームで待てども待てども電車が来ない。

というか、時刻表に、私が乗るはずの電車が存在しない。

田舎なので、次の電車は1時間後。
距離的には目的地からそれほど遠くないところにいるのに、ここから先へ進めない!

途方にくれて、ホームの時刻表横のバス路線図のようなものを見ると、「ヴェルニゲローデ」という名のバス停を発見。
なんやわからんけど、これに賭けるしかなさそうだ!

というわけで、やぶれかぶれのちえぞうは、電車やバスを乗り継ぎ、もう自分でもどうやったか分からない感じで、とにかくヴェルニゲローデ駅にたどり着いたのでした。

大急ぎで帰りの切符を手配し、自分の泊まるホテルでチェックインを済ませ、集合場所のホテルへ、タクシーでGo!

…間に合った。奇跡的に時間通り。
魔女の呪いに打ち勝った瞬間でした(笑)

来るだけでエネルギーを使い果たしてしまったちえぞうですが、ここからが本番です。

ロビーでTさん夫妻、西村先生と落ち合い、
(西村先生は、すごい方なのに、とても気さくで話しやすい、素敵な方でした)

「それでは魔女になりましょうか」
と、西村先生の部屋へ通されると、なんとそこには、ツアー専属のドイツ人メイクさんが!

私は鼻メガネがあるのであまりメイクは必要なかったのですが、せっかくなのでハートやお花をちりばめたカラフル魔女顔にしてもらいました。

Tさん夫妻も完璧な魔女と悪魔に変身。

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左がちえぞう、Tさんは超キュートな猫魔女さん。

旦那さんは悪魔…ハマりすぎです(笑)





このあと、まだ10人以上も魔女、悪魔メイク待ちが控えているということで、早めに済んだ私たちは、ひとまずヴェルニゲローデの町を散策することに。
町の中心に向かって歩き出したのですが、

私たち…浮いてる…。

町はすでに、魔女や悪魔のあふれるお祭り騒ぎなのかと思いきや、道行くドイツ人は普通の格好、普通のテンション。

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は…はずかしいっ! 見られてる!
これじゃ私たち、完璧な浮かれ観光客じゃないか!



 


言いようのない恥を耐え忍びながら、人の多い方へ多い方へと急ぐ私たち。


P1050643 町の中心へ来ても、

う…、平常…。

しかし、おやおやっ…?






P1050646 発見! 
しかも、超ハイクオリティ!







P1050648 めがね魔女に、









P1050659 ロック魔女、










P1050651 癒し系魔族に、










P1050650 Mr.恐怖!











探せばいるいる、魔族たち。


さらに、


P1050658 魔女の店番









P1050666_2 魔女の鈴なり











なんだ〜、私たち、全くもって普通じゃないか〜と落ちついたところで…、

はたと気づきました。
「我々には大事なアイテムが欠けている!」

…ほうきです。

ほうきが魔女には必要です。

探して歩くと、魔女箒を売っているお店を発見!
Tさんと共に買い求めると、店のおじさんが、

「やあ、魔女じゃないか。安くしとくよ。ほうきがなかったら困るだろう!今日は忘れたのかい?」

…まけてくれました。

これぞ粋というもの。すばらしい!

Img_0753_4 ほうきを買う魔女









Img_0726 ついでにいろいろ見る魔女











これで装備完了!

P1050672 できあがり〜!!









P1050675 ちなみにここは市庁舎の前。

美しい建物です!









こんなふうに気を良くして遊んでいると、テレビカメラがやってきて…、



Img_0739 取材されてしまいました。











さて、そろそろ西村先生たちと落ち合う時間。
ジャパニーズ魔女ツアーの面々が、ぞくぞく集結しはじめました。

なんと今回は、絵本作家のS先生も参加されていました。初めてお会いするので、ちえぞう、ちょっと緊張! 赤いほっぺの、とってもかわいい魔女に変身されてましたよ。

P1050684_2 まずは集合写真。
これだけ集まると、圧巻です。









次は踊りの練習。
おお、やはり決まった魔女ダンスがあるのか!
と、思いきや…、

Img_0770 なななんと、東京音頭です!
ドイツの、木組みの町の、マルクト広場の真ん中で、東京音頭!
斬新すぎるっ!!





つまり、西村先生のコンセプトとしてはこうです。
「せっかく日本から来ているのだから、日本人としての魔女をアピールしたほうが面白いじゃない!」

だから、皆さんの衣装も着物だったり袴だったりするわけで。

世界の舞台に挑むというその心持ち、さすが魔女祭りマスターです。
初心者の私たちとは違います。

ひと通り踊りのリハーサルが終わったところで、さあ、本番の会場へ移動です。

目指したのは、よりハルツ山地に入ったところ、ブロッケン山の麓にある、「シールケ」という町。
まさにファウストに登場した、魔女まつりでは由緒ある町です。

バスでどんどんどんどん山道を走り、たどり着いてみると、

Oh,田舎!!
本場な感じですよ〜。

バスを降りて、会場まで少し歩いたのですが…、

P1050691 きゃっ、等身大の魔族たちが、









P1050692 いたるところで









P1050694 おでむかえ!











チケットを買い、会場に入ると、いましたいました、素敵な魔女たち悪魔たち。

P1050715 緑の顔は定番ですね。映画「オズの魔法使い」の影響でしょうか













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表情!いい!











P1050714 すてきな魔族カップル











P1050707 クモの巣帽











子どもたちも負けてはいませんよ。



P1050708 ほ、ほほえましい!









P1050712 絵になるね〜。









P1050713 ドイツらしい、カラフル魔女子ちゃん









P1050703 メイクをしてくださったダニエラさんのお母さんと、孫のレアちゃん。

さまになってる!

 






西洋の方々って、本当にこういうの似合いますよね。
私たちとは、はまり方が違います。うらやましい。

さてまずは腹ごしらえ、ということで出店をのぞくと、
…なになに?
P1050695 「サタン焼き」
「ヒキガエルの肝」
「悪魔のシッポ」…









ひえ〜っ、魔族の食い物、おそろしすぎる!

勇気をふりしぼって、「悪魔のしっぽ」と「サタン焼き」をいただいた私たちでした(笑)

その後私は、ある出店で相棒に遭遇。
P1050860 魔女猫くんです!











お次はパレードがあるということで、見に行ってみると…





ひゃ〜、楽しい!

西村先生によると、例年はステージで中世を舞台にしたお芝居が行われるですが、今年はなさそうだとのこと。
残念!

それならばと気を取り直して、我々自らがアクションを起こすことに。
山と積まれた薪のそばで、踊りましたよ。

東京音頭!

さらに、興味を持ってくれた方には折り紙の鶴をプレゼントするという、超親切、親善大使な日本の魔族たち。
西村先生、地元ラジオの取材を受けてました。さすがだなあ。

日も暮れてきて、いよいよ薪に火がともることに。

P1050719 これが…、









P1050720 こうなって…、









P1050722 こう!











本当は、『小さい魔女』のように、この周りで夜どおし踊り騒ぎたいところだったのですが、我々一行は宿に帰らねばならないということで、泣く泣く会場を後にし、バスでヴェルニゲローデに戻りました。

いや〜、ひと口に「魔女」といっても、人によって捉え方はさまざまなんですね。
観光客に地元民、老若男女、ほんとうにさまざまな魔女や悪魔を見ました。

日本では「かわいい魔女」というのがすっかり定着している感がありますが、ドイツではやはり、恐ろしくてこそ、醜くてこそ、魔女なんですね〜。
原点を見せられた気がしました。

西村先生の本によると、ヴァルプルギスの夜は、春を迎える儀式でもあるとか。4月30日に冬の悪魔や魔女を追い払って、5月1日に新しい春を迎えるのです。
春を祝ってどんちゃんやるのは、寒い地方のドイツならではですね。

おまけの話

この日、自分の泊まるホテルに戻ってほっとしたところで、愛用の電子辞書をなくしたことに気づきました。
行きの電車でバタバタしていて置き忘れたか、祭りで浮かれてて落としたか…。
青くなって、Tさんや西村先生や、いろんな方に問い合わせ、ご迷惑をかけましたが、結局辞書は見つからず、ちえぞうはしばらく辞書なしのサバイバル生活を余儀なくされたのでした。
やはり魔女の呪いは解けていなかった!
深刻な私をよそに、ホストファミリーたちは、
「チエが魔女まつりで踊りまくってて、辞書落としたんだってさ〜」
と笑い話にしてました。
ひでーや。
これも魔女の呪い?

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おもいだしもって旅行記「ブレーメンとハーメルン」その2

さてさてお次は、ハーメルンです。
ご存知「ハーメルンの笛吹き男」の舞台になった町です。

こちらはブレーメンとちがって、典型的な「ザ・ドイツの田舎町」。

木組みの家に石畳、上から見ると、まあるい町のまんなかには広場があって、全部の道がそこに続いていて、ちょっと頑張れば、町の端から端まで歩けちゃうよ〜
…みたいな、ドイツでよく見る中世観光都市でした。

そして、これまたブレーメンとちがって、「グリムでっせ!」「笛吹き男でっせ!」というアピールのすごいこと。

しかもそれは、町に入る前から、すでに始まっているのでした…。

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ハーメルン市街に向かう道に、なにやら白い物が点々と…









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よく見ると、ネズミ!

こいつらが、ハーメルンの道という道を這いまわっているんですね〜。






この白いネズミさんに導かれ、町に足を踏み入れると、あっちにもこっちにも!

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ネズミ飾り
(お好みの色に塗ってね)









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ネズミパン
(堅焼き。飾り用。
 ちえぞう、一匹つれて帰りました)







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ネズミ居酒屋










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名酒(「鬼殺し」ならぬ)「ネズミ殺し」











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ネズミ本屋
(ドイツでは本好きの人のことを
「本の虫」ならぬ
「本のネズミ(Leseratte)」と言うのです)






しかし、そんなネズミどもの間をかいくぐって、ちえぞうの目にとびこんできたのが、これ!
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Kartoffel(ジャガイモ)レストランだ〜っ!










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いもスープ!









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いもオブジェ!






いやあ〜。いもとの出会いは、どこにでも転がっているものですね〜。

ハーメルンに、いもレストランがあるなんて全く知りませんでした。奇跡!


さて、頭を「いも食い」から「ねずみ捕り」に切り替えましょう。
そこで向かったのが、

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ハーメルンの郷土資料館。笛吹き男さんがお出迎えです。






「ハーメルンの笛吹き男」は、その昔、この町で実際にあった事件がもとになっているので、そのあたりの詳しい資料を中心に、展示されていました。

その他、町の笛吹きたちをご紹介。

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笛吹き像その1










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笛吹き像その2










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アーティスティック笛吹き








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笛吹きからくり時計










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リアル笛吹き。









…実はこれ、「ハーメルンの笛吹き男」の野外劇のひとコマです。

5月から9月中旬の日曜日にしか上演されてないのですが、
「グリム」で「芝居」ときたら、こりゃ見ておかなあかんでしょう!

というわけで、
今回ちえぞうは、実はこれに照準を絞ってハーメルンにやってきたわけなのでした。

さあ、どんな芝居だろうかとワクワク…。

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ん? めっちゃ登場人物多いぞ?










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なんや、このおっちゃん、やたら間をとってしゃべるなあ…。






うまい人と、ものすごく下手な人が入り交じっている…。
なんや、この有象無象ぐあい…。
そして、全体から受ける、なんとも言えない素人くささ…。

これは…、もしや…、いわゆる…、
「村芝居」
ってやつかぁ〜っ!

と、早い段階で気づいた私。

要は、この町の人たちが、村おこしの一環として、観光客むけにお芝居をしているんですね。
「あのネズミ役はどこどこの何ちゃんで、今笛吹きやってるのは、だれそれさんちの若だんさんやで」
みたいなノリなんですね。

だから週末、日曜日だけにしかやってないんや! 
と、なんか変に合点がいってしまいました

そう思って見るとそのシロウトくささが、またオツなもんでして…。
「わあ、段取りわるいなあ〜」
なんて思いながら、最後まで楽しく見ました。

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ネズミ役の子どもたち









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導かれるネズミたち。
ぞろぞろ…








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子どもがいなくなって、嘆き悲しむ大人たち








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カーテンコール。みなさん、よくできました〜。









ちなみに、水曜日には同じ場所で、ミュージカル「RATS」を上演してるそうです。
笑ける…。

さて、目的を果たしたところで、次は、ごはんごはん…。

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レストラン「ネズミ捕り男の家」へ。

名物「ネズミのしっぽ料理」を注文しました。







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目の前で調理してくれるというサービス付き。

燃え上がるネズミの尾!







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できあがり。
素朴な味わいの
(豚肉)料理でした(笑)







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「ネズミ殺し」もいただきました。

こちらも燃えます。







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ビールグラスはこんな感じ。










ちなみに、このレストランの角を曲がった通り「Bungelosenstrasse」は、音楽とダンス禁止の道だそうです。
伝承では、実際にこの道を通って、子どもたちが出て行っちゃったとか…。
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通りの名前の下にちゃんと注意書きがしてあります。








期待以上のパフォーマンスを見せてくれたハーメルン。
町全体がおふざけモードで、テーマパークみたいでした。

ありがとう、ハーメルン。

最後にお土産の紹介を。
いろいろ買いましたが、ごてごてした観光地的な品が多い中、秀逸だったのがこちらのポストカード。
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いっぱい買っちゃった…。

実はけっこう好きなの。笛吹き。

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おもいだしもって旅行記 「ブレーメンとハーメルン」その1

ドイツ好き、児童文学好きなら、一度は行ってみたいのが、メルヘン街道の有名どころ、「ブレーメン」と「ハーメルン」でしょう。

なんせ、お話の題名に入ってるんですからね〜。

いっぺんどんな町か、この目で確かめておきたい!
…というわけで、2007年の9月、週末を利用して行ってまいりました。

グリムつながりで「ブレーメンとハーメルン」なんてよく仲間みたいに言われますが、実際行ってみると、この2つの町、「街と町」いや、「大都会と村」ほどに規模がちがっておりました。

まずはブレーメンから…。第一印象は、

大都市! 港町! 建物がでかい!

北ドイツの町に行くのは初めてだったので、雰囲気のちがいに、感動してしまいました。
ドイツで「海」を感じられるところって、なかなかありませんからね〜。

大都市だけど、ちょっと入るとかわいいお店がいっぱいあって、何時間でもブラブラしていたかったのですが、あまり時間がなかったので、駆け足で見所だけおさえてまいりました。

P1090506_2 世界遺産の「ローラント像」。

ブレーメンを守る町のシンボルです。

この前の広場にはストリートパフォーマーがたくさん。

こういうところで一旗あげるつもりだったのかな〜?



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このひとたちも…。






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サイズはこんな感じでした。








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ローラント像とセットで世界遺産になっている市庁舎の地下には、ワインで有名なラーツケラー(レストラン)が。

とっても素敵な雰囲気でした。




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町の見どころ、中世の雰囲気を再現した「ベットヒャー通り」。

狭いけど、とってもいい雰囲気。






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この通りには、マイセン磁器でできたグロッケンシュピールがありました。きれいな音色…だったと思う

(うろおぼえ)


 

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ちょっと足をのばして、旧市街の「シュノーア地区」へ。

ここがまたステキ! 

ちっちゃなオモシロ店が、軒をつらねています。



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中でも気に入ったのが、こちらのペーパークラフト屋さん。





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この魔女すてき!





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ってことで、買っちゃいました〜。まだ作ってません(笑)





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路地をぬけると、こんな通りがあって…






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こんな建物があって! 

うは〜。ええわぁ〜、かわいいわぁ〜。







なんて、テンション上がったところで時間切れ…。
泣く泣く次の目的地、ハーメルンへ向かいました。

メルヘン街道の町って、小さいところが多いので、たいがい、「うちら、これしかありまへんねん」的に、グリム童話をアピールしてはるのですが、ブレーメンはちがいましたね〜。

都市として、生き生きしてました。

「グリム? ああ、そんなのもあるけど、他にもいろいろあるから楽しんでってよ! ディスコとかさ! オペラとかさ!」みたいな。

大都市の余裕ってやつでしょうか。

また行きたい! と強く思う町のひとつです。

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おまけ。ブレーメンの駐車場にて。これは「音楽隊」をイメージしてる…のかなあ?

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聖マルティン祭

ハロウィンがドイツの祭りでないとすると、じゃあドイツの秋の行事ってなんなのさ、というと、これがそれ。

11月11日の「聖マルティン祭(Sankt Martinstag)」

なのですね〜。

日本人にとっては、「はあ、なんのこっちゃ?」というほど知名度ゼロのこの行事、ドイツ(カトリック圏だけかもしれませんが)では、誰もが知っている秋の代表的行事なのです。

「聖マルティン」というのは、もともとローマの騎士なのですが、キリスト教にも関心を持ち、さまざまな善行をしたことで知られているそうです。

中でも代表的なのは、
「ある冬の日、寒さに震える貧しい男に出会った聖マルティンは、自分のマントを剣で半分に切り裂いて、片方をその男にかけてやった」
という逸話で、この日はこれにちなんだ催しをするのです。

聖マルティン祭が近づくと、子どもたちは、学校や幼稚園で「聖マルティンの歌」を歌い、1人ひとつずつランタンを作ります。聖マルティンの夜にはこのランタンを持って行列を作り、歌いながら歩くのです。

ランタンのデザインは動物やお花などさまざまで、みんな人とは違う物を作ろうと工夫するので、この時期になると、子ども向け雑誌にランタン作りのアイディアが載っていたり、お店で「ランタン作りキット」が売ってたりします。

日本で言うと、こいのぼりや鬼のお面みたいなものでしょうか。
「みんな幼稚園で作ってくる」的な(笑)。

ちなみに、ランタンの本体(持ち手と豆電球部分)は、既製品としてこの時期どこででも売ってるそうです。
昔は本物のろうそくでやっていたそうですが、危ないので今はみんな豆球だとか。

さて、11月11日の夜、日が暮れるとみんなしっかり防寒して、ランタン行列に繰りだしました。

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ヨッシーとシャナのランタンはチーズとねずみさん。







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灯をともすとこんな感じです。








村の主要な道を通って、広場につくと、そこはちょっとしたお祭り会場になってました。
一角では聖マルティン様の再現劇をやっています。
例の、マントを半分あげるやつです。

けっこう観客が多いので近くには寄れず、「ほう、やってるねえ」と高みから眺めていたのですが、終わった後、どこかに行っていたイルカが突然現れて、
「ちょっとチエ、聖マルティンと写真撮らしてもらいなさいよ!」
見ると、マルティン様が目の前に…。
どう見ても村のどっかの兄ちゃんだし、
「べ…別にいいんだけど…」と思ったのですが、
「そらええわ!」「ええ記念になるわ〜!」という周りの異様なテンションに押し切られ、ツーショット写真を撮ることになりました。

マルティンさま、人気者なのね…。

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彼が「聖マルティン2007」。









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芝居が終わり、たき火を囲んでやれやれと言ってるところ。







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左が聖マルティン、右がマントをもらった貧者役。








芝居が終わってからも、みんな広場に残って飲み物を飲んだり雑談したり。
ただのお祭り騒ぎというよりは、静かにほっこりと秋の夜長を楽しむといった雰囲気で、なんだかええ感じの夜でした。

ランタンがとにかくかわいかったので、いろいろ撮らせてもらいましたよ。

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てんとうむしランタン








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ねこランタンとうしランタン








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お月さまランタン








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私の大好きなヤーノッシュの「トラアヒル」ランタン

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ドイツのハロウィン

ホームステイ先の村「ウェストキルヒェン」と、勤務先の町「ミュンスター」との間は、車で片道30分の距離。

毎日の通勤ドライブ中(もちろん運転手はホストマザーであり学校の同僚でもあるイルカですが)、私はたいてい窓の外に広がる真っ平らで畑ばっかりの広大な風景を眺めていました。

その時目につくのが、畑の中に立っている看板。この看板がドイツの季節の移り変わりを教えてくれました。

春には「Spagel(白アスパラガス)」、初夏には「Erdbeer(イチゴ)」、そして秋には「Kuerbis(カボチャ)」!

つまりは、「農家で直売しますよ」というお知らせの看板なのですが、いつもはビュンビュン素通りして見向きもしないイルカが、ある秋の日「Kuerbis(カボチャ)」の看板に反応! 
車をそっちに走らせます。

農家直買初体験だ!と、わくわくしながら進むと…。

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まあ、なんてステキ! いろんな種類のカボチャたち。
ちなみに、一番大きい品種はドイツでは「Hokkaido」という名前で売られています。(ナゼ?)



これをいくつか買って帰って、何をするかというと、もちろん…、

ハロウィンの準備!
なのでした。

「きゃ〜っ、ハロウィンだって〜。すてき〜! でも西洋ではあたり前よねっ。伝統よねっ」

なんて私が浮かれていると、イルカがビシッと、
「ハロウィンなんて、10年前には誰もやらなかった」

…そう。ハロウィンはもともとアングロ・サクソン系民族のお祭りなので、ゲルマン国ドイツには、そんな行事は存在しないのです。
ところがドイツも昨今アメリカナイズされてまして、子どもや若い家族中心に「ハロウィンやろうぜ、やろうぜ、楽しいじゃん!」となってきたそうなのです。

まあ、何はともあれ、おもしろそう! ってことで、まずは定番のカボチャランタン作りから。絵や写真では見たことがあっても、実際に作るのは初めてでした。

まずはマジックで下書きをします。

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シャナ(3才)と比べてこのサイズ。でかい!




そこにナイフをグサグサ刺して、少しずつ切っていき、てっぺん部分をガバッとはずします。(意外と簡単で楽しい♪)

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そしてスプーンで中身をほじくるのですが、「わた」だけじゃなく、ぶあつい実の部分も削った方が、いたみにくくて良いそうです。




…ということでやってみたのですが…かたい!痛い!手が!

「削った実はカボチャスープにするのよ」というイルカの言葉だけを励みに、ガリガリガリガリ! いや〜、がんばりました。

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最後に目、鼻、口をくりぬいて完成! 玄関に飾りました。
(ちなみに私が一人で作ったのは、中段のちびっこいのです)






私が働いていた学校も、この時期ハロウィンムードだったので、ここぞとばかりにハロウィン関連の折り紙を教えまくりました。

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イルカの受け持ちの「Igel(ハリネズミ)クラス」の作品。
おばけカボチャは、簡単なのにけっこうリアルで、好評でした。
折り方はこのサイトをご覧ください↓
http://www.origami-club.com/


さてさて、ハロウィン当日。

夕方私が部屋にいると、「ウオ〜ッ!」という叫び声とともに、小さなヴァンパイアがとびかかってきました。
「ひえ〜っ!」
本気でびっくりしました。恐怖さえおぼえましたよ。

ヴァンパイアに変身したヨッシーは、ありゃ、身も心も吸血鬼化してました、ほんとに。
そして、バットマンならぬバットガールもバタバタと乱入。

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見よ、恐怖の兄妹!







その夜にはもちろん、血も凍るような晩餐が待っておりました…。

P1090895 蜘蛛が!蜘蛛が這っております!









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飲み物はもちろん「ブラッド」オレンジジュース。








こんなことをさらっとやってしまえるイルカのセンスに、いつもながら脱帽です。

けれど、「すごいね!」と喜ぶ私に、しつこいほど
「言っとくけどハロウィンはドイツの行事じゃないからね!」
と繰り返すイルカ。
もう分かったよ…(笑)

食事の後は、お待ちかね、「trick or treat(お菓子かいたずらか)」の時間です。
ドイツでは「Susses oder Saueres (甘い物か嫌がらせか)」といいます。

「チエもいっしょに行く?」と聞かれたので、もちろんついていきました。
真っ暗な田舎の夜道を、ヴァンパイア兄妹とその母とともに自転車と走り回るのは、なんか変な笑いがこみ上げてくるような、おかしな感覚でした。

知り合いの家をひと通りめぐり、「Susses oder Saueres?」と言って「はい、Sussesよ」とお菓子をもらう、という流れだったのですが、あるおうちでは面白い切り返しをされました。
「Susses oder Saueres?」と言うと、その家の人が、甘いグミキャンディーとすっぱいグミキャンディーを1つずつ持ってきて「はい、Susses(甘いの)oder (か)Saueres(すっぱいの)?」と聞き返してきたのです。

ドイツ語の「Saueres」には「すっぱいもの」と「嫌なこと」という2つの意味があるんですね〜。いやお見事!

なぜか付き添いの私まで、たくさんのお菓子をもらって、ほくほくのハロウィンの夜でした。

P1100539_2

最後に学校の用務員のMr.マッキンタイヤー(スコットランド人のおもろいおっちゃん)ハロウィンバージョンです。
和風…(笑)

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ちえぞう生還です

ずいぶんと更新が遅れていてすいませんでした。
先週2月16日の土曜日、ちえぞうは無事ドイツから帰還いたしました。

心配してくださった方、日本で支えていてくださった方、ドイツで仲良くしてくださった方、本当にありがとうございました。

1年にわたる冒険旅行から懐かしの我が家に帰ってみると、一年分の郵便物に、ドイツから送った段ボール何箱分もの荷物、荷物、荷物…。
整理できていない写真、写真、写真…。
しばらくは後片付け作業に追われそうです。

いもいも日記、まだまだ書けていないネタがいっぱいあります。
(そもそも、イモのことをほとんど書けていませんし)
ちえぞうはドイツから帰りましたが、今後もドイツでの思い出を気の済むまで綴り続けるつもりですので、これからもたまに覗いていただけるとうれしいです。

一段落したら、お仕事を探さなければ…。
皆さま、ええ話がございましたら、よろしくお願いいたします(笑)

写真は、ペルケ家の子どもたち、ヨッシーとシャナの身代わりとして私についてきた、ねずみくんです。
日本の風景をこいつと一緒に撮影して送るねと、ペルケ家と約束をかわしてきました。(アメリのような感じ?)
まずは、機上のねずみくんです。

P1120302

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あと1ヶ月

実は実は、突然ですが、今週金曜にお引っ越しすることになりました。
といっても、日本にではなく、ドイツ国内でのお引っ越しです。
ペルケ家から、劇団仲間のノルベルト(火吹き男)の家にうつります。

もともとは、1月末まで小学校で働いて、その後2週間ほどブラブラして日本に帰る予定だったのですが、ここへ来て新たなプログラムが舞い込んできまして!

時はさかのぼること、2006年の夏、まだ私がドイツに来ていない頃の話。
イルカがお友達の結婚式に行った時、ミュンスター市内にある「Coppenrath」という
出版社で働いているという女性と知り合ったそうです。
翌年から私がペルケ家に来るということはもう決まっていたので、「もしかしたらチエに紹介できるかもしれない」とひらめいたイルカは、その場ですぐメール交換。「うまくいけば、インターンとして働かせてもらえるかもよ」と、ずいぶん前から言われていたのです。

Coppenrathというと、ドイツで2番目に大きいという老舗の児童書出版社。
そんなところでインターンさせてもらえるなんて、まさに夢です、まぼろしです!
ドイツで劇団に入るのと同じくらい、いえ、それ以上に私にとってぶっとんだお話。

とはいえ、学校の仕事もあるし、ドイツ語にも自信が無かったので、のばしのばしにしておりまして、11月頃に、やっとコンタクトをとり始め、年明けに具体的な日程が決定したわけです。というわけで…

1月21日から2月13日まで、ちえぞうは、ドイツの出版社で働くことになりました。

ということになったので、年明けからたった2週間で小学校とお別れしなければならなくなり、ペルケ家からミュンスターに毎日
一人で通うのはかなり厳しいので、ミュンスターにもうちょっと近いノルベルト宅で居候させてもらうことになり…と、ばたばたと事がはこんでいます。

今まで学校でやってきたことのまとめ、お別れのプレゼントの準備、引っ越し&帰国の準備が重なって、てんやわんやで、なんかまだ学校を去るという実感がないのですが…。

そして最後に少し大事なお知らせ。
引っ越し先では、インターネットがそんなに自由にできないと思うので、メールの返信が遅れてしまうことが多くなると思います。
急ぎの内容は携帯までおねがいしますねー。

帰国は2月16日です!あと1ヶ月!

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フランクフルト(コスプレ)ブックメッセ

学校が冬休みにはいり、ちょっとひと息ついたので、やっと更新です。
なんと、10月までさかのぼります。すいません…。

10月13日、世界の本の祭典、フランクフルトブックメッセに行ってまいりました。
世界中の出版社がブースを出して、版権のやりとりなどをする、一大見本市、本のオリンピック、というわけで、「ドイツにいるからには、ちょっくら、この目で見ておこう」と、今回も物見遊山的にのりこんでまいりました。

朝イチに着いて、終わるギリギリまでいたのですが、まあとりあえず、

広い!!

ボローニャ児童書展もたいがい広かったですが、今回はその比にならない規模です。世界中の出版社のブースに加えて、映像、古本、紙の業者まで来ているので、もう、全部見て回るのは、無理ですわ。
…と、お昼頃にあきらめた私は、ドイツ児童書部門と、クリスタさんがブースを出している「Kunstbuch(芸術本)」部門をメインに回ることに決めました。

しかし、ドイツ児童書コーナーの建物が、あまりに混んでいる。しかも、おかしな服装の人がうじゃうじゃ。これは…、
コスプレです。コスプレイヤーたちです!
実は児童書部門のすぐ隣がコミックコーナーになっていて、この日は週末で一般入場できる日だったので、ドイツ全国からMANGAファンたちが集結していたのであります。
広場にも、建物の中にも、群れる群れる、コスプレイヤーたち。
フランクフルトブックメッセは、いまやコスプレイベントと化していたのでした…。

そんなMANGAファンたちを横目で観賞しつつ、時間に追われながら見て回ったのですが、一番おもしろかったのは、やはり「Kunstbuch(芸術本)」コーナーでした。

芸術作品としての本、いわゆる手作り本のコーナーなので、クリスタさんのような活版印刷の人や、カリグラフィーの人、手製本の業者などがブースを出していて、他の部門のお商売的な雰囲気とは違う、クリエイター的といいますか、なんとも浮世離れした空気が流れていました。

まずクリスタさんのブースに顔を出すと、懐かしのマイスターは私を見てひと言、
「元気っ?(
Wie geht's?)」

「あなた誰だっけ」とか「ほんとに来たの?」とか、そういうをすっとばした、昔からの知り合いのようなあいさつに、感激です、光栄です、さすがです、マイスター。

久しぶりに見たクリスタさんの作品たちはやっぱり素敵で、あれもこれもと見ていると、隣にどうやら日本人らしい若者が2人。
話をすると、大阪で雑貨&本屋を営んでらっしゃるそうで、ブックメッセとクリスタさんの工房見学をメインに、ドイツを見て回っているとのこと。また一つ、面白い出会いをしました。

お二人はドイツ語がしゃべれず、クリスタさんは英語ができないので、話の流れでなぜか私が通訳をすることに。たどたどしいドイツ語なのに、「すごい!ペラペラですね!」と言われ、勘違いしてええ気分になってしまったちえぞうでした。

人ごみをすりぬけ、縦横無尽に歩き回り、要所要所で手に入れたカタログはずっしりと重く、最後はへろへろになってタイムアップとなりましたが、世界中の本に携わる人たちが、ひとところに集まってワイワイしている雰囲気が味わえて、とっても充実した一日でした。

P1100524 やってきました、フランクフルト中央駅!








P1100499 人の流れについて歩いて行くと、意外と簡単に会場に着きました。入り口前で古本市をやってました。「おおー、さすが本のお祭り」と思いながら入場。





P1100501 とにかく広い!








P1100500 本がらみのイベントも盛りだくさん。まずは、中庭にあるサーカス小屋みたいなテントの中へ。「2007年ドイツ児童図書賞」受賞者の座談会を見てきました。






P1100502 本の上に座ってる…みたいに見える、いす







P1100522 辞書メーカー「Lamgemscheidt」のブース。







P1100503 ブレーメンの音楽隊も読書中。







P1100504 本だけじゃなくて、地球儀コーナーもありました。地図つながりのようです。






P1100506 クリスタさんのブース。来年5月、日本に来られるそうです。会えるといいなあ。







P1100507 クリスタさんのお隣のブースには、変わったおじさんが。一見普通の本が、表紙を持ち上げると、ビヨーン。
「これは日本の製本技法だ。知らないのか?」と言われました。うーん、何折りと言うのでしょう、これ。



P1100508 製本職人さんの実演もありました。








P1100509 DS体験コーナーも。








P1100510 ドイツの子ならみんな知ってる人形アニメのキャラ「Sandmeannchen(砂まき小人)」の本。眠りを誘う魔法の砂をまく妖精です。





P1100511 「カラテハムスター」!








P1100512 ドイツで大人気「Hexe Lili(魔女リリー)」作者のサイン会に遭遇。さっそく、そこらにあったポスターをひっつかんで、一筆いただきました!ヨッシーとシャナへのお土産に。




P1100514 ドイツでおなじみのミニ絵本「Pixi」。持ってるこの方もかわいらしい。







P1100515 「騎士の城」という本を開くと…








P1100516 騎士の城がドーン








P1100517 お花の種がついた本もありました。








P1100519 コスプレイヤーたち








P1100520 こちらも。








P1100521 もっとすごい方たちもいっぱいいたのですが、残念ながら撮り逃しました。







P1100523 ドラえもんも、ドイツ語で「Willkommen!(ようこそ)」という札をあげてます。
日本コーナー、小学館さんのブースにて。






P1100525 せっかくなので、少し観光も。フランクフルトもきれいな町でした。







P1100526 旧市庁舎の中庭。美しい。








P1100527 最後に小ネタ。レストラン「黒星亭」ですって。おすもうさんは入れませんねー。

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バタバタですわ

ほんとうにずいぶん更新が滞ってしまっているのは、ほんとうに忙しいからでして…。
たまにのぞいてくださっている方には申し訳ないです。
今日、ドイツでの仕事先を斡旋してもらったIIPという協会に活動報告を送ったので、その内容をコピペして、近況報告に変えさせていただこうと思います。
こんなことしてます。

>研修期間も終盤に入った10月頃から、積極的に日本を紹介する活動をしています。
エンジンがかかるのが遅すぎたかな、と焦る気持ちもありますが、残された時間でできるかぎりのことをやろうと奮闘しています。

学校では、定期的に「発表するのも見に来るのも自由」という、小さな全校発表会があるのですが、そこで私の担当する「日本クラブ」の子ども達といっしょに、けん玉やこまなど、日本のおもちゃの紹介と実演をしました。衣装も着物やハッピなど、日本風な物を身につけることにしたのですが、当然私が子ども達全員を着付けなければならず、直前はもうドタバタ。
それでもなんとか好評のうちに終わることができました。

日本クラブでは、おにぎり作りもしました。14時からのクラブに向けて、私は朝から鍋で8合のお米を炊き、丸一日かけて準備しました。
ラップを使ったので、子ども達もそれほど混乱せず楽しんで作ってくれましたが、海苔や塩昆布などは、見た目からか、手を付けない子がほとんどでした。
みそ汁も振る舞ったのですが、やはりワカメに拒否反応を示す子が多く、全く手を付けない子もいました。
せっかく日本から持って来たになーと、ちょっと残念でした。
こちらの人にとっては、「海藻」というと、「海で足にからまる藻」をイメージするようで、なかなか受け入れられにくいようです。

一般の授業では、音楽や図工など、芸術系の授業で「何かやってくれないか」と言われることが多いです。
一度「音楽の授業で、日本の踊りを教えてくれ」と言われ、悩んだ末に、童謡「大きな栗の木の下で」と河内音頭(子ども向けに振りを簡単にアレンジしました)を紹介しました。
どちらも意外と好評で、「大きな栗の〜」は、その後何度も練習して、これまた全校発表会で発表することになりました。発表会では最後に、観客の子ども達や先生方もいっしょになってやることになり、会場全体が一つになりました。歌詞は難しかったようですが、体の動きはみんなすぐできて、盛り上がりました。

河内音頭の方はちょっと難しすぎるかなと思ったのですが、子ども達の方から「練習して発表したい」という声があがり、12月のクリスマス会で保護者の前で発表することになりました。クリスマスに盆踊り…日本人からするとミスマッチですけれど。

これまでは、先生方のリクエストに応じて、なりゆき的に授業を手伝うことが多かったのですが、「せっかくなら、私自身が伝えたいと思う日本を紹介したい」という思いが強くなり、90分×3回くらいの予定で、日本を総合的に紹介する授業を計画することにしました。各クラスの先生に持ちかけて、少しずつ授業時間をもらっています。
第1回目は「日本の学校生活」をテーマに、写真やDVDを見せながら日本の子ども達の暮らしぶりを紹介。
こっちとは何もかもが違うので、みんなかなり興味深く見てくれています。
第2回目は「和風ってなに?」をテーマに、日本の音楽や服装、文字などを紹介する予定です。
とかくこっちの人たちには、中国も韓国も日本も東南アジアも、ぜんぶいっしょくたに「アジア風」とまとめて考えるので、本当の「日本風」とは何かということを、少しでも感覚として掴んでもらえればという願いをこめてやっています。

研修期間も残り少ないですが、なんとか全クラス回ってから帰りたいなと思っています。

大人向けの講座も始めました。
学校の先生向けに、「折り紙」「茶の湯」「ビデオ上映」「書道」の4回です。
先日折り紙が終わりましたが、夜の学校で和気あいあいと、とても楽しいひとときでした。
ホームステイ先のWestkirchenという村でも「茶の湯」と「折り紙」をすることになり、先日茶の湯が終わりました。
お茶をたてる以外にも、花を生けたり、着物を着たり、資料を用意したり…。やることがいっぱいで大変でしたが、こちらも好評のうちに終わることができました。
お茶の味は「海藻の味がする」「干し草のにおいだ」など、びっくりするような感想が出ましたが…。

どの活動を通しても言えることは、「一人でやるのが大変」ということ。
こっちの人たちにとっては、なにもかも初めてのことなので、「手伝いたくても手伝いようがない」という状態。活動を頭のなかでイメージできているのは私一人なので、準備はもちろん、質問や苦情も私に集中します。おまけに言葉の問題もあり、いつもてんやわんやです。
ゼロから人に何かを伝えるというのは、本当に大変ですね。

ドイツの人たちに「日本て何?」ということを伝えながら、私自身も「日本て何?」と自分に問い直している毎日です。

P1100528 「日本クラブ」にて。必死で折り紙を折るちえぞう。







P1100555 さあ、握りはじめ!










P1100558_2 こんな感じにできあがり。ラップを使ったので、頭がとんがっております(笑)









P1100557 紙とゴムでこしらえた、初心者用おはし。(ケルンの日本料理店で働く友達に教えてもらいました)みんな喜んで使ってました。箸置きは折り紙で。

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P1100549 先生向けの折り紙講座。
同僚のマリアに手ほどきする私。









P1100593 Westkirchenでも折り紙講座をしました。
みんな一生懸命。









P1100594出来あがった作品たち。

ん〜クリスマス!








P1100595 お茶会のようす。学校の図書室の一角で、やらせてもらいました。









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オクトーバーフェストで飲んだくれ

おじちゃんとの静かな日々から一転して、秋休み後半の10月3〜4日、乗りこんでまいりました! オクトーバーフェストへ!
オクトーバーフェストというのは、毎年ミュンヘンで開かれる、あまりにも有名な、ビール飲んだくれ祭り。
ドイツにいるからには行っとかなきゃだめでしょう!
ということで、再び懐かしの地ミュンヘンへ、足を踏み入れました。

ドイツのお祭りに付きものなのは、中で飲食できる巨大テントと、食べ物やゲームなどの、いわゆる夜店と、あと、移動遊園地です。
ジェットコースター、観覧車などの大型遊具が「やってくる」んです。
なんということもない広場だったところが、突然遊園地に変身するのです。

というわけで、オクトーバーフェストの会場も、こんなことになっておりました。

Dvc100021   観覧車の上から撮りました。(ブレブレでごめんなさい)









とにかく会場が広い!観覧車のてっぺんから見ても、見わたすかぎり光の渦なんです。
ミュンヘンにこんなだだっぴろい場所があったなんて、知りませんでした。
ちなみに、ドイツの観覧車は、回るスピードが速いです。そして、2周も3周もします。何度もてっぺんを味わえるから、ちょっとうれしいです。

さてさて、そんなことよりも!なんつっても!まずはビールでしょうっ!!

というわけで、実際のところは、まずビールテントへ突進しました。
しかしまあ、テントがいっぱいありすぎて、どこへ入ったらいいものか。
おそるおそる1つのテントをのぞいてみると…、

Dvc100017_2  

いきなりカルチャーショックです!
人が、テーブルの上で踊っている!
音楽がうるさすぎて、話ができない!
もう、踊るか歌うか飲むかしか、道は残されておりません!
一瞬で浮き世の意識は吹っとび、「参戦しなければ!」と思ったのですが、席はぎゅうぎゅう。

こういう所の席とりって、意外と大変で、空いているように見えても、冷たく「空いてねーよ!」と言われてへこんだりするんですが…今回は違いました。
「ここ、空いてるよ!予約って書いてるけど、誰も来てないから、どうぞお座りっ!」
今宵会う人、みな飲み友達。
とてもいい雰囲気のテーブルに座らせてもらいました。

さっそく注文しました。鳥の丸焼き(1/2サイズ)と…

Dvc100018 1リットルビール!










Dvc100019 うまい!しかし重い!










さて翌日は、外国人客が多いことでも有名な、超ベタどころ「ホーフブロイハウス」のテントへ。

Dvc100028 じゃじゃーん。










Muenchen_062 やっぱり中はえらいこっちゃになっております。









今回相席したのは、地元の3人組と、ノルウェーから来た夫婦。
各国の言葉で「乾杯乾杯!」と言い合って楽しみました。
ちなみに日本の「カンパイ!」は、覚えやすいのかして、どこで教えても、みんな喜んで言ってくれます。

Dvc100027 ビールのあてには、大根(Radi)も定番のようです。輪切りのように見えて、実はこんな風にびよーんとつながってます。







なんかもう、美味しいとかまずいとかいうものではなく、「祭りだよ〜!」という雰囲気が楽しくって、
そんなにたくさんは飲まなかったけど、とってもとっても楽みました。

さて、これだけ人が集まると、いろいろと大変なこともあるもんでして、帰りの電車は、ものすごい混みよう!
「身動きとれない」というのは、ドイツでは初めてのことでした。「ルミナリエ…」「淀川の花火…」などと頭の中でつぶやきながら、妙に懐かしい気分で帰りました。いや〜、混んだ混んだ。

さらに宿泊も大変なわけです。
なにしろ世界中から飲み助が集まってくるわけですから、ホテル代も、この時期はどーんと跳ね上がります。
でも、その点は私は大丈夫。
ミュンヘン在住の学生さんOちゃんのお宅に転がり込むという作戦でクリア!
ほんとにありがとうね、Oちゃん。

最後におまけです。
ミュンヘン2日目の昼間、またもや国際児童文学館へ行ってきました。
借りてた本を返しに行かねばならなかったのです。(なんと2ヶ月借りてました)
入ろうとしてびっくり!

Dvc100023 入り口に、 毛がたれている!









ラプンツェルですよね? 窓にガーンはさまってますよ!
どうやら、今、グリム関係の展示をしていて、その関連のようですが、こんなことは初めてだったので、度肝を抜かれてしまいました。

そして、またもやミヒャエル・エンデミュージアムへ行った私。
そこでこんな物を発見。

Dvc100024_2  

エンデが知り合いの子どもにプレゼントした物のようですが、これ、「ジム・ボタン」の登場人物たちの「直筆サイン色紙」です。

登場人物のキャラがよく表れていて、ほんと秀逸です。
一番上の大げさなのは王様のサイン。中国人キャラのサインは縦書きです。
真ん中の点線でかこってある部分には、「海の王様のサインですが、水で書いてあるので見えません」と書いてあるようです。
すばらしい!また来て良かった。
というか、もっと早く気づいとこうよ、私…。

本の登場人物からのサイン。こんなのもらえたら、絶対宝物にしますよね。
お子様のクリスマスプレゼントに、いかがですか?

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